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終末パラノイア ~殺人罠師とミーム汚染アーカイブ #1~  作者: 結城 からく


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第64話 箱庭の殺し合い

「おい、殺人鬼さんよ。さっさと始めてくれ。すぐにこいつをぶっ殺してゲームを終わらせてやるよ」


 分かりました。

 確かにルール説明ばかり長くなっても退屈ですからね。

 尺の都合もあることですし、もう開始してしまいましょうか。

 オワリさんも大丈夫ですかね?


「はい! いつでもいけますよ! シューエンさんを倒して一気に出世します!」


 良いコメントをありがとうございます。

 下剋上の精神が旺盛で良いですね。

 元気なのが伝わってきます。


 それでは始めましょう。

 実況は僕で、解説は婦警さんが担当します。

 二人ともスタートしてください。


「うおおおおぉぉっ!」


 おっと、さっそく隕石さんが拳銃を拾いに行きましたね。

 最初から狙っていたようです。

 しっかりと"ゲーム"に順応しています。

 殺意が固いのも評価点ですねぇ。


「オワリは防弾チョッキとナイフを取ったな。近接戦闘が得意なのか」


 身体つきからして、かなりの熟練者でしょうね。

 殺人経験も豊富のようです。

 隕石さんも同じような匂いがしましたし、ジ・エンドの入社条件に関係あるのかもしれませんね。

 世界を滅ぼすという目標を掲げる以上、所属する人間の素質も問われるのでしょう。

 勧誘されたということは、僕も条件を満たしているようですねぇ。


「呑気に話している場合じゃないぞ! 二人が目の前で殺し合っているんだ!」


 分かっていますよ。

 ちゃんと見ていますから騒がないでください。


 初動で真逆に行動に出た両者ですが、これはどうなるのでしょう。

 非常に盛り上がる展開となってきました。


「下っ端女が! くたばりやがれェッ!」


 隕石さんが果敢に発砲しています。

 正確に狙っていますが、オワリさんは防弾チョッキを掲げて凌いでいますね。

 そのまま物陰に隠れてしまいました。


「オワリも冷静だった。銃口と視線から発砲のタイミングと照準を確かめていたようだ。二人とも戦い慣れている……というか、私の解説は必要なのか?」


 ちゃんと解説してください。

 それが今の婦警さんの役目ですよ。

 僕達はしっかりと動画を観ている皆さんに状況を伝えなければならないのです。


 皆さん、ご安心ください。

 カメラで撮影しつつ、僕達もしっかり実況と解説を頑張ります。

 どうぞ早送りはせずにお楽しみくださいませ。

 オワリさんと隕石さんの戦いはここからさらに盛り上がりますよ、きっと。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 今話もありがとうございます! [気になる点] >「オワリは防弾チョッキとナイフを取ったな。近接戦闘が得意なのか」 >身体つきからして、かなりの熟練者でしょうね。 >殺人経験も豊富のようです…
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