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プロローグ45 【9月25日/部活選択決断日1日目】6/【イメージサンプル】2

 【桔梗】の【イメージサンプル】視聴は続く。

 2本目に選択したのは、彼女自身が【初等部4年生】で選択する予定の【アース・ヒーロー部】だ。

 一度、【第6夜】で【部活見学】を見ているが、【イメージサンプル】というのも見てみたいと思って選択したのだ。

 【アース・ヒーロー部】の【イメージサンプル】は、【部活見学】の時と同じ様に【クライム・エピソード】を選び、それに参加するという形だが、予め2つの参加方式の内、どちらを選択するか決めなくてはならない。

 それは、【部員】が【クライム・エピソード】の中の【登場キャラクター】として、【物語】に参加する【登場参加型】と【登場キャラクター】としてでは無く、物語を俯瞰で見るいわゆる【神の視点】で物語に参加しないで、【自分の代理となるキャラクター】を導きながら参加する【神視点参加型】の2種類となる。

 【桔梗】は今回、【登場参加型】と【神視点参加型】を両方見ようと思ったので、今夜の残り2回分はそれで使う事になる。

 まず、【登場参加型】の【イメージサンプル】だ。

 映像では、架空の【部員(実在しない人間)】がいくつか提示されている【クライム・エピソード】の中から自分の好きなエピソードを選択する事になる。

 これはおさらいになるが【初等部4年生】では、【レベル1】から【レベル10】までのレベルが選択可能となっている。

 【選択方式】は3つあり、

 単純にパワーで測る【存在パワーレベル方式】、

 能力の危険度で測る【能力危険値レベル方式】、

 【存在パワーレベル方式】と【能力危険値レベル方式】の両方に加えて、【敵の組織力】や、【状況】など様々な要素を計算して、総合的な敵の【戦闘力】と【危険値】などを測った【総合状況難易度レベル方式】、

 があるが、【初等部4年生】では、【存在パワーレベル方式】か【能力危険値レベル方式】での選択のみとなっている。

 基準として【存在パワーレベル方式】での【レベル1】では、【地球】に汚染物質をばらまく【独占国家】の【軍隊】レベルの敵、【レベル10】では、【島国】を破壊出来るレベルの敵となっていて、【能力危険値レベル方式】もこれに準ずるとしている。

 今回映像となっていたのは、【存在パワーレベル方式】での【レベル7】となる【擬態怪人討伐】の【イメージサンプル】だ。

 目線が、【部員】となった状態での映像になるので、まるで自分が直接戦っているかの小様なシーンの連続だった。

 ちょっとしたリアルなアトラクションという感じの印象だろう。

 臨場感たっぷりの演出で、ドキドキハラハラしながら、【人間】に擬態した怪人達を倒して行く映像が流れたのだった。

 こうして、【架空の部員】になりきった映像を見た【桔梗】は最後の【イメージ・サンプル】も見ることにしたのだった。


 3本目は、【神視点参加型】での【イメージサンプル】だ。

 これは、当事者というより、【RPG】などで、【キャラクター】を【テレビ画面】などを通しプレイする様な感覚で見れるので2本目よりも安心して見ることが出来た。

 今回は、やはり【架空の部員】の体験として見られるが、【能力危険値レベル方式】での【レベル7】の映像となる。

 なぜ2本目と3本目が2つとも【レベル7】の【クライム・エピソード】になっているかだが、余りレベルが低すぎると【アース・ヒーロー部】としての魅力が伝わりにくいし、高すぎても逆に、引かれることになる。

 それで丁度良いレベルというのが【レベル6】とか【レベル7】あたりなので【イメージサンプル】にはこのレベルのものが使われると言う事になっているのだ。

 3本目として選ばれた【クライム・エピソード】は、【人食い石像討伐】だ。

 【人】を10人食べると【能力】を一つ増やせるという【石像達】が暴れているので【討伐】して欲しいと依頼を受けた【何でも屋】という設定の【部員】が【石像】を破壊するという映像になっている。

 普通の石像を壊したら弁償になるので、【人食い石像】を見極めて、それを破壊していくというちょっとした【ゲーム要素】のある映像だった。

 動かなかった【石像】が突然動き出して【部員】に襲いかかるシーンはちょっとした【ホラーゲーム】をやっている様な気分になった。

 見ている【桔梗】を驚かせる様な演出が色々とされており、【お化け屋敷体験】の様な鑑賞になったのだった。

 こうして、【桔梗】の【部活選択決断日1日目】は終わったのだった。

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