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プロローグ25 【9月22日/部活見学5日目】7/アニメ制作部見学3

 【アニメ制作部】の【部活見学】の約束をしていた【アイドル】2人も合流し、【芳一】は、【桔梗】に続いて【瑠璃】にも、自分なりの見解で、【アニメ制作部】の【活動内容】を簡単に説明した。

 こういうのは本来、【インビジブル・サポーター】に聞けば済む話なのだが、上手い質問をしないと欲しい答えは返ってこない。

 だから、【芳一】が解説してあげる方が、彼女達にとっては分かり易く欲しい答えが返ってくるのだ。

 だから、彼の解説を欲していたのだった。

 また、丁度、2人が来る前に、【芳一】自身が【イメージ作画装置】を通して作品をいくつか作っていたので、【ラブシーン】以外の作品を見せる事にした。

 【ラブシーン】の【アニメーション】は自主規制というやつである。

 【バトル】、【ホラー】、【ギャグ】、【スポーツ】、【日常系】、【食べ歩き】、【eスポーツ】の【テーマ】の【5分アニメ】を鑑賞してもらった。

 そして、【桔梗】が来たことで作業途中だった【戦争】を【テーマ】にした【5分アニメ】の【創作】を続け、その【制作シーン】を映像化させて、【桔梗】と【瑠璃】に見せた。

 【戦争】が【テーマ】だった【5分アニメ】は途中からだったので、もう一つ、【旅】が【テーマ】の【5分アニメ】の【制作シーン】を2人に開示しながら、作って見せて、【戦争】と【旅】の【5分アニメ】の鑑賞もしてもらった。

 そこまで行くと【瑠璃】が起床する時間が迫って来たので、本棚にある【資料】の見方や【モーションキャプチャ】などで動きが【アニメ】に反映される仕組みを体験するなど、【アニメ制作部】の楽しさを実体験で経験した所で、【瑠璃】が時間切れで、起きなくてはならなくなり、明日の【部活見学】の待ち合わせをした所で、【瑠璃】を見送った。

 それでもまだ、【芳一】と【桔梗】には時間が残されているので、【瑠璃】が【芳一】がやった様に、【イメージ作画装置】を装着して自分で、作ることになり、【芳一】は彼女のサポートに廻るのだった。

 ある程度、【5分アニメ】を作った事から大体のコツがわかり、【桔梗】に的確なアドバイスを言える様になっていた。

 【桔梗】は、【ラブストーリー】を作った。

 お世辞にも上手いとは言えない拙い出来の物だったが、それでも一応、【アニメーション】としては成立していた。

 それをやった所で、【部員】が【試写会】をする事になり、【芳一】と【桔梗】はそれを鑑賞する事にした。

 【芳一】もそれなりに【上手いアニメーション】を作っていたが、やはり、【本格的】に【部活動】として、【アニメ制作】をしている【部員】達の【作品】の出来は、ひと味も二味も違っていた。

 【芳一】の作ったものよりももっと本格的な出来になっていた。

 【芳一】と【桔梗】が見たのは3本だ。

 一本目は、【ロボット物】の作品だ。

 某有名【ロボットアニメ】と被る設定が多いのがちょっと気になったが、小学4年生が作るものとしては、設定もしっかりしていて十分過ぎる様になっていた。

 【有名ロボットアニメ】と設定が被る問題が多いので、【著作権】の問題から作品としては認められない部分が多いが、【インビジブル・サポーター】に聞いた所、【初等部4年生】では、どんな変な活動をしても認められるので、【二次創作作品】として一応、【夢の異世界】では認められるのだそうだ。

 ただし、【中等部】からは、本格的になるので、基本的に【二次創作】は認められて居ないそうだ。

 【中等部】からそれが認められる場合は、【本人】が【原作】を作った物の【二次創作】か、同じ【部員】が自分の作品の【二次創作】を認めた場合なのだそうだ。

 二本目は、【ホラー作品】だ。

 悪意を持った【美人女性主人公】は男に対してもの凄く嫌悪感を持っており、自分に好意を持った【男性】に【プレゼント】を一つずつ渡す。

 その【プレゼント】には全て、【呪い】がかかっており、様々な【呪い】が【主人公】に好意を寄せた【男性】達が不幸になっていくと言う【アンダーグラウンド・カース・ストーリー】だ。

 こっそりと人を呪い殺す物語になっており、【制作者】の心が病んでいるのがよく解る様な【ストーリー】だった。

 正直、どん引きした。

 三本目は、【勘違いラブストーリー】だ。

 主人公とヒロインは別々の男女と付き合っている。

 それは、主人公とヒロインが、密かにやっている【交換日記】をやっている相手が、付き合っている異性だと勘違いしているからだ。

 本当は主人公とヒロインが【交換日記】をしているのだが、【交換日記】を始めた時にお互いの正体を知らずに開始しており、2人はその後、告白してきた男女を【交換日記】をしている相手だと勘違いして【付き合う】事になった。

 主人公とヒロインはお互い、会えば喧嘩する様な間柄だったが、【交換日記】では、【意気投合】している。

 この物語は、勘違いした2人が、お互いの本当の気持ちを知るまでの【寄り道ラブストーリー】に仕上がっている。

 とても、小学四年生の肉体で、作ったとは思えない出来に、これを作った【部員】は、才能があると思ったのだった。

 こうして、【芳一】と【桔梗】も見学を終えた。

 明日は、【桔梗】も【瑠璃】も仕事があるので、日中は会えない。

 夜まで再会はお預けだと言うことになる。

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