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見た目って大切だよね?

作者: 黒ユリ
掲載日:2014/09/19

 妹は私とは違って美人だ。真っ黒の艶やかな髪に、パッチりとした二重、そして健康的な唇。手足は長く、小顔で八頭身、しかも出るところは出ていて、正直羨ましい。

 学校に行けば男子から告白され、道端を歩けばモデルにスカウトされる。妹の周りには男子が沢山いてこれぞ逆ハーレムてかんじ。


それに比べて私は…ブスの一言に尽きる。茶色く傷んだパサついた髪に、薄い目。そしてカサカサの唇、しまいには切れて血が出ている。しかも全体的にぶよぶよとしたかんじである。


ああ。嫌だ嫌だ、なんでこんなヤツと姉妹なの?

学校に行けば、え、マジでぇ?本当に姉妹?血、繋がってんのー!?と叫ばれる。

繋がってますよ?これでも!!いいから黙れよ

とこちらも唾を飛ばしながら叫ぶ。

私が泣いて逃げるとお思いで?はっ。泣くわけ無いでしょ。泣いてもなにも変わらないことくらい知ってんのよ!!


「あー。良い男、落ちてないかなぁ」


ブスメンが欲しい。イケメンは駄目!!イケメンは性格が悪い。自分に自信を持ちすぎなんだよーコノヤロウ。


「お姉ちゃん…」


鈴を転がすような可愛らしい声。私には憎らしくかんじる。これはただの僻みだ。そんなことは知っているけれど…

 

「私に話しかけないで!!」


私の好きな人は皆、星鞠(妹)が好きって言う…。星鞠と比べられて…


「え、月鞠が俺のことが好き!?マジでぇ!キモッ!俺は星鞠が好きだし。そもそもあんなブスはナイわぁ」


ブス…好きな人に言われた言葉はとても痛かった。キモイとか、ブスだって言われていることを知ったときには流石に泣いた。彼はイケメンだった。あの日からもう、イケメンに恋をしないと決めた。


星鞠を嫌うのはただの八つ当たりだって…嫉妬だって知っているけど…やってしまう。


「ぐずぐずしているのは私の性に合わない。よし、化粧の上手い藤花の所へ行こう」


頬をペチンと叩き気合いを入れ、顔を洗った。

藤花ちゃんに会えるーふっじっかぁちゃぁぁん!!




「あら、月鞠じゃなぁい!久ぶりぃー♪会いたかったわぁん」


2メートルある高身長の女性が現れる。しっかりとお手入れをしているのだろう、明るめの茶色の緩くパーマのかかっている艶やかな髪。睫は長くて私の二倍はあるんじゃないかな。本当に日本人なのかとと思う程長い。手足はとても長く、筋肉がついていて、前に腕相撲したときには瞬殺でした…。寝起きなのか、少し髭が生えている。つまり藤花ちゃんはオカマなのだぁぁ!

藤花ちゃんは美形だけれど、性格が好きなので藤花ちゃんだけは大好きだ。



「相変わらずテンション高いね、藤花ちゃん。あのね、私を化粧で美人にして!」


「うふふふ。何かよくわからないけど楽しそうだから良いわよ♡」


あざーす!

藤花ちゃん大好きよー


化粧ははっきり言って好きじゃない。痒いんだもん。顔面が。

顔をしかめていると、もー力抜いてぇ!と注意されちゃった!てへぺろ



「できたわよー」


あーら。なんということでしょう!そこには美人が!!


感想。化粧ってこえー。


さー!遊びに行くぞぉ




わーナンパされたー


わー告白されたーてか、あんた誰?


女子の目がこーわーいーこれはもしや、嫉妬!?きゃー


美人になってもろくなことがなかった。


見た目が良いのは悪いこともあるんだね。美人だと良いことしか無いと思ってた。星鞠に今までしたことを謝ろう。そして昔のように仲良くなれるように頑張ろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公が思っているように、思います。 美人や可愛い子は嫉妬なり、男からの変な視線も強いはず。 かといってドブスでは辛いので、 ちょいブスや普通のブスが、 楽しく生きられる気がします。
[一言]  姉の普段の髪の手入れと肌のケアを妹並に頑張ればもてるというオチ?かなぁ。姉の駄目さは僻みっぽい性格も原因としてありそうですね。性格の暗さが彼女の駄目な雰囲気を作り上げていそうですね。化粧す…
感想一覧
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