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まだ夏だから

作者: 河原 真宙


腐敗する夏の雨が

飼い殺された心に優しく打つ。


干上がり、火傷に似た生傷を潤すのは

あなた以外となら誰でもなのでしょう。


誰よりも解っていたはずなのに

こんなにも想像した通りなのに

死ぬのが怖くないなんて…

何故なのでしょう。


夏が終わるからなのか

あなた以外を求めたからなのか。


初めから存在しない戯れ言を

見た事も無い時間の概念を信じさせる

白々しくも自分を騙している無邪気な

生き方に私は堕ちていた。


あなたに良く似たあなた以外の誰かは

甘い言葉を好み

私の知っている出来事をたくさん教えてくれていた。


知らないふりをするのは

もうやめよう。


あなたは死ぬのが怖いでしょ?

私は怖くない事を教えましょう?









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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉が美しくとがっているように感じました。ストーリーだけを追っかけると普通は気持ちの悪い怖さになると思います。しかしこの小説では純粋な怖さに惹きつけられて気持ち悪さを忘れてしまいました。 …
2018/11/05 21:29 退会済み
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