考察④想像がつきにくい
最後に最近の軍事マニア達の傾向の様なものだが、こちらにも世の仕事と同様、女性の進出が目覚ましい。
特にサバイバルゲームの世界では女性ゲーマーのみのチームやイベントが開催される位だ。
ひと昔前で言えばこのような趣味は男性だけのものと思われてきたが現在ではボクササイズ的な趣味として楽しんでいる人もいる。
社交的で活発な女性なら惹かれる要素はあるかもしれないし、内に篭る趣味でもない為、比較的周りにも言い易いようにも思える。
男性からすればこういった趣味の女性は歓迎できる存在だろうしサバイバルゲーム自体のイメージ向上にも繋がる。
最近ではサバイバルゲームは危ない集団の集まりというイメージを払拭しつつあると言っても過言ではないだろう。
それとは逆に旧態前としたイメージを引きずってるのは先ほど述べたインドア派の女性達だろう。
何がキッカケで軍事に興味を持ったか解らないが水面下で増殖している事は確かだ。
しかしこちらの方は男性の時同様、あらぬ誤解を受け兼ねない為比較的こっそり楽しんでいる場合が多いと推測される。
なので、サバイバルゲームに代表されるアウトドア派のように同行が掴みにくい。
そして現在はありとあらゆる情報がインターネットで調べられるためそういった女性を見つけるのは非常に困難だろう。
彼女達はネットを駆使して様々な情報を貪欲に集めて、欲しいものは通販で入手する。
通信網と物流の発達した現代であれば人の目を気にする事なく趣味に没頭できる訳だ。
とはいえ自分の趣味を完全に覆い隠す事は非常に困難だ。日常生活においてその片鱗はつい出てしまう。
聞き慣れない飛行機の爆音を聞いたりすると思わず空を見上げたり。
三菱、川崎、石川島播磨、などの重工業メーカーの名前に過敏に反応したり。
軍事知識の間違った使い方をされると思わず訂正したり。人間の本性は本人の意思とは関係なく出てしまう。
それによって己の趣味が暴露してしまい良い方に向くならかまわないが、大体が誤解を受けて大変な目に合うのが大多数だろう。
事に社会人で職を持つものなら収入源がそのまま趣味を遂行する為の資金源となっているので色んな意味で死活問題だし、生活の方にも影響が出かねない。
しかし、そんな困難な状況にも関わらずにも彼女たちは人しれず黙々と趣味を満喫しているのである。
そして彼女達の容姿は必ずと言っていい程その外見からは予想が非常に困難な場合が多い。意外な職業の場合もある。
という事を付け加えて本章の幕を閉じたいと思う。