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村の宿屋の二人の主

 アイリーンの知らせからそう離れてはいない、けもの道のように、整備されたと言う訳ではなく本当に人が歩いていたら跡がついた、と言ったような街道を少し逸れた位置、そこにその村はあった。

 とはいっても、すぐ目の前まで接近した訳ではない。それをしたらきっと面倒なことになるからな。飛んでくるときに上空から見えたが、結構な騒ぎになっていた。蜘蛛が去ったことについても、竜が居た事についても。今回もこのまんまで行けばネウルメタのように騒ぎになること必至だ。なのでアイリーンに頼んで、ぎりぎり見えないラインで人化して、村を目指したのだ。


 で、徒歩で村まで来て現在。目の前には、本当に簡単な木の柵で囲まれた、それほど広くない村が広がっていた。ただし、他の街の様に、検閲は行っていた。今も丁度、ちょっとよさげな鎧を着た冒険者のようないでたちの人が一人、検閲を受けていた。


「うーん……ここでも身分確認か……」


 いや、まあね? 普通はどの町でもやっているって言うのは分かっているつもりなんだけど、心のどこかでやっててほしくないって言う思いがあっても良いと思うんだ。だって、俺たち身分確認なんかできないし。


「どうかなさいましたか?」


 俺が隣でどうしようかとうんうん唸っているとアイリーンが聞いてきた。


「いや、どうやって入ろうかと思ってだな」

「え? 別に普通に入ればよろしいのでは?」


 おや? もしかしてあれは身分確認ではないとか?

 しかし、その淡い期待は簡単に裏切られる。


「柵も粗末な物ですし、ネウルメタよりも簡単に入れるでしょう」


 ああ、はい。不法侵入ね。アイリーンの中では、それがデフォなのね。

 


=========


 

 結果。ええ。そうです軽く飛び越えましたとも。家の影で死角っぽくなっているところから。

 で、アイリーン曰く、こんな村でも、何だかんだで冒険者の中継地点になっているそうで、宿も一軒位はあるはず、との事。俺たちの目的は次の行き先の決定と、今晩の宿。別に野宿でもいいんだけど、出来るならば、この世界の宿の泊まりたい! と言う事で、ネウルメタとかに比べてそんなに広くは無い、しかし歩いて回るならまあまあ広い村の中を、宿を探して散策することになった。ちなみに村の人には誰が検閲を通って誰が通ってないだとかは基本的に知らない。なのでこうして歩き回って、時に人に話を聞いても大した問題にはならないのだ。あ、衛兵――ではなく歩きながら知ったがこの村では自警団らしい――は別で、それなりに知っているそうだ。要警戒。


「申し訳ありません。もっと迅速に糸を張ることが出来れば良かったのですが……」


 さて行こうと思った矢先、アイリーンがそう謝罪の言葉を口にした。

 唐突な謝罪だが俺はその言葉がどういう意味かは分かっている。アイリーンはあくまでネウルメタの時のように広範囲で分かるのは気配や魔力であって、建物などは分からないのだ。しかし、その欠点も巣のように糸を巡らせればそれなりに分かるようになるのだという。魔法で作った糸は、魔力の供給無くしては消えてしまうそうで、自家製の糸を使わないといけないんだそうだ。なので、そのことについての謝罪なのだ。自家製の糸を村全体に気づかれずに張るのはそれなりに大変らしい。

 ちなみに、俺たちが来ている服は、体から漏れ出ている魔力を勝手に使っているので消えないのだそうだ。この辺の説明はまたあとで聞こうと思っている。


「なに、気にする必要はない。確かにそう時間もあるまいが、さっと見て回る分には問題ないだろう。これも旅の醍醐味だ」


 実際、俺はこんなザ・村といえるような場所はみたことがなかったので、ただ歩いて回るだけでも割と楽しい。だから何の問題もないのだ。

 一応、今も少しずつ糸を伸ばしているらしいしな。



==========



「さて、そろそろ村の中心あたりか?」

「そうです。ここの建物が見た限り中心にありますね。中から、数名の人の気配がします」


 アイリーン曰く、あくまでもざっと見た際の感覚だがこの村はだいたい円形をしている。その中でも大きい建物は二つあって、どちらかと言えば此処の建物が大きくかつ村のほぼ中心に位置していたらしい。

