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私の小失敗の本質  作者: リノキ ユキガヒ
軍事マニアとは?
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考察②分類

これより軍事マニアとは「何か」という事について述べようと思う。

本書を読むにあたって


軍事マニアって何?


と全くもって想像のつかない方ならこれより先は読まれたほうがよいと思うが、おぼろげながらでもイメージの付く方。もしくは本書のタイトルである所の「私の~」で既に何かしらピンときた方なら本章は読む必要はないかと思われる。むしろ読み飛ばして頂いてくれたほうが物語りが頭に入りやすいかもしれないし、これから述べることはあくまで著者の浅ッい知識による一方的な概念であるから、自分なりの軍事道を持たれるかたにおいては違和感を感じる可能性は否めない。

それに軍事という分野を文字だけで簡潔に説明するのはハッキリいって無理がある。読んでる途中で不快感を感じるのであれば無論。読み飛ばして頂いても結構だ。では前書きはこれ位にしておいて本題に入ろう。


 軍事マニアといってもその種類は多岐に渡る。

 一般的な認識としてある軍事マニアは大体「兵器マニア」の事を指して言っている場合が多い。

 これは読んで時の如くなのだが、この中でも種類は細分化される。

 兵器といってもその種類は多種多様。しかし乱暴かつ大雑把に分ければ


 陸


 海


 空


 の三種類に分類できる。


 先ず陸だが、こちらは銃器や戦車、大砲などが挙げられる。代表的なもので予備知識なしで理解できる文言はこれ位だろう。

 こちらは歴史が長いので細かいのを挙げればキリがない。下手をすれば石ころでさえ武器としてあつかい兼ねない深さが特徴的だ。


 次に海だがこちら海が相手なだけに艦艇などが主な対象になるので一見限定的にみえる。

 しかしこのジャンル、現代と過去に大多数のマニアが別れる事が多い。

 現代はイージス艦などの最新鋭艦。過去は戦艦大和に代表されるような大艦巨砲主義、華やかなりし頃。

 これら二つに大別される。因みにこの両名マニア「みず」と「アブラ」のような関係である場合が多い。


 最後に空だが、絵的には一番解りやすい部類に入るかもしれない。なんせ空を飛べるものは飛行機しかない。それは軍事においても同じだ。

 彼らも海の時同様大雑把に「ジェット機」と「プロペラ機」の二種類に分類できる。

 全体的な特長としては陸、海、に比べて歴史は浅いがその存在が戦闘の様相を一変させた重要な兵器だ。

 なので人種的になぜかプライドの高いマニアが多い。


 いささか乱暴かつ大雑把に兵器マニアというものを分類してみた。

 これらの分類はあくまで軍事的な知識がなく極一般的な人の理解を得る為というのが前提だ。

 多少なりとも知識のある人達からすればこの分類は噴飯ものかもしれない。


「陸、海、空、で簡単にまとめるな!」

「世界大戦ごとに分けた方が解りやすいんじゃないの?」

「国別にカテゴライズしてもいいような?」

「いやいや、銃器を詳細に説明した方がそれっぽい」


 などの意見が聞こえてきそうな気はするが本章はあくまで軍事的な知識の無い人に向けてである。御了承願いたい。

 兵器マニアでさえ簡単にカテゴライズするのに、これだけてこずるのだから軍事マニアというものの深さが伺える。これにあと戦史マニア、戦術マニア、軍装マニア、軍人マニア、なんかも加わってくる。

 そしてこれらは必ずと言っていいほど糸のように縺れあって表に出てくる。

 なので軍事というものは多面的に見ざるをおえない場面も多々あるのだ。

 分類自体がどだい無理な話しのような気もしなく無い。

 人類の歴史は戦争の歴史とよくいわれる。つまりそれだけ軍事というものは奥が深いと思ってもらうだけでも本項の意味はあったであろうと思いたい。


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