ブラック企業に勤める忙しい社畜の皆様のための「意識があるならまだ働ける体操 第5徹目」
※時短のために1.5倍速の動作で行うと良いでしょう。
まずは、薄れゆく意識を覚醒させるために、中毒にならないよう気を付けながら、ジョッキになみなみ注いだカフェイン飲料をイッキ飲みしつつ背伸びの運動~。
1、2、3、4、元の体勢に戻りつつお代わりを注ぎます。
2、2、3、4、場合によっては錠剤の水割りもどうぞ~。
続いてガチガチに凝り固まった肩をほぐすためにクリームを塗り、スプレーを噴きつけ、湿布を貼り、大量のビタミン剤を水で流し込みつつ大きく腕を回しましょう。
肩甲骨の存在を意識して、肋骨から剥がすようなイメージで動かしてみます。所詮、焼け石に水ですが気にせず行いましょう。
次は、体を左右に捻る運動です。デスクワークでバッキバキになった股関節と腰が確実に恐ろしい悲鳴をあげるので、事前に耳栓をしておきましょう。骨伝導で聞こえる轟音は無視します。
左右を向くときには、視界に入った隣の同僚の社畜っぷりを存分に目に焼き付けて、自分はまだマシな方だと思い込みましょう。
それでは目を閉じてその場で足踏みを行います。同時に眼球の周りを優しくマッサージして疲れ目を解消しましょう。立ったままだと恐らくそのまま気絶してしまいますので、必ず掛け声とともに行進するのを忘れずに!
今度は軽やかな両足飛びで、再び自然と降りつつある重い瞼をしっかりとこじ開け、目を醒まします。必要ならば清涼感たっぷりの目薬を使いましょう。睡眠不足、疲労困憊による頭痛が酷い場合は、ジャンプしたつもりになるだけで構いませんよ。
身体が軋む音は、号令のようなもの。関節の痛みは、あなたが生きている証拠です!
最後に無意識のうちに書いていた辞表を勢いよく破り捨て、百点満点の営業スマイルで大きく深呼吸。
大丈夫、まだやれる、全然平気と心の中で繰り返し唱えましょう。息を吸うたびにやる気が体に満ち溢れて、吐き出す空気とともに会社に対する待遇・給料への不満といった邪念や疑念が、きれいさっぱり無くなっていきます。
さあ、今日も元気に逝ってらっしゃ~い!!