8*おやじさん
「じゃーね、えーし!」
「おー、また明日な!!」
公園を出た私達は、再び帰り道を歩き出し、私とえーしの家の前まで着いた。
えーしは、私が家に入るまで、見てくれてます。
イケメンかっ!!!
ただのイケメンかっ!!!
「りあ、はよ入れよ…」
なかなか中に入ろうとしない私にしびれを切らしたのか、えーしは、苦笑しながら、そう言った。
「がっはっはっは!!おー、英志、りあお帰り。」
渋々家の中に入ろうとした時、聞き慣れた大きな声が聞こえた。
この声は…
この声は…
「お…「おやじ!!!」
私が超きらきら笑顔でおじさんを呼ぼうとしたのに…
えーしくんに横取りされました。
えーしのぼけ。
「りあ、すねんなよ(笑)」
えーしくんは、一体どこまで私を見てくれているのでしょう…
ちくしょー
嬉しいわ!!!!
にやけるわ!!!!
すべて許すわ!!!
「おーおー、英志。りあと仲良くしろよ」
「うん!ってゆーか、もうすでに、おーるれでぃ仲いいぜ★」
ぐぶほぉ!!!!!!
やられました。
狙撃主→えーし
援護射撃→おじさん
英語の発音の悪さとかまっったく気にならないよね!!!
「英志…お前…英語の成績悪いだろ」
うん。気になるね。
やっぱり
「何言ってんねん、おやじ!!俺はハリウッドだぞ」
真顔で言い切りおったぁ!!!
ハリウッドだぞ(真顔)
どういうこと?
え?どういうこと?
「そうか…さすが俺の息子だ!!ハリウッドドリームだな!!」
どういうこと?!!!!
なんかアトラクションになっちゃってるよ?!
ねぇ?!
…えーしとハリドリ…
『りあ、これ乗ろうぜ』
『え…』『何怖いん?』
『べべべべつに!!!』
『ふーん…昔から高いとことか苦手やったよなー』『そそんなことないし』『じゃあ、乗ろ!!』
『う、うん…』
『でも、俺も若干怖い(笑)やから、手繋いどこかぁ♪』←えーしくん太陽の笑顔。
ぐぼはぁ!!!!!!!
幸せで吐血するわぁぁぁああ!!!!!!!
※りあ妄想局の提供でお送りしました。
「dream again」
なんで?!!
なんでそこは発音いいの?!
えーしくんのナイス発音に妄想頭もぶっ飛びました。
「あの日の夢を今もずっと追いかけ続けていたら♪」
コブクロの名曲うたいだしたー!!!
そーいえば、なつかコブクロ好きやったな…
って、そーじゃなくて
「そういや、おやじ」
「ん?なんだ、えーし」
「どっか行くんか?」
「行くぞ」
「どこ行くん?」
「海だ」
「鮫とってきて!!!」
「がっはっはっは!!任せろ!!」
「鮫肉ー♪」
素敵すぎです。
何これ。何これ。
めっちゃ素敵やん。
もーねー、好き。
(ここに七瀬がいれば、突っ込み祭だったことだろう)