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アステリ

 死闘の末、捕らえてきたジャーヴィスを運び、選定地へと凱旋した。

 出迎える者の数は少ない。確認に来た軍曹の一人が俺の姿を見て息を飲んだ。軍曹は後方の兵士向かって声を上げ、それに気付いた何人かが駆け付けてくる。

 俺は獲物を入れた檻をその場にいた兵士らへ任せ、助けに来た衛生兵らの肩を借りて医療テントへと向った。


 ……ξξ……λντςπυ⁇

「問題ない」

 声を掛けてきた医師の手当てを受けながら答えた。痛みなら慣れている。

 医師から伸びた四本の細い触手がメスや小さな(はさみ)に変化した。

 医師は手慣れた様にメスを動かし、器用に痛点を避けて切り傷や焼けた患部を取り除いていく。脳内麻薬が分泌され、四次視覚野が刺激を受ける。いくら痛覚を遮断しているとはいえ、自分の肉体が切り分けられて行くのを間近に見るのは何度見ても慣れることは無い。切り落とされた自分の身体だった部分を見て、このまま使い物にならなく成るのではと不安な思いが頭を過ぎる。実際、細胞癒着が上手くいかなければ、その通りになるだろう。


 広場の方で歓声が聞こえる。

 俺はベットの上で体を起こしかけたが、医師によって静止された。

 俺よりも大物を捕らえてきたのか。確認したかったが、今はどうする事も出来なかった。


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