×月22日
バラとかの設定は完全に後付けです笑というかこの作品、行き当たりばったり?みたいな感じでやってるのでほとんど後付けです
【ベルル】
「そうか……」
ライタから、森であった出来事を聞いたサムさんは怒りを孕んだ表情をしていた。そんな時、一応事実確認で質問してきた。
「ベルル様、襲撃をしたのは間違いなくバラ様……いや、バラで間違いないんですね。」
「何年も一緒に居ました、絶対にあれはバラでした。」
そう聞くと、サムさんは剣を片手で握って立ち上がった。
「私も行きます!」
「な……ベルル様、あまりにも危険です。一度襲われている相手です。」
「兄とのケジメを付けずに私は死ねません!」
そう力強くはっきりと言うと、押されたのか、ぐぬぬ……と言いたげな表情をして、「絶対に守れる場所にいてくださいよ。」と言って渋々了承してくれた。
ライタ、サムさん、私の3人で昔の家の跡地に向かった。昔の家は、まるで「権力がある」と言いたげで、他の家よりも高く坂を登った先にある。
「来たか……ベルル。」
生憎、待ち受けていたのは豪華な家では無くバラの姿だった。まるでボロ雑巾のような黒い服を身にまとって、見るからに危ない雰囲気が漂っている。
「あら、名前覚えてたのね。私は貴方の事なんて忘れてたわ。」
「力づくで思い出させてやろうか……?」
そう言ってバラは腰からナイフ、短刀を取りだした。直ぐにサムさんとライタが庇おうとしたが、大丈夫、と言ってバラと向き合った。
「武器を使って私を殺せるの?本当に?眠ってる私を殺せなかった貴方が?」
挑発してそう言うと、一瞬バラはこちらに突撃してきそうになっていたが、冷静になって踏みとどまったようだ。あくまでこちらから攻めなければあちらに勝機はない。
「殺せるさ……昔バスを殺したようにな……!」
「……貴方今なんて……?」
一瞬その言葉の意味を理解できなかった。だんだん鼓動の音が大きくなって耳に響く。
「昔ここで起きた火事。あれでバスは死んだ……あの時に火をつけたのは俺なんだよ!」
バラの笑い声が辺りに響く。そんな時何故か火事になる前のバラの発言を思い出した。
『パパ最近ウザいんだけど……』
ボソッと呟いた言葉だった。そういえばその時バラは説教をされた後だった。
「バラ……バラァァァ!!!!」
思わずバラに掴みかかろうとしたが、ライタが私を抑えた。
「駄目だ!俺が行く……」
「ベルル様、私が行きます。」
そう言ってサムさんが私とライタの前に立った。バラが無意識に顔を顰めてサムさんに聞いた。
「なんだお前。ベルルの婚約者らしいな。こんな淫乱の悪魔といつまでいんだよ!!!」
「いつまでも、ですよ。」
そう言うと、バラは頭に血を上らせて短刀を出して、サムさんに切っ先を向けた。
「死ね!!!サム・クローディア!!!」
突っ込んでくるバラの腕を掴み、横に回り込むと、サムさんは膝でバラの腹に蹴りを入れた。
「バラ……いや兄様、行儀が悪いですよ。」
「かぁっ……」
そのままバラは気を失ってしまった。サムさんはバラを抱えて家まで運び、警察に渡した。こうしてようやく全ての事にキリが着いたのだった。
第二十二話 終
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