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Different world in the mirror  作者: 野良 由来
プロローグ 転生前
2/11

鏡についての噂

鏡についての噂をどのぐらい知っている?


合わせ鏡をすれば霊界に繋がるのは有名ではないだろうか。

実際に繋がっているかどうかは疑問だが、噂としては有名だ。


そしてもう一つに鏡が同じことを写さないことがある。


この二つ位は俺も知っている。


でも、そんなこといつもは仕事で忙しくて考えもしなかった。


偶然昨日見たテレビのせいで夜中に怖くてトイレに行けなかったくらいだ。


だから通勤の時にふと考えてぼーっとして信号を見ずに渡ってしまったのだろう。

普段ならきちんと周りをみて確認するのに……。



気がつけば視界の隅にトラックが見えた。


そしてなぜだかその時、交差点のカーブミラーを見てしまったのだ。



丁度鏡の中の俺と目が合う。


やはり噂は噂だったようだ。そのままトラックに体を預けようとする寸前、俺は見たのだ。

確かに俺が鏡に写っている、トラックも写っていてもう数センチに感じる距離まで近づいる。

だが、違うのだ。これは俺にしか分からない。だが、俺を見つめる、俺ではない何かの肩にのしかかって笑っている女を見て思ったのだ。


あぁ、世界は気づいてないのかと。


最後に見たのは、男が口を動かして何かを伝えようとしている瞬間だった。


そうして、偽鏡 神威は死んだのだ。


いきろ。


なんて不遜で傲慢な言葉。死ぬ寸前に言うセリフではない。


だから返事をしてやったのだ。


死んでも生きてやる、と。




次の話から一気に飛びます。

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