オタクの彼氏
オタクには彼氏や彼女はなかなかできないとよく言われるけど
オタクが悪いんじゃなくってイメージの問題なんだと私は思う。
私の彼氏はオタクである。
特に今ガ○ダ○にものすごく夢中。
私のことはお構いなしでプラモデルを組み立てている。
だけど私はそんな彼が好きだ。
何か一つのことに夢中になれる彼がすごいと思った。
それで好きになった。
オタクには顔にコンプレックスを持っている人が多いと聞いた。
だけど彼はごく普通の中学生で顔が変と言うこともない。
そう、オタクの中には美形の人もいるんだ!!私は思う。
オタクはアニメが好きで一日中テレビにかじりついていると言うが
そうではないと私は思う。
それは、一部のアニメオタクのイメージだと思う。
この世の中には、アニメオタク以外にも色々なオタクがいるんだ!!
一般の人たちはオタクと言われるとキモイっと思うかもしれないが
それは一部のイメージだと思う!!
私は、こんな事を彼に言うと彼は、
「別に・・・そんなこと気にしてるようなオタクなんてイネーよ。」
と自分をオタクと認めているような返事。
彼氏に言ったら笑われるけど
今かの小説を読んでるみんなにはこの主張を知って欲しい。
“オタクには優しい人達ばっかりなんだーー(^○^)”
ある日友達がこんな事を言っていた。
「○○にあるネットカフェが営業中止だって==」
私の行きつけのネットカフェが・・・(〜0〜)
なんだか最悪だ。
今時ネットカフェ難民とか言っているけどそんなの知るか!!!
このこともオタクの一部のイメージにしか過ぎないんだ。
オタクは、漫画喫茶やネットカフェに泊まり込んで働かない・・・
なんて変な話しだ。ニートとオタクが同じなんておかしい!!
オタクの中には一生懸命働いてその上で趣味を楽しんでいるんだ!!
私は、心の中で叫ぶ=====
《オタクに自由を〜〜〜〜》
こんな事を彼の前で言うと笑われるから言わない。
私は、中学生だけど色々な事情を知っている。
彼氏はクラス一と言っていいほどのオタクだけど・・・
まだ友達に彼と付き合っていると言っていない。
と言うよりいえない。
友達が彼のことを認めてくれなかったらどうしようと・・・
変なイメージにとらわれている私がいる。
彼と私は、どんなイメージで生活してるんだろう。
勇気を出して言わないと・・・・
“オタクも人間なんだーー!!人権だってあるんだ〜〜”私は心の中で叫ぶ。
で、そんなこともありまして彼は今またプラモデルを組み立ててる。
いつまでやるんだよ・・・
「ねえ、今日デートじゃなかったの?」
私は、やっと聞く。
「はぁ・・・」ため息をつかれる。
「なんなのよ。そのため息。」
「これが終わったら行くから。」彼は、今色を付けている。
「え〜時間かかるじゃん・・・すぐに夕方になっちゃうよ(;*;)うえ〜ん」
鳴き声を上げる。
「うるさいな・・・あと5分だけ待ってろ。」
「うぅ・・・(;△;)」
私は、涙をぬぐう。
「仕方ないな。さあ行くぞ・・・」
彼は立ち上がって私の髪を少し触る。
「うん!!(^▽^)」
私も立ち上がってついて行く。
「で、どこに行けば良いんだ?」
彼はしけた感じで言う。
「遊園地・・・水族館・・・う〜ん」
「考えてねえのかよ!!」
おでこを少したたかれる。
「デコ触るなデコ!!(>3<)」
恥ずかしくなる。
「仕方ね〜な、じゃあいつもの所だ。」
いつもの所は、私たちの行きつけのネットカフェ・・・・
「だめ〜〜あそこ、この前営業中止になったんだよ〜知らなかった?」
彼はバツの悪い顔で言った。
「じゃあ、どこに行くんだよ・・・」
「う〜ん・・・じゃあ映画見に行こう映画!!」
「そうか・・・あれだなアニメだな。」
「何でそうなるかな〜私は、あれが良いな感動するやつ。」
「じゃあそれを見に行くか。」
そして私たちは映画館に行く。
見たのは、結局アニメ・・・
なんだよ〜この年になってアニメかよ・・・・
彼につっこみを入れる。
「オタクか。」
「・・・・・・」
反応がない。もしや・・・と思ってみてみると爆睡していた。
寝るなよ〜こんなつまらない物見たくないってか。
アニメ選んだのあんただろ〜。
私はスクリーンの中で戦っている小動物を見る。
面白くないな・・・・私もだんだんウトウトしてきた。
映画ってだめなんだよね眠くなるから。
ああっ眠くなって目が閉じて・・・お休みなさい〜ZZZ
何分たったか解らないけど私の唇に何かが触った。
目を開けると彼の顔が真ん前にあった。
「え〜なんで〜」と言う言葉が「*+・。#$’&」訳の分からない言葉になる。
唇が動かなかった・・・
周りはまだ暗いので映画が続いていることに気付く。
映画が終わって彼に聞く。
「何でいきなりキスするのよ・・・・」
「うっせいな〜どうだって良いだろ。」
「いやっ。だってそんな〜意識してなかったのにファーストだったのに・・・」私は、涙目になる。
「ごめんごめん(^/\^)つい、寝顔が可愛くってな〜たまらなかったんだよー」
「何でよ、ばかばか(>3<)」
「ごめんって言ってるじゃないか。」
そして彼が家に送ってくれる。
まだ親は帰ってきていないけど家には上がらせない。
結構私は、恥ずかしがり屋だ。
「ホント今日は、ごめんな。」彼が謝ってくる。
「別に良いよ。」私は、まぶしい夕日を浴びながら言う。
「本当にごめん。」
彼はそう言うと私に抱きついた。
なんで〜恥ずかしいよ・・・。
そしてそっと私の唇に口付ける。
ファーストキスは奪われたけど彼のキスは甘かった。
オタクだっていい人はいるんだ。
けど、私は彼に秘密を作っている。
彼には言っていないけど・・・私はオタクだ。
私は、悪いオタクなのだ。
夕日に背を向けて彼は帰っていく。
ありがとう。心の中でそう思う・・・。
本当にごめんね。
部屋の中に私は入る。
ものすごいことになっている。アニメグッツは集め放題だし・・・
整理もしてないし。だけど、彼みたいにプラモは作らない。
そう、私こそ真のアニメオタクなのであった。
だけど、皆さん。誤解しないでくださいね。
オタクだって人には嫌われたくないんです。
オタクだって人並みに生活したいんです。
オタクだって彼氏や彼女が欲しいんです。
オタクだって職についているんです。
そう、私と彼はオタクだけど・・・・
決して人並みの生活から離れようとしない隠れオタクだって言うこと。
そう、皆さんの隣にも隠れオタクはいるかもしれませんよ・・・。
夕日に染まる部屋の中で今私は小説を書いている。
こんな自分はクズかもしれないけれどそれでも生きているんだ。
今書いている小説を私はオタクの主張だと受け取って欲しいと思う。
ゴミや、クズではないオタクの事情・・・
これは、私がオタクになりつつあると感ずいてオタクってどんな人たちなんだろうと思い書いた物です。
面白くなかったかもしれませんがもし良かったらオタクさん達の力になってあげてください。