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レブル  作者: ヘアピン
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とても退屈な授業

急いだ甲斐あって僕と秀哉は授業開始に間に合った。


少し息を切らしながら次の社会の授業の準備をする。


確か社会はレブルについての授業だったな。


準備を素早く終えて、先生が来るのを待つ。


数分もしないで少しガタイのいい社会の先生が入ってきた。


教卓の目の前に立ち授業開始かと思ってたが少し違った。


「えー、お前らさっききたメッセージは見たか?」


あー、あのメッセージかと少し教室がざわつく。


「ここ最近レブルが増えつつあるらしい。いろんなところで詐欺まがいの勧誘をしてるらしい。くれぐれも引っかがらないように!」


はーい、みんなただ返事をしただけでなにも考えてないんだろうな。


僕だけにしかこの怖さは知らないんだろうな。


レブルのことを聞くと過去の事を思い出してしまう。


昔の話は考えないようにしてたのに、いや克服して前に進まなきゃな。


気を取り直して授業をちゃんと聞くか。


先生は黒板に今日の授業について書き始めいた。


レブルについての授業、今この国を乱している連中は何を考え反逆者として戦っているのだろうか。


板書をしていると、先生が書くのをやめ、生徒たちを見始める。


その時ちょうど目が合ってしまった。


「神崎、教科書の258ページの文章を音読しろ」


なんで僕が。とりあえず立って音読をし始める。


音読している中で1つ不思議に思ったところがあった。


[彼らの目的は世界を変える事]


この文章だけなぜか妙に引っかかった。


今は変えるほど問題があるわけでもない。だが機械に任せっきりなのはおかしいが、それでも成功している。


何を変えたいんだろうか。


音読を終え先生がありがとうとお礼を言って話し始める。


「レブルの具体的な目的は未だわかっていない。ただ奴らは一言、世界を変えるとしか言わないのだ。おかしな連中だ。自分らが国を乱してんのにな」


先生の意見に同意だ。

間違ってるのはレブルの方だ。


「そして奴らは全身黒服で、活動することが多いのは夜中だ。そしてここからが重要だ」


みんなが先生の顔を一斉に見る。


「奴らは光剣を使う」


光剣?全員が頭に?がついてるのがわかった。


「昔のアニメや映画でビームサーベルっていう武器があったろ?あれのことだ」


あー、それかと納得した生徒がたくさんいたが何人かはまだわかってないらしい。


「明日は…体育の授業があるな。その時に担当の先生に見せてもらうように指示しとくから」


実物があるなら持って来いよ、とツッコミを入れたくなった。


「やつらは光剣を使い、物を壊し、人を殺し、好き勝手にやっている。それを止めるために日本政府は組織を作り始めている」


「次の授業ではこの続きからやるから予習しておくように」


気づけば授業のチャイムが鳴り響いていた。


次はホームルームか。それを終わったら急いで帰ろう。


そう思いながら僕は休み時間を寝て過ごす。

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