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ホプキンズ

「行くよ、ホプキンズさん!」

 ホプキンズは手渡されたプラスチックのカラーバットに苦笑して、これなら思いっきり振り回しても問題ないだろうと思った。

 オリバーの友達、ロバートだったかロビンだったか、が投げた玩具のビニールボールに振り遅れて、思わず尻もちをつく。思ったよりもバットが軽すぎた。ホプキンズは軽く舌打ちをしてよろよろと立ち上がった。

「アハハハ!タイミングが合ってないよ、ホプキンズさん」

「久しぶりで感が鈍ってただけだ。次は当てるぞ!」

 ホプキンズは子供たちの野次に顔を赤らめ、次に飛んできたストレートのボール目掛けてバットを力いっぱい振った。

 ビニールボールとカラーバットが当たる、パカーンという少し気の抜けた音がして、球は思いの外、高く飛んで行った。皆が打ったその球を目で追いかけてたその時、ガシャンという音がして、向かいにあるジンジャー家の窓ガラスが割れた。

 ホプキンズがそちらに目を向けると丁度オリバーが割れた窓際から走って逃げるところだった。「しまった」と思ったのも束の間、直ぐにジンジャー家の主人であるウィリアムの怒鳴り声が響く。

 気付けば子供たちは皆逃げ出していて、ホプキンズはカラーバットを投げ出し、諦めたように深いため息を吐いた。

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