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人食殺  作者: ウルリン
第一章 裏切りの王
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第五十六話 ルーシアの過去(後編)

 何度刺しても怒りが収まらない


(ルーシア)もっともっと、だめ...もっと刺さなきゃローテリアが、ローテリアが報われない、

 ねえそこで見てるんでしょ?ローテリア、今の私どうかな?


「・・・」


 周りは音一つない静けさだ。


(ルーシア)そう...そうよね...まだ足りないよねごめんねローテリア


 そしてルーシアは再び鋏を両手でもち先生のお腹を目掛けて振り下ろす。血がドバドバと止まらない。血がドバドバ出ている傷口に手を突っ込み心臓を触る。


「ドクッドクッドクッ」


 まだ心臓は動いているようだ。


(ルーシア)ふふっふふふふふふふふふ、あはははははは


 突如に奇妙な笑い声をあげたルーシアは先生の心臓を体からもぎ取り露出させた。


(ルーシア)ねえ先生そこにいるんでしょ、もっと楽しませてあげるからね、ふふふ


 ルーシアは心臓に話しかけ眺める。しばらくすると近くに落ちていたマッチを床にこすりつけて、

 火をつけた。それを心臓に近づけて炙り始めた。


「ドクッドクッドクッドクッ」


 心臓の音は徐々に早くなったが止まった。


(ルーシア)は?もう終わり...ローテリアをあんなにしといて許されるわけない...だめよ、もっともっと、足りない、全然足りない、ああああああーーーーーー


 ルーシアは頭を抑えて叫んだ。ローテリアの苦しみに比べたらまだまだ軽い、こんなのじゃ許されない、その気持ちが高ぶり自ら精神崩壊してしまった。


(ニック王)あー助かったよ、これなら簡単に服従させられそうだ。ワシの奴隷へとな




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