決意
文化祭の後にニ者面談があり、今の悩みや今後のことについて聞かれた。
「今何か悩みとかはないか?」
「特にありません」
「サークルだけじゃなく部活にもはいってみたらどうだ?」
私の学校では1年生は強制的に部活かサークルに入らなきゃいけないのです。
「やりたい部活がありません」
「中学のときは、卓球部だったんだから卓球部に入ればよかったのに」
「中学の時から嫌々やっていたので・・・」
「でもいいのか?せっかく学年1位を取り続けていて、なにもせずに卒業で?楽しくない高校生活になっちまうぞ?」
「・・・」
私は中学の頃テストの順位は中の下ぐらいだった。高校では、なにかに操られているみたいにやる気を出して勉強にはげんだ。そのおかげで1位を取ることができ特待生にもなった。
だからそんな高校生活は正直言って嫌だった。
でもこれといってやりたいこともなく、どうしようもなかった。
「部活が嫌なら生徒会はどうだ?」
「向いてないと思います」
「まぁ今はそう考えるかもしれないが、また声かけるからもう一度考えてみて」
「はい、ありがとうございました」
生徒会か、無理にきまってるけど・・・
やる前に諦めたくない。
「先生!私生徒会に入りま・・・いや入りたいです」
「そうか、もう考え直してくれたか。生徒会選挙まで1ヶ月もないから、ながれはそのうち言うな」
「はい、お願いします」
私これから頑張る。今までだって上手くやってきたんだ。それに生徒会に入ればもしかしたら、もしかするとあの先輩に会えるんじゃ・・・?