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プロローグ39 【9月24日/部活見学7日目】7/シチュエーション・イベント部見学4

 【芳一】と【桔梗】と【瑠璃】は三人バラバラに【プロモーション・シーン】を見ていった訳だが、最後に一つくらい、共通の【プロモーション・シーン】を見て感想を言い合って見たいと【瑠璃】が言うので、順番に同じ【ディスク】を選択する事にした。

 【瑠璃】の起床時間が迫っているため、あまり選んでいる【時間】も無い。

 そこで、三人はじゃんけんをして勝った【桔梗】が選んだ【プロモーション・シーン】を見ることにした。

 【桔梗】が選択したのは、【美術館鑑賞シーン】だ。

 【芳一】のクリエーターとしての才能に憧れている彼女は、【美術館】を鑑賞して意見を言い合ってみようと提案した。

 【芳一】はともかく、【桔梗】や【瑠璃】はこんな事でも無ければ、【美術館】に行こうとは思っていない。

 だから、【美術館】の【ディスク】を見て、その感想を言い合おうということになったのだ。

 だが、ここに落とし穴があった。

 【美術館のディスク】は一つではないのだ。

 つまり、【個室】に入って、選択した【美術館】は、3人ともバラバラだった。

 【芳一】が選択した【美術館】は【女性の裸】に焦点を充てた【美術館】だった。

 【大昔】では、【裸】が最も美しいとされているため、古代の彫刻などでは裸が多いとされている。

 そのため、裸は珍しくないのだが、古いものは男性の裸が多い。

 女性の裸が作られる様になったのは時代が少し後だとされている。

 なので、【女性の裸】だけを集められた【美術館】というのは、これを考えた【部員】の下心が反映された【ディスク】となっている。

 【桔梗】と【瑠璃】はそう言った【美術館】の【ディスク】は見つけても選択しない。

 【桔梗】が選択したのは、【ルノアール】や【モネ】、【ドガ】等に代表される【印象派絵画】中心の【美術館】、【瑠璃】が選択したのは、主に宮殿などに見られる【バロック様式】や【ロココ様式】などに代表される美術調度品を中心とした【美術館】だったので、後で感想を言い合っても、話題が全くかみ合わなかったのだった。

 特に【芳一】は、自分が見た【美術館】が【女性のヌード】中心の彫刻や絵画だったとは言いにくかった。

 そうこうしている内に、【瑠璃】が時間切れとなり退出した。

 残された2人は顔を見合わせて、

「それぞれ、好きなやつを見学しましょうか?」

「そうですね」

 と言い合い、その後は、好きに、【見学】していった。

 【見学】している途中で、【萌和佳(もなか)理事長】が挨拶に来て、

「明日の夜から3日間の内に、【初等部4年生】としての【部活】を決めていただきますのでよろしくお願いします」

 と言ってきた。

 【芳一】と【桔梗】はいよいよかと思いつつ、

「あの、返事は3日後にしたいんですけど、明日と明後日はどうしたら良いですか?」

 と聞くと、

「では、明日、明後日は、【質問日】とさせていただきます。

 何か、我が校で、疑問に思った事などを【インビジブル・サポーター】に質問して下さい。

 何も無ければ、【映画】を鑑賞する様に、【イメージ動画】を見ていただく事になりますが、何か、見たい【部活動】とかございますか?

 【部活】そのものは【見学】出来ませんが、【イメージサンプル】として、一晩に、既存の【部活】を最大3本までは見れますが?」

 と言ってきた。

 【芳一】は、

「3本までか。明日までに考えておきます」

 と言い、【桔梗】も、

「私も考えておきます」

 と答えた。

 こうして、【芳一達】の【部活見学第7夜】は終わりを告げたのだった。

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