 基本的に村にあって大きい建物は、村長宅か宿屋または雑貨屋位なんだそうだ。

 で、今回のこの建物は平屋の上に小さな平屋をのっけたような二階建て。俺はパッと見、宿屋かと思ってしまったがどうやらここは村長のお宅らしい。


「宿屋にはそれを示す看板が存在しています。私もその看板はみたことがありますが、この建物にはついていないのでよっぽどひねくれた宿でもない限りここは村長宅でしょう」


 とのこと。いやー助かるわー。アイリーンの知識は有り難いね。

 そうと決まれば、もう一つの建物に行きましょうかね。


 歩いて数分。村の端の方、村の二か所ある入り口の中心あたりにあった。何故か周辺は妙に開けている。なお、あくまでアイリーンが確認しただけで俺はどこにあるのか知らなかったので、さっきも今回もすべてアイリーンの先導である。ちなみに道中で雑貨屋や八百屋なんかを見つけている。それぞれ一店舗あって、雑貨屋はちょっとした武具、農機具も売っていた。

 それにしても案外、端っこの方にあるんだな~宿屋って。


「ふむ、おかしいですね。確かにあそこに掲げられている旗は宿屋を示すもの。しかし、それにしては人気が少ない。そして何より、中から人の気配がしない……?」


 俺とは違い、アイリーンはこの宿の様子に違和感を覚えたらしい。かく言う俺も休みならばともかく、思いっ切り営業中の看板が扉にぶら下がっている宿の中に人の気配が無いんだったらそうなる。


「どうするか。確か、この村にも冒険者の男が入っていた筈だが……。誰か来るのを待ってみるか?」

「そうですね。案外、夜にでも宿を取るつもりなのかもしれません。ただ先ほど村長宅で、ランクが存外高く村長に用でもあったのか、私たちが付いた際に門の前に居た冒険者の気配を感じました。そいつ以外にも冒険者はいるかもしれませんし、こんな村でもタイミングよく商人が訪れているかもしれませんが、少なくとも居る事が確定しているそいつは村長宅に泊まる可能性があります。待つよりかは、聞いて回る方が良いかと」


 確かにそれもそうか。いつ帰ってくるか分からない宿の人や、村長宅にいる人以外居るか分からない冒険者や旅の商人を待つのは、ちょっときつい。時間的にも、此処はちゃっちゃと聞き込みを始めるのが吉か。

 そうと決まれば村民を探すかね。この辺家少ないしなー。と、のんきに考えていたら、ふとアイリーンの纏う空気が変わった。


「カース様、何者かがこちらに近づいてきております」


 どうやら、接近する誰かしらを察知したらしい。でも、此処の場所的に考えて普通に村人ではないのだろうか。

 暫くして。アイリーンの視線の先、民家の影から姿を現したのはちょっと変な恰好をした、水が入ったように見えるバケツを手にした見た目十歳未満の二人の子供だった。

 そのうちの一人がこちらに気が付いたらしく、声を上げる。


「あっ、不審者! お前らそこで何してる! そこはなぁ、俺たちの家なんだぞ!」


 勢いよく声を上げたせいか、目深にかぶっていたフードがパサリと脱げた。

 うぐ……。今の格好だと否定できないな。

 声の主は男の子だったようだ。残念ながら俺には声を聴くまで、いやまだ変声期前なのか人によっては十分女の子でも通用する声だったので今回は顔を見るまでは相手の性別が分からない。

 何故ならば、その二人組は妙につぎはぎだらけの、言い方見方を変えれば、様々な色合いでそういうデザインに見えなくもない服を着て、しかもその服にくっついているぬいぐるみの様な角付き(・・・)フードをしっかりとかぶっていたからだ。なお、もう一人の方の頭には何やら白い物体が乗っている。あれは……鶏か?

