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序章

頑張って悪役令嬢の恋愛ものを書いてみます。毎日投稿にするので、是非ゆったり読んでください。

 20××年。ここは異世界。ギルドの勇者の冒険……そんなものは少なく、ほとんどの施設まで貴族の力が行き届いていた。

 貴族が法に反する横暴をしても、警察にも権力が行き届いているので、手が出せない。貴族から得られる金で経営をしているのだ。


 その中でも三家の貴族が権力を握っていた。

 『アリア家』、『クローディア家』、『メイシー家』である。その中のアリア家は特に注目を浴びた。最も横暴な一家であったのだ。


 アリア家の一人、通称『悪女』と呼ばれるその女の名は、『ベルル・アリア』。

 土曜日の夜には豪邸に男を呼んで、夜遊びばかり。顔のいい男ばかりを選んでは使い捨てる日々だった。



 ある時、ベルルは子を産んだ。名は『エイカ・アリア』。愛情のない男と産んだ娘。当然と言えば当然かもしれなかった。

 エイカはベルルから奴隷のように扱われていた。娘にも関わらず、召使いと思われる程の扱いだった。



 ある日、ベルルは専属医師に体を診てもらった。というか、数ヶ月に一度は診てもらう契約なのだ。

 だが、ベルルは数回検診を怠っていた。結果一年程経ってから検診を行うことになった。

 施設に入って、「VIP専用」と書かれた部屋に入った。数分すると、専属医師が部屋に入ってきた。


「は〜い、服は着替えてますね。じゃあ、いつも通りこの機械の中に入ってください。」


 白色の高級感のある機械。横に取り付けられている液晶画面で、年齢と性別、そして名前を記入し、機械に入った。

 「ピーピー」という音と、専属医師の「右を向いて〜」という声が聞こえた。右、左、右、左……と体を回していった。

 数分経ち、外に出ると、専属医師が青ざめて、深刻そうな顔で言った。


「ベルルさん、貴女は重度の『ピルクレア』です。この病気は心臓でウイルスが発生して、内臓全体に広がっていく病気です。」

「内臓全体って……それが重度!?さっさと治しなさいよ!!」

「そう言われても、無理なんですよ。このウイルスは、魔法みたいなもので、実体がないんです。だから改善どころか、どこまで広がってるかも分かりません。分かるのは重度と言うことだけ。」


 それから専属医師は何かを話していた。「数万人に一人」だとか、「不治の病」だとか。だが、頭にきちんと届いたのは一言だった。


「入院しても生きていられるのはせいぜい三十日かと。」


 こうして、奇跡も運命もない、『死』までの三十日間は始まった。

恋愛もの書くのが難しすぎる。

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