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太陽の笑顔  作者: みなつ
6/12

6*寄り道

「麻由美ちゃんシュート決まって良かったよね♪笑顔の可愛さ半端なかったし!!!!!!」


「そうだなー!!」


練習も終わり、今、私はえーしと共に帰り道を歩いております。

はい。ニヤケがとまりません。


「あー、腹へったー」


えーしが苦痛の顔を浮かべる。

そんな顔も大好きです。

今すぐ何か食物を与えたい衝動に駆り立てられるが、あいにく私も何も持っていない。


私のばか!!!!!

明日から、常に肉を持ち歩こう。


「りあ、うーさんとこ寄ってこーや!!」

「あっ、いーねー♪」


えーしの提案に上機嫌で返事をした。

えーしといたら、いつでも上機嫌ですとも。

えぇ。


「よしっ!!じゃー、決まり♪肉まんくいてー!!」


無邪気な笑顔で嬉しそうな声をあげるえーし。

可愛すぎるだろ。

ちょ、待って、ほんとやばいんだけど。

肉まんついでに、私も食べて的な思考が生まれてきて焦るわっ!!!!!


「りあ?着いたぞ?」

「うぉっほっほ」

「どうした?!じゃあ、俺もうひゃひゃひゃ」


何だその返し技ー!!!!!

可愛い可愛い!!!!

殺られる。殺られてしまう。



「よーう、りあちゃんに英志じゃねーか!相変わらず仲良いな!」


私達の声に気がついたのか、お店の中から、うーさんが出てきた。


「俺とりあは、ずっと仲良いですよ!!なぁ〜、りあ(^○^)」


そう言って、いきなり肩をくみ出す。


ちょちょちょーい!!!!!

だめだわ!!!!!!!!!!!

近いわ!!!!!!!!!!!!!

鼻血が出るわ!!!!!!!

何でこんなスキンシップ激しいんだ君は!!!!!

心臓への負担が半端ないわっ!!!!!!!!



「あははは!!!でも、俺とカヨの仲の良さには、負けるけどなー♪」


うーさん?!!

さりげなく、ノロケないで?!!

びっくりするわ!!!


「いやー、俺とりあの仲の良さもやばいですから!!」

張り合わないで?!!

リアルに心臓がつぶれる…

ニヤニヤしすぎて、顔が戻らない気がする。


「あっ、うーさん腹減ったんすけど、肉まんくださいよー」


しばらく、うーさんとじゃれあっていた、えーしが空腹を思い出したようだ。

人との話に夢中になるあなたが素敵です。


「おー、じゃあ、いつものうーさんspecialを作ってやろう!!中で待ってろよ!!」

「やったー!!!ありがとう、うーさん!!」


顔いっぱいの笑顔で、

えーしが喜びを表した。

だーかーらー


可愛すぎるだろっ!!!!!



「りあちゃんは、何にする?いつもの?」


うーさんが私の方に向き直り、言葉を投げ掛けてくれる。


「あ、はい!!いつものでお願いします!!」


私も笑って、言葉を返す。


「はいよー!!すぐ出来るから、ちょっと待ってろよ」


「「はーい」」


えーしと声を合わせて返事をして、うーさんに続いて、お店の中に入った。


お店に入ると見慣れた店内と中華料理の良い匂いがした。

今は、午後8時、時間が時間なだけに店内は、なかなか込み合っていた。

ただ、平日なので、座れないほどでは、なかった。

私とえーしは、いつものカウンター席に腰をかけた。


「あー…匂いやべー…」


えーしがテーブルに突っ伏して、空腹に耐えている。

そんな姿も可愛いと思う私は、相当重症だと思う。


「英志くん、りあちゃん、いらっしゃい(^^)」

「カヨさんこんばんわ!!」


愛くるしいにこにこ笑顔で私達に声をかけてくれたのは、うーさんのお嫁さんのカヨさんだ。

スラリとした、ナイスなスタイルが今日も眩しいです。

白いエプロンとバンダナさえも着こなす美人さん。

うーさんには、もったいな……はい。

うーさんごめんなさい。



うーさんと共に2人で中華料理屋『ピノキオ』を経営している。

ピノキオの由来は、

うーさんがよく嘘をつくから(* ̄∇ ̄*)


でも、信じるのはもう、若干2名しかいないんだけど…


「できたぞ!!!」


そう言って、うーさんが私とえーしの前に肉まんとあんまんをおいてくれた。


湯気が上がっていて、めちゃくちゃ良い匂いがする。

食欲そそられまくります。


「うまそー!!!!Thank You!!!うーさん!!」


何でサンキューそんな発音いいの?!!!

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