 まあいい。どうやら彼らの言う”そこ”とは丁度いま俺たちが背を向けているこの宿屋らしい。


「何をしている、と聞かれても、私たちはあくまで宿屋の主人が返ってくるのを待っていただけだぞ?」


 なんにせよ、相手がここに住んで居る、と言うのであれば好都合だ。この宿の主人の居場所を聞いて、泊まれるか聞いておきたい。


「お客か? んん? 怪しいな、あ、いや、いつもはもっとごついし、そもそも男か……」


 何やらもごもご独り言を呟いているらしい。はっきりとは聞こえなかったが、怪しいとか聞こえたしまだ疑われているのか?

 まあ、宿屋に住んで居るのにこれだけ警戒しているのだからなんかあったのだろう。


「ねえ、どうする?」

「え? う~ん、冒険者さんっぽいし今までの人とは違うみたいだしうちに泊まってくれるなら歓迎したほうがいいかも?」


 今度はもう一人と相談し始めた。もう一人は、初めから傍観を決め込んでいたのか話しかけられるまでぼうっとしていたようだ。返事をした声が少し驚いているように感じられた。

 聞こえた声から察するに、どうやらもう一人は女の子らしい。こっちは多分あたりだろう。可愛らしい女の子っぽい声だし。

 ほんの二三、言葉を交わしただけの様だが結論が出たらしく、二人そろってこちらを向いた。


「分かった! お前たちが探している宿屋の主人は俺と」

「私だ! ほとんどお客さんなんて来ないから油断していたが本当にお客さんなら歓迎するぞ!」


 腕を組んで、仁王立ちをしての物言いである。持っていた筈のバケツはちゃんと両脇におかれていた。

 何という上から目線な物言い。初めの時は不審者が相手だからかと思ったが、お客であると認識したはずの今もと言う事は普段からこういう話し方なのだろうか。にわかには信じがたいがもし本当にここの主人なら、その話し方はどうかとおも……いや、異世界ならありなのか?

 どう考えるべきなのか悩んでいるとアイリーンの小さ目に抑えた声が聞こえた。


「カース様、どういたしますか? 殺しますか?」


 ふぁ!? 物騒な単語が聞こえた気がしたんだが?


「落ち着けアイリーン。どうしてそうなった」

「いえ、カース様が何やら不快そうな顔をしていたような気がいたしましたので。かく言う私もですが。ああ。安心してください。多少手間取るかもしれませんが、カース様のご命令とあらば、あの口の利き方もわきまえない餓鬼どもを血祭りにあげて見せます。そうでなくても、拳骨の一つや二つはくれてやらねば」

「それはあれだよな? そのまま骨まで砕ける奴だよな?」

「手加減すれば、血が出て気絶くらいで済むかと」

「駄目だ。アウトだ。やめろ」


 まったく安心できない。と言うかそうか、あの話し方はやっぱりおかしいのか。そんでアイリーン、割とイラついてたんだな。全然気が付かなかったわ。

 ちらりと、二人組の方を窺う。どうやらそれほど殺気の類は出ていないのか、先ほどから特に姿勢は変えておらず、こちらの返事を待っている様子だった。頭の上に乗っていた、先ほどからまったく動いていなかった鶏らしき白い生き物が少し挙動不審になってはいたが。流石に動物は気が付くと言う事か?


