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ひつじのうた

作者: 黒燕

夜、あったかいふとんの中で


夜、ふっかふかのベッドの上で


それでも、眠れない夜


誰かがひつじを数えるよ



そこは小さなまぁるい星の上


緑の上に冊が立ってる


そこをメェメェひつじさん


ぴょんぴょん冊を、飛び越える



たくさんいるように見えるけど


ほんとはあんまりいないんだ


そこは小さな星の上


すぐに一周してしまう



ひつじは数こそ少ないけれど


何度も何度も飛び越える


今日も眠れぬ誰かのために


ぴょんぴょん冊を飛び越える



聞こえてくるよひつじのうたが


メェメェメェメェ聞こえてくるよ


小さなまぁるい緑の星に


メェメェメェメェ響いているよ



メェメェ僕たち飛び越える♪


何度も冊を飛び越える♪


顔も名前も知らないけれど♪


誰かのために飛び越える♪



メェメェ僕たち飛び越える♪


明日も冊を飛び越える♪


誰かの笑顔が見たいから♪


僕らも笑顔になれるから♪



いつかどこかの星の上


小さなまぁるい緑の星で


いつでもひつじは飛び越える


ぴょんぴょん冊を飛び越える



だからぐっすり眠るといい


ちゃんとひつじに感謝して


だからすやすや眠るといい


ひつじの分も、しっかりと



おやすみなさい、ひつじさん


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