表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/60

プロローグ31 【9月23日/部活見学6日目】6/【アース・ヒーロー部】見学4

 【芳一】と【桔梗】と【瑠璃】の3人は、【アース・ヒーロー部】の【見学】を続けている。

 【部員】の子が体験している【存在パワーレベル方式】/【レベル1】、【フォービドゥン・ゴースト】退治の【クライム・エピソード】は現在、7体目の【フォービドゥン・ゴースト】を追っている。

 【フォービドゥン・ゴースト】の特徴は、【人間】に取り憑くと取り憑かれた【人間】は、【悪覚醒(あくかくせい)】し、その【人間】が潜在的に持っている【異能力】を1つ持つと言う事になる。

 【フォービドゥン・ゴースト】は、取り憑いた【人間】の【異能力】を持って【部員】達に攻撃を仕掛けてくる。

 【人間】に取り憑いている間は、【フォービドゥン・ゴースト】は祓えない。

 が、取り憑いた【人間】の意識が無くなると【フォービドゥン・ゴースト】は身体から出てくるので、その状態だとお札で祓える様になると言うものである。

 つまり、取り憑かれた【人間】を気絶させて、そこから出て来た【フォービドゥン・ゴースト】を祓うと言う【ミッション】なのだが、これがなかなか難しい。

 なぜならば、大勢で取り囲んでしまうと、【フォービドゥン・ゴースト】は、【人間】から【人間】に取り憑き直すことによって、新たな【異能力】で攻撃する状態になってしまうので、出来るだけ少ない人数で、取り憑かれない様にしながら、攻撃をしなくてはならない。

 取り憑かれる条件は【驚く事】である。

 驚いた【人間】はその一瞬の隙に、【魂】を乗っ取られると言う仕組みとなっている。

 だから、驚かず、冷静に対処する事が求められると言うことである。

 もし、【部員】の子が驚いてしまったら、この【ミッション】は【ゲームオーバー】となるが、冷静に対処すれば、それほど、難しい【ミッション】では無いとも言える。

 【ヒーロー】を目指すのであれば、【オバケ】なんかを怖がっていては話にはならない。

 つまり、【ヒーロー】としての【基礎の基礎】を試す【クライム・エピソード】となっている。

 今回は、【フォービドゥン・ゴースト】を一体祓うまでの見学にしようと思っていたが、【フォービドゥン・ゴースト】はなかなか正体を現さない。

 通行人達の中に居るのは解っているのだが、【フォービドゥン・ゴースト】は基本的に、最初に【能力】を一度使わない状態では、取り憑かれた【人間】は普通の人間と変わりない。

 そのため、【能力】を出して攻撃してくるのを待っているのだが、敵も慎重で、なかなか仕掛けて来ないのだ。

 だから、【部員】が探し回っていると言う状態だ。

 正直、地味すぎる光景だが、【派手】な事をやるのが、【ヒーロー】のやるべき事ではない。

 こういった地道な活動もやらなくてはならない事なのだ。

 【ヒーロー】の仕事に選り好みは無しだ。

 どんな事でも【地球】が危機にさらされる限り、【ヒーロー】は立ち向かわなければならない。

 そんな事を考えさせられる【見学】となったのだった。

 だが、やはり、【部活見学】の時間は限られているので、ずっと地味な光景を見続ける事は出来ない。

 そこで、【芳一】達は相談し、

「次、行こうか?」

「そうですね」

「異議無しです」

 と言うことになったのだった。

 続く、【能力危険値レベル方式】/【レベル2】の【クライム・エピソード】の【ラスボス設定】が瞬きするまで、【姿を消せる能力】を持っていると言う設定で、連続殺人鬼を追うと言う【部活】も【見学】したが、先ほどの【存在パワーレベル方式】/【レベル1】、【フォービドゥン・ゴースト】退治の【クライム・エピソード】と同様に、【犯人】とのかくれんぼ状態にしばらくなってしまったため、これも変更する事にした。

 それで、【クライム・エピソード】の選択状態に戻ってみると、時間も経ったと言うことで、【部員】の入れ替わりがあり、ちょっと選択肢が変更になっていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