【8】生意気とは否定感を得てしまうもの
生意気とは簡単に言えば可愛いとは真逆である。
存在を許している格下と思っていたものが格上に感じたり存在を許さないものに変貌されると人は自分の存在価値が薄らいだように感じて否定を受ける。
これが生意気と感じる感情である。嫉妬や「調子に乗っている」と思ったりイキってると思う感情も同様のものである。
生意気に感じると人は批判的なりやすい。
実際に格下のままであれば批判は正当なものになりやすいが、そうでなければ真っ当なものにはならない。
格上になった事実があった場合、悲しんで受け入れれば問題はない。
また格が上がった事実だけを認めて、自分の実態からは目をそらし自分の格の方が高いアピールする場合もある。「私が育てた」や「私は見抜いてた」などの上から目線などがその例だ。
だが格上であることを受け入れられない時は不当な怒りを持つことになる。
生意気と感じたら相手との力関係を客観的に見る冷静さを持たなければ人は過ちを犯しかねない。
生意気可愛いとは何なのかという質問を身内でいただいたので回答すると、1回格上にした上で格下に落とすということをすると生意気可愛いになる。
上げて落とすジェットコースターのようなものだ。
人は基本格上に立ちたがる。相手を格下に落とすようにマウントをとりたがるのだ。
それをする人としない人の違いは十分な肯定感を普段得られているかどうかだ。
肯定感が得られていないと心が死ぬ。人は生きるために必死なのだ。