第二十一話 騎士長パルンVSナード(前編)
(騎士長パルン)ニック王何言って...
パルンは言葉が出なかった、
(騎士長パルン)何年も王様に尽くしようやく手に入れた兵士・騎士賞それなのなんだ死んでくれって...新たな国って...ふざけるなあああああああああああーーーーー
騎士長パルンは怒りが爆発した。こんなにもあっけなく見捨てられたのだと。何年もの時間をかけたのに1日もたたずに終わる。
(ナード)なんだ、なんだ、人間の王は降参かグへへ
(騎士長パルン)気が済まねえお前をさっさと殺し王様の元へいく
(ナード)おじゃはお前を喰う、そして街を襲うグへへ
(騎士長パルン)俺を喰うだと俺は負けない
(ナード)そうかグへへ、グゥアルルーー
なにやらナードの左手が紫色の液体がぽたぽた垂れ始めた。右手には最高の切れ味をほこる肉切り包丁を再度持つ。
(騎士長パルン)お前の左手は見るからに猛毒だなそれで弱らせて右手の包丁で肉を切るってわけか、怪物なのに包丁を使うとは、只者ではないな、
(ナード)よくわかったなグへへ、そうおじゃはナード、暗黒界の地位の高い7人のうちの1人、雑魚どもと違い肉の繊維は保ったまま殺す、雑魚どもは肉をぐちゃぐちゃにして喰っているがあれじゃだめだグへへ
(騎士長パルン)そうかナードか、お前も俺と同じような地位というわけか、俺はパルン、この国一の騎士であり兵士そして負けたことがない
(ナード)パ、ル、ン、グへへパルン喰う
(騎士長パルン)さあこい!
パルンは鞘にある大剣を抜き構えた。
(ナード)グハハハ、そのような剣でおじゃは倒せん
ナードはパルンを喰おうと突撃してきた。
「ドン、ドン、ドン、ドン」
(騎士長パルン)スピードはあまり速くなさそうだな
(騎士長パルン)てやあぁぁー
パルンは構えた常体から剣を素早く振りかざした。
「ド――――――ン バキバキバキ」
(ナード)パルン剣のスピード速いグへへおじゃ舐めてた
地面には大剣で振りかざした跡がくっきり残っており大きな穴が開いた。
(ナード)グヮヮヮヮーーーーー
ナードの体に剣のあとが刻まれ血が滲む。
(ナード)おじゃの体に傷が...
(騎士長パルン)言ってなかったが俺の剣は振ると何百mも斬撃がいくんだ、まあそれだけではないがな
(ナード)だがおじゃにこの程度の傷を与えたところでなんともないグへへ
ナードの体の傷は消えて塞がっていた。ナードは自然回復力が高いのだ。
(ナード)パルン、殺す、食べる
ナードはたちまちパルンに飛びかかり左手を振りかざそうとしたが、パルンは華麗によけて大剣を振りかざす。勿論お互い直接攻撃は当たらないが、パルンの斬撃だけは当たった。
(ナード)グワァァァァーー
ナードは痛みは感じるが、自然回復力によりすぐに傷が癒える。
(騎士長パルン)ハァハァハァ、自然回復力以上のダメージを与えなければ殺せないか...
お互い譲らずに同じことが繰り返された。パルンは流石に息が上がる。
(騎士長パルン)弱いが、中々死なないな
パルンは未だに無傷だ。
(ナード)お前じゃ、おじゃは殺せない、そろそろ本気出すグへへ
(ナード)ウガアァァーウガガガガガ
「ブシュ―――――――――――」
ナードは自ら右手を喰いちぎった。雰囲気は変わり体から青い炎がナードを包む
(騎士長パルン)まさか、まだ本気ではなかったのか...
「タッタッタッタッタ」
(騎士長パルン)さっきよりスピードが速い。これは...
(騎士長パルン)だめだ、間に合わな...
「カーン」
パルンの大剣とナードの爪が当たる。パルンの斬撃は青い炎にかき消された。まだナードの攻撃は続き、スピードもさらに加速。
「カーン、カーン、カーン」
パルンは剣を合わせるので精一杯だ。そして2、3発猛毒が体に付着した。
(騎士長パルン)ぐはっ
「バタン」
騎士長パルンは即座に倒れた。毒は一瞬で周り全く身動きが取れない。
(ナード)ガハハ、パルン仕留めた




