お別れ会
翌日、クラスでのお別れ会があるため、私はいつもより遅く登校することになった。
いつも始まる時間は8:30だが、それよりも遅い9:00に学校にいった。
深雪「ふぅ......」
私は少しだけ息をはいた。
みんなと別れて他の学校にいくだけなのに、何故か緊張している自分がいる。
そう思っていると、いつの間にか学校についていて、そして教室についていた。
深雪「考え事をしていると、回りが見えなくなるって言うけど、本当のことなんだね......」
そう呟いたとき、先生の声が上がりやっと教室にはいれる。
ーーガラッ
教室の扉を開けたとき、教室のなかは真っ暗。カーテンが閉められていたようだ。
深雪(えぇ、ちょ、なんで?)
私の混乱は深まるばかりだが、それよりも恐怖感が襲ってきた。
いつも味あわない恐怖感で、心がモヤモヤしていた。
すると、そんな私を見た先生が『カーテンを開けてやれ......』と気のない感じでいったあと、シャーと音を立ててカーテンがあいた。
?「仕方ないな、いつもそんな感じじゃないのにね」
?「いつもの深雪だったらこんな感じで『わぁー、どうした?』見たいに言うのにな!」
?「ヤバイよ!一介にてる!」
二人が私を慰めようとして笑いを教室のなかに響かせた。
笑いなきなのか、悲しいからなのかどっちかわからないが涙が一筋、私の頬を伝った。それが引き金となったのか、涙がポロポロと出てくるようになった。
紗優「わっ、深雪泣かないの!主役が泣いたら私たちまで泣いちゃうからさ?ほら♪笑って笑って☆」
親友の紗優が私に笑顔をみせながらいった。
一介「そうだぞ!お前が泣いたら、お、俺まで......うわぁぁぁ!」
一介が男泣きを披露している。クラス一番のムードメーカーの渡部一介のおかげでいつもの笑い声が教室に響いた。
すると男泣きが終わったのか、自分の席にいって顔を真っ赤にさせていた。
すんごい恥ずかしかったのだろうwww
深雪(この笑い声が聞けるのが今日で最後なんだよね......)
目に涙を浮かべたまま私は切なげな表情をみせた。
それを見た紗優は、私に向かって『席について』といったから、自分の席についた。
そのあと、紗優は教壇の上にたって、こういいはなった。
紗優「えっとぉー!ここでサプライズとして、深雪にプレゼントがあります!みんな、準備はいいかい?」
皆「あいあいキャプテーン!」
古い......がとても楽しい。
とてもじゃなくて、もっと......もう言葉に表せないくらい楽しいと感じた。
人生のなかで一番楽しいかも......!!!!