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終末パラノイア ~殺人罠師とミーム汚染アーカイブ #1~  作者: 結城 からく


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第49話 世界滅亡希望

「ところでお前は何をしているんだ。さっきからパソコンを触っているが」


 リペアについて調べているのですよ。

 まずは情報収集からです。

 相手を知らないと、対策も満足に打てませんからねぇ。


 ただ、検索してもまともにヒットしません。

 本当に秘密組織のようで。

 真偽の怪しい都市伝説でも良かったのですが残念です。


 ここについては、ヨウエルさんの忠誠心に負けたと言ってもいいでしょう。

 彼が情報を吐いてくれたら楽だったのですがね。

 世の中、そう上手くはいかないようです。


「ではどうする。味方を捜すのが先決か」


 そうですね。

 できればミーム使いが望ましいです。

 ネットでは既にミームという特殊能力についての噂が出回っています。


「早いな。お前が流したのか」


 僕もリークしましたが、それ以前から出ていました。

 各地に察しの良い方がいるみたいですね。

 まあ、都合の良し悪しに関わらず、想像した通りのことが起きたら、何らかの法則性を疑うと思いますよ。

 きっと僕達より強力なミーム使いもいるはずです。


 そう考えると、人類とリペアの戦いは既に始まっていると解釈できますね。

 リペアも僕達ばかりに構っている余裕はないでしょう。

 事態は思ったより好転していそうです。


「そうだといいんだがな……」


 おや。

 何か不安そうですね。


「別になんでもない。ただ、本当に事態が収束するのか気になっただけだ」


 現実的な意見ですが、あまりネガティブになってはいけませんよ。

 そういった考えがミームになりますからね。

 巡り巡って世界を滅ぼしてしまうかもしれません。


「大げさすぎないか」


 まったく大げさではありません。

 ミームとはそういうものです。

 モブになった人間が増えていくほど、世界全体における婦警さんのミームの割合は高くなります。

 意思を持つ生存者とは、それほど貴重な存在です。

 あなたの影響力は、あなたが想像する以上に重くなりつつあるのですよ。


「すまない。何度も注意されているのに、つい考えてしまうんだ」


 それは仕方ないですが、同じ分だけポジティブになってください。

 僕達に有利な想像をするのです。

 謝罪より前に進むために役立ってくれるとありがたいです。


「分かった。努力する」


「世界を滅ぼしませんかーっ!」


 ん?

 何やら不穏な声が聞こえましたね。


「後ろだ! 誰かが走って来るぞ」


「一緒に世界を滅ぼしてみませんかぁーっ!」


 リペアでないのは確かですね。

 彼らは世界の存続を第一に掲げていますから。

 よく分かりませんが、危険な人物には違いありません。

 戦闘準備をしましょうか。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 今話もありがとうございます! >「世界を滅ぼしませんかーっ!」 wwwww これまたイカレた敵がやって来たなぁ。 [一言] 続きも楽しみにしています!
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