7*ありがとう
私とえーしは、肉まんandあんまんを片手にレッツ家の近くの公園しています。
うん。なんか幸せですいません
「うまっうまっうまっ」
さっきから、ずっと頬張っていらっしゃいますのは、そうです。
えーしくんです。
食べる顔もすてきやん…
隣で一緒に食べれるとか至福以外の何物でもないやん…?
「はい!りあ」
そう言って差し出されたのは、肉まんの半分…
ぐはぁ!!!!
萌え死ぬわっ!!!!
のたうち回るわっ!!!
落ち着け落ち着けー
スーハースーハー
ヒッヒッフー
って、それは、妊婦さんだよ!!!!!!!!
妊婦さん=子ども=可愛い=えーし=えーしの子ども=結婚=妻=夫婦
ぎぃやあああぁぁあ!!!
先走りすぎだっ!!
私の妄想よっ!!!!
夫婦て!!!夫婦て!!!
「いっただきー♪」
脳内妄想中にふいに私のあんまんにえーしさんの顔が伸びてきた。
ぎょえええー!!!
ち、近い!!!!
近いですから!!!
貴方は、私を失神さす気ですか?!!
「うまっ!!」
戸惑う私をよそに、えーしは、マイペースに幸せそうな笑みを浮かべる。
可愛いな。
私は、照れ隠しに残りのあんまんを一気に口に含んだ。
すると、すぐさま…
「りあ、それくれ!」
えーしの指すそれは、
あんまんの入っていた小袋。
私は、大人しくそれを差し出す。
お目当てのものを受け取ったえーしは、満足そうな笑みを浮かべ、近くにあったゴミ箱へと捨てに行ってくれた。
「ありがとう!ごめんな…」
私の言葉にえーしは…
「ばか!ごめんいらん。ごめん言うぐらいやったら、ありがとう2回ゆうてや(^^)」
「ありがとう…」
精一杯の笑顔でお礼をゆう。
そんな私にえーしは、
いつもの太陽の笑顔で答えてくれた。
その笑顔に私は、もう一度心の中で呟いた。
ありがとう。