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雷、空、雲に異変が… 参(*´-ω-)

作者: †空姫†

雷姫 『 幸せねぇ。 空達と殺し屋やる前はすごい幸せだったよ、すごい楽しかった。だけど三人で殺し屋やるようになってからはあたしの居場所なくなった。なんでかわかる? 空も令恩も夜中に外に出るようになったから親や兄に心配されるようになった。あたしは心配してくれる人なんていないのに…。それを自慢するように話して、二人だけで盛り上がって。二人といても楽しくなかった、逆にイラついた。いまさらこんな事言っても意味ないかww 』


空 『 姫‼‼ いつからここに…? 』


雷姫はいつのまにか、龍々峰 洸快の家の庭にいました。雷姫は帰り際にこう言いました。




雷姫 『 Può fare ammenda per la carica di offendere la principessa di tuono, da vita pesante sua. 』


空 『 姫‼‼ 姫……。 』


空は庭にいた雷姫を追いかけましたが、忍者の様に立ち去ってしまいました。


令恩 『 雷の姫を怒らせた罪は重い、自分の命で償え…か。 冗談きついよ、雷姫…。 』


龍々峰 洸快 『 あれ何語…?なんでお前ら分かるんだ? 妹の奴俺の存在無視するかのように喋りやがって…。 俺の心はガラスのハートなんだぞ(゜⊿゜) 』


空 『(部屋に戻りながら)龍ちゃん自分で言ってたよね?姫は龍ちゃんがお兄ちゃんだなんて知らないって、組長大丈夫か…。 イタリア語はね、うちと令恩と姫で一緒に習ってたの♪ 喋れる様になったらかっこいいから一緒に習お、ってうちがわがままいったら、姫も令恩も笑顔でOKしてくれて、殺しの依頼もイタリア語知ってる人しか受け付けてない、なのに、あんな事言われちゃうなんてな…。 』


令恩 『(拳を力強く握り) ……。 私帰るね。久々にお母さんとお父さんと私でご飯食べに行くんだ♪ 雷姫は悲劇のヒロインぶってるんだよ、あんなの構ってちゃんなだけじゃんww 構ってなんかいられないよ。 』


下関 神 『 家まで送っていきます。 』


令恩は龍ちゃんの部下とともに車で家へと帰っていきました。


龍々峰 洸快 『 あれ、仲良し三人組じゃなかったのか? 俺の妹にひどい子供事言うなよ(゜⊿゜) 』


空 『 令恩は、ホントはそんな事思ってないよ。ホントは今すぐにでも雷姫探したいんだよ、手ギューってしてたでしょ? あれ、令恩が泣きそうな時に悔しい時にやる癖なんだ。だから泣いてる顔見せたくないからさっさと帰ったんだと思う。』


龍々峰 洸快 『……。 (ガキって良くわからねぇな。) 』



その頃、龍ちゃんの部下に送ってもらっている令恩はというと…。


令恩 『(ずっと悲しい顔で窓を見ている) 』


下関 神 『(運転席に付いている鏡をチラ見して) 令恩さん、泣きたければ泣いてどうぞ。 俺運転してるから見たくても見えませんから。 』


令恩 『(下関を見て、また悲しい顔をする)別に泣きたくなんかない…です。人の前で泣くなんて一生の恥…です。』


下関 神 『 敬語無理して使わなくていいですよ。』


令恩 『(膝の上で拳を力強く握り)なんで私を送るの? 別に歩いていけます。どうせ組長からの命令なんでしょう? 組長には優しくおくってもらったと言っときますから、私に構わないでください。 』


下関 神 『 組長には命令されていませんよ。俺の独断。なんかお前みたいな奴見てるとほっとけないんだよww 着きましたよ。ここで良いんですよね? 』


令恩 『(ちょっと照れながら、車のドアを開け)あ…ありがとうございました。じゃ。 』



令恩が車から出ていき、家に向かおうとすると。


下関 神 『(車から出て、令恩に紙を渡す)ちょっと待って‼‼ これ。命狙われそうなんだろ? 守って欲しい時電話してくれ、いつでもすぐ向かうから。 』


令恩 『(紙を受け取り、家に帰って行く)ありがとうございます、じゃ。 』


下関は令恩が家に入るまでちゃんと見ていき、車で帰っていきました。家に入った令恩はというと…。


令恩 『 優しくなんかしないでよ…。私なんか優しくされる権利ないのに…。 』



一人で悲しく泣いていました。

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