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紹介もそこそこに

早く本題行けって話ですよね。つ、次こそ!

レオンと呼ばれた男性は年が近そうな…美青年だった。いやホントガチで。

金髪の髪と青い目でまるでモデルをやってそうな綺麗な顔。

さっき食べてる時の所作(しょさ)を見たけど…凄く…優雅です。

食べてるのは、たっぷりのハチミツをかけてさらに、生クリームもこれまたたっぷり乗っけたプチパンケーキだけどね。か、顔に似合わず…超甘党ですね。


「レオンです。結、が名前で合ってますか?」


「え!?はい。合ってます。いやそれより呼び捨て…」


いきなりイケメンからの呼び捨てとかクる…

私がぼそぼそ言ってると「?」な顔をしながら首をかしげた。

今、この人のポイントに「かわいい」も付属したよ!確実に!!


「…呼び捨て、気になりますか?ここでは仲間内は皆呼び捨てで呼び合ってるけど、気になるようなら名字でも、『さん』でも『ちゃん』でも付けますよ?因みに僕のことはレオンで構いません。」


「結で大丈夫です!!」


しょんぼりした感じで言われると罪悪感出るでしょうがぁぁぁ!!

いきり立って言うと目が合い、にっこりと笑顔を向けられ「よろしくお願いします。」と言われた。

私も世間一般の女子なんで心の中で鼻血でる。

続いて、視線をその隣にいたイザベラさんに移すとこちらもにっこり笑ってきた。


「はい。次は私ね。もう言ってるけど改めて、イザベラよ。旦那と2人の子供がいるわ。6歳の男の子と4歳の女の子。かわいいわよ~。後、子供の時からここにいるからカイルや、ここにはいないけど龍と同じくらい古株なの。能力は氷。隣のケビンは怪力だし、マリアは動物との意思疎通だから子供たちが喜ぶのよね。」

「お、王宮!?旦那?子持ち!?」


今のとこ彼らが話した気になる、いや重要な言葉(ワード)として『別世界』『能力』『王宮』『生まれた者』…『13人目』

…リアルRPGだよねこれ。

それより、イザベラさん結婚してたんだ…どおりで世話焼きな方だと…。


「じゃあ次は俺だね。テオだよ。能力は幻術。幻を見せることができるから主に相手を錯乱させたり、精神的攻撃したりするのに使ってる。趣味は幻術のレパートリーを増やすかためにいろんなものを勉強したり…まぁ色々。」

「…大分ごまかしてねえーか?年々、ピンポイントで人の嫌なものを見つけるのがうまくなリやがって。しかも喜々として見せるじゃねーか!!グロからなにから見せやがって、隠れきれてないドSが!」

「やだなぁ、要。人聞きの悪い。相手の体には傷一つ付けてないからヘタな拷問よりずっとマシだよ。」

「心に傷は付けまくりどころか滅多打ちだろ!!」

「ある意味愛だよね。」

「意味わかんねーよ!?」


…前言撤回します。テオって子は精神的大人を大分超えたアダルティーな子でした。

後、キラキラさせながらそれを『愛』とか言わないでくれ。近づきたくなくなる。


「まぁ俺のことはいいじゃん。次、要だよー。」


そう言われた要くんはキッと私を睨んで一息に言った。


「言っとくけどまだ俺は、お前のこと仲間だとは認めてないからな。今まで『生まれた者』は常に12人しかいなかった。それ以上は生まれないし今は12人全員揃ってる。『13人目』なんて例外は記録を見る限り一度もいない以上、樹の気まぐれか偶然か必然かも分からない存在は危うい存在だと思ってる。ほかの皆は違うみたいだけど俺は信用しないししたくない。…お前が生まれたせいで仲間のだれかが死ぬっていうなら俺はお前を許さな…なんだよ。」


快く思われてないのは分かってたけど、最初から今の言葉までの一方的な言い方にキレた。

だって言葉から察するに根拠のない理論で極論まで進んだやつあたりだ。

気がついたら椅子から立ち上がり、私は要(くんって言うのやめた。むかつくし)の胸倉を掴んで顔をひっぱたいていた。


椅子の順番カイル→ジェド→レオン→イザベラ→ケビン→テオ→要→結→マリア→一周!ってイメージ。他の4人の登場はお楽しみ♪

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