第五十四話 ルーシアの過去(前編)
(先生)それでは今日は怪我をしたときの対処法を教えます、けがをしたときは綺麗に水で洗い流し清潔にします。そして消毒を塗り絆創膏を付けましょう
毎日体育や怪我したときの対処、血液採取などがある。
(ルーシア)つまんない、どうしていつもこんな授業なの
(ローテリア)ルーシアまた言ってるふふ
(ルーシア)ねぇローテリアもそう思うよね?
(ローテリア)私は今のまま皆とこうしていたいなー
(ルーシア)えぇーでもつまらないよ
(ローテリア)ルーシア、つまらないことをつまらないと言っても仕方ないよ、つまらないなら楽しくしようよ
ローテリアはいつもニコニコしていてポジティブだ。彼女の思考は凄い。
(ルーシア)そうよね
二人はとても仲が良かった。肉小学校に入学してから共に成長しあと1か月後には肉小学校も卒業だ。
(ローテリア)私ね大人になったら先生になるのが夢なの
(ルーシア)ローテリアにならなれるよ、私はね王都に行きたいなー大きな街大きな城いろいろ見てみたいの
(ローテリア)ルーシアお互い夢が叶うといいわね
でもこの学校は何か変だ。最初は60人いたクラスの人数も今では6人程度。皆転校したって先生は言う。でも小学校はここにしかないのだ。ルーシアは嫌な予感はしていた。次の日先生は転校生がまたいると言ってきた。本人もその家族も誰が転校になるのか分からない。
(先生)今日の転校生はローテリアよ、放課後職員室に来るように
(ローテリア)えっ
(ルーシア)だめっ絶対にローテリアを転校なんてさせない
ルーシアは席から立ちあがりローテリアの前で手を左右いっぱいに伸ばした。
(先生)ルーシアわがままを言わないのこれまでにも多くの子たちを見送ってきたでしょ、大丈夫よきっとまたいつか会えるわ
(ルーシア)いやよ、そんなローテリアには夢がある先生になるの!
(ローテリア)ルーシア...
(ルーシア)だから先生転校なんてさせないであと1か月間ここに、卒業までここに一緒に居たいのお願いよ、お願いです先生
ルーシアは涙目で一生懸命訴えた。
(先生)ルーシア、ローテリアだけ特別扱いできませんこれは国の命令なのです国の命令は絶対です。これまでも多くの子供たちが夢を持っていました。ある男の子は剣士になりたいとある女の子は王都でお店を持ちたいと、しかし転校しました。
まるで夢をかなえることが出来ない言い方だ。やっぱり転校とは死を意味するのだろうか。でもどうして殺されなければならないのか。理由が分からない。
(ルーシア)先生、どうして転校があるんですか?
(先生)国の維持です私からは詳しく教えられないけどあなたが卒業したらわかるわ、あなたならきっと成し遂げる
(ローテリア)ルーシア私は大丈夫だから、転校しても忘れないわ
そして放課後ローテリアは先生に連れていかれた。ルーシアはそれを眺めることしかできなかった。それから数日が立ったが皆いつも通りの日常を過ごしていた。でもルーシアは前と比べ元気もなく毎日ほとんど喋らなくなってしまった。本当はあの時無理やりにでも阻止すべきだったと後悔もした。その日は落ち込みが凄く女子トイレに放課後ずっといた。外は暗く皆、既に下校してる。
(ルーシア)そろそろ帰らなきゃ
(学校賞 先生)準備はできかた?
(先生)はい、予定通りローテリアの提供準備が出来ました。いまは保管室に居ます
ルーシアはそれを偶然聞いていた。
(ルーシア)ローテリア、保管室
ルーシアはローテリアが保管室にいると聞き急いで向かった。中からはなにやら強烈な匂いがした。
「ギィィィィィ」
古い扉は軋む音を立てて開いた。
(ルーシア)えっローテリア...
そこには血で染まっていてバラバラになったローテリアが袋に詰められていた。
(ルーシア)おえっおええーーーーーーーはあはあ、嘘よ、まさか先生が殺してたなんて
ルーシアは吐き気が止まらない目の前にいるのがローテリアと信じたくない。表情はとても苦しそうだった。頭部と足、手それ以外の小腸や大腸などで分けてある。
(ルーシア)おええーーーーーーーはあはあ
気を失いそうだ。何年も共に過ごしてきたのに死ぬのは一瞬、ルーシアは現実を突きつけられた。
(先生)あー見ちゃったのねルーシア
(ルーシア)はっ先生




