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オンリーワン

作者: イエモン

超々短編です。大好きは大好きでいいじゃない。理屈でなく本能で書いたら、詞みたいになりました。

自分が一番大好きな人の一番の存在になれる確率はどの位なんだろう…?




この地球上の人口の中でたったふたりだよ。

それはまさに天文学的な確率だと思う。



わたしは幸か不幸か結婚後に本当に心から大好きな人に出会った。


彼の生き方、

喋り方、

声、

匂い、

愛し合う時の仕草…

全てが大好きだ。



でも、彼にとってわたしは一番の存在じゃない。


誘えば楽しく飲んでお喋りしてくれる彼。


半年に一度朝まで愛してくれる彼。

恋愛と結婚は別だと言う彼。

わたしだけは特別な存在だと言う彼。




だけど、淋しくて仕方がないよ。貴方のそばでずっと寄り添って生きて行くのはあの(ひと)


毎晩、貴方の寝顔を見られるのはあの(ひと)




「奥さんに女っぽさはいらない。いつかきっとドキドキは終わるからさ〜。友達感覚な人がいいな!」



この計算高さと現実的なところ、そんじょそこらの女より上手だわ。そんでもって本当にそんな女見つけて結婚しちゃったし☆




友達の誰もが言うよ!

「そいつ、図々しくない?」

とか、

「あんた都合よく扱われてんのよ!」って。



…わかってるよ。


でもさ、一番好きな人に心底愛されるって難しいよ。今のわたしには宝くじで2億円より難儀だわ。



だから、わたしは他の確率に賭ける事にした。


何歳までドキドキの恋愛続けられるか!


60歳になっても、70歳になっても、貴方をときめかせる様に女を磨く!


そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても密かなデートを続けるの。


それでさ、貴方が死ぬ間際は私の事で頭いっぱいにさせるの。



それも、ある意味天文学的な確率だよね?


最後の一瞬でいい…。

わたしが貴方の中の一番大きな存在でありたいよ…。



読んで下さってありがとうございます。ご意見感想頂けたら幸いです。

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