「しかし……」

「だから落ち着け。そんなことをする必要はない。俺が考えていたのはあの二人が言っていることは本当なのか、だ」

「本当か、ですか」

「ああ。あの二人は見たところまだ若いだろう? あの若さで本当にここの主人なのかと思ってな」


 俺の言葉を聞いて落ち着いたのか、ふむ、と軽く考えてからいつも通りに話し出した。


「そうですね。一応、私の経験から察するにすでに親が死んでしまった場合や、親がどこかしら遠くに用事で出掛けている場合、孤児であった場合などで有ればおかしな話でもないかと思います」


 ああ、なるほど。そういう事もあるのか。この世界は根本的に地球とは違うからな。魔物が居たり盗賊が居る世界だから親がすでに死んでしまっていてもおかしい話ではないし、遠くに出掛ける場合も交通手段の関係上、小さい子供ではおいて行かざるを得ない可能性もある。孤児であったとしても、この世界ではどの程度までサポートされているのか分からないが、成人年齢によってはこの年齢から働いていてもおかしくは無い。まあ、建物をどうするかなんかの問題はあるだろうが。


「なるほどな。確かにそういう事もあり得るか」

「はい。それにいざとなれば、カース様であれば竜眼によって確認する事も可能でしょう」


 ……それだ!

 いや~、竜眼とかすっかり忘れてたわ。あれだ、地球ではステータス的な物はゲーム以外では履歴書位だったから、いちいち確認するなんて発想すっかり抜け落ちてたわ。せっかくのファンタジー要素なのになぁ。新しく出会ったファンタジー要素や蜘蛛騒動、逆に日本語が使われていると言う事もあって影が薄れていたと言うのもある。

 せっかく使えるんだし、もうちょっと意識しておかないとなあ……。ともかく、さっそく使って確かめてみよう。流石に「あなたのご両親はどちらに?」とは死んでしまっている可能性がある事に気が付いてしまった以上、聞きにくいしな。

 良し。魔力装填、竜眼発動! どれどれ、二人のステータスは……?


~~~~~~~~~~


個体名:ウズキ・カレンド

年齢:10歳

種族:人間族

性別:男性

系統:宿屋主人

スキル:忍び足・聞き耳

特殊:――――――


~~~~~~~~~~


~~~~~~~~~~


個体名:ヤヨイ・カレンド

年齢:10歳

種族:人間族

性別:女性

系統:宿屋御上(おかみ)

スキル:忍び足・聞き耳

特殊:――――――


~~~~~~~~~~



 なるほど。どうやら二人が宿屋の主人であることは正しいらしい。同い年か。苗字っぽい方がおんなじだし双子かな?

 今まで、一般人ではなく逸般人・・・ばかり見てきたせいかやけにすっきりして見えるな。……え? 古いって? 良いんだよ。元は某掲示板(俺は見た事ないが)だろうが今は某動画サイトですごい人的な意味で見かけるからな。そっちの意味だ。って、ああ……そうかー。転生してこの世界に来ちゃったって事は、もうあのサイトどころかネットすらできないんだなぁ……。そう考えると、ちょっと帰りたい気持ちが湧かないでも――。

 ま、いいか。どうせあっちよりも楽しそうだしな、魔法とか魔物とか。そもそも、友人家族よりもちょっと惜しいと思う気持ちを抱くのはどうかと思うわ、我ながら。

 それよりもいまは、子のステータスだし。すっきりしてはいるがなぜか、忍び足と聞き耳があるな。まあいいか。部屋に近づいてきたら流石に気が付くしな、アイリーンが。

 さて、そろそろいい加減に暗くなてきたし。言葉遣いもこの世界ではそこまで気にならない要素なんだろうし。それこそ冒険者相手なら気楽な喋りの方が良いのかもしれない。歓迎するって言ってるしな。


「アイリーン。今日はここに泊まろう。この村にはほかに宿もなさそうだし、もう日も落ちかけている。俺は宿に泊まってみたい」


 ついでに本音まで漏れてしまったが、アイリーンは不承不承といった様子ながらも納得してくれた。きっと言葉遣いやその前の態度などにも思う所があるのだろうが、今回は我慢してもらおう。話し方は流石におかしいのかもしれないが、それに俺の事を思っての事だろうし、俺が納得していればそれでいいはずだ。……自意識過剰じゃないよな?


