転生後
この話から一気に12年も飛びますが、12年間については別の話となります。
人生って言うのは時間が過ぎるのが早い。
異世界へ転生してから12年がたった。
最初は慣れない世界に困惑はしたが随分となれた。
孤児として変なババアに育てられたのは別の話だが、ここではしないでおく。また別の機会に……。
俺の名前はミラージュ・プレスだ。異世界には魔法があり、多種多様な魔法が存在していた。
魔法にも強さがありFからSSSまである。おれは残念ながらCという微妙な魔法しか使えない。
属性は水と風、得意魔法は合成魔法のミラージュワールド。
合成魔法は誰であっても使えないとババアは言っていた。まぁ、ババアが使えたので誰にもではないのだが。
そんなことを置いといて、おれはババアに8年間鍛えられた。と言っても幼い頃はまだ全然だったが、今では魔法を手足のように操ることが出来る。
そして、今日はババアと約束していた日で、魔法学園に行くことになっている。
どうやらババアは有名な人物らしく、何やらコネがあって、入学試験だけでも受けれることになった。
とてもめんどくさい。なんで転生してまで学校に行かなければならないのか。少年はそんな気持ちを胸に入学試験に挑む。