「分かった。では、取りあえず一泊頼む。お代はいくらだ?」


 そういうとなぜか少しだけ驚いた顔をして、一晩の代金を教えて――その時、鶏が羽ばたいた。


「ねえ………………」

「ん? そうか。まあいいか。……お客さん! うちは三晩まとめて泊まってくれればちょっとしたサービスがあるよ!」


 何やら初めの方に少し話していたと言うか軽くやり取りをしていたみたいだが、どうやらサービスとやらがあるらしい。

 お得ならそっちの方が良いし、急ぐ旅でもないしそもそも気になるから聞いておこう。小説ではよくあるよね、こういう宿での連泊サービスって。


「どんなものだ?」

「ええっと、まず、宿代! 本当は一泊の朝食昼食夕食別料金で大銅貨一枚なんだけど、まとめてなら小銀貨一枚と大銅貨一枚で朝食夕食付……だ! あ、基本的に一食銅貨一枚ね」


 ふむふむ、大銅貨一枚。確か五百円くらい? で、食事が一食、銅貨一枚。百円くらい、と。それが朝夕ついて来て三日で千五百円。パッと見そんなでもないけど、食事代が六百円分安くなったと。実質食事代無料だな。うちは、俺は食べなくてもいいけど、アイリーンが食べたそうだしそれはアリかも。

 そういえばこういう世界はだいたい昼食ない事が多いのにさらっと話の中に出て来たって事は普及しているのか? まあ、値段には入ってなかったし、昼食は冒険者向けで、でも冒険者は外で昼食をとることが多い、とかかもしれないけど。

 俺が値段の換算をし終わる頃、タイミングよく女の子――ヤヨイ・カレンドが話を進める。


「それと、温風魔道具の貸し出しが本来なら小銅貨五枚だけど無料! まあ、お風呂は何泊だろうと無料なんだけど。……ほかにもいくつかの魔道具貸し出しが無料になるぞ!」


 ない胸を張って力強くヤヨイが言い切った。

 そこで沈黙の時間が訪れた。俺はどのくらいが適性の割引なのか知らないからどこで話が終わったのか分からない、アイリーンは基本必要なこと以外無言、双子は話し終えた、その結果がこれである。


「「……」」

「……」

「……」


 き、気まじぃ……。無言の圧力とは存外大きい物である。特に双子の視線が痛い。

 仕方なく、と言うか耐え切れず俺から動き出す。


「ア、アイリーン、さっきのサービスは適正なのか?」


 まずは、小声でアイリーンへ確認だ。


「そうですね。適正、あるいは宿にある魔道具次第では格安と言えるのではないでしょうか。ここは高級宿と言う訳ではないでしょうし」


 良し、価格確認完了。どうやらお値段はいい感じだな。


「アイリーン。アイリーンがどこかに行きたい場所があれば別だが、急ぐ旅でもないわけだし、俺としてはここに決めたい。良いだろうか?」

「私はカース様についていいければそれでいいので、カース様のお望みのままに」

「分かった。すまないが代金は……」

「お任せ下さい」


 よしよし! ちょっと、いやかなり情けないが代金の心配もなくなったしここに三日お世話になろうじゃないか。


「分かった。それでは三日頼みたい」


 っと、昼食はどうするかな。必要になったらその時に頼めたりするかな?


「それと、昼食について何だが、その日その日に必要になったら頼みたいのだが問題は無いか?」

「え、ああ、うむ! 私が昼食係だが、いつもお客さんが居る時に作り始める時間の、十一時以前であれば問題は無いぞ。時間のかかる煮込み料理は基本的に一杯作るしな!」


 良かった。問題は無いみたいだな。


「分かった。では三日間よろしく頼む」

「「まいどあり!」」


 双子が声をそろえて元気よく返事をした。




まさかの宿に入るところまでいかないと言う。

本当に申し訳ありません。

次は急ぎたい。説明回っぽくなって設定やらなにやらの関係上あまり急げない様な気がしておりますが、出来る限り頑張ります。

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