艦船データ
これまでに出てきたアルビオン王国軍の艦船データをメインに、艦級ごとに名前を羅列しています。
現状での情報ですので、今後予告なく変更になる可能性があります。
戦艦(一等級艦)
艦隊の旗艦として建造された最強の艦。強力な主砲と防御スクリーンを持つ。
キング・ジョージ級A01
・キング・ジョージ
・プリンス・オブ・ウェールズ
・デューク・オブ・ヨーク
第一艦隊旗艦HMS-A0102003
キング・ジョージ級プリンス・オブ・ウェールズ型三番艦プリンス・オブ・ウェールズ03
キング・ジョージ級はロイヤル・ソヴリン級の防御スクリーンを強化している。そのため、副砲が重粒子加速砲ではなく、荷電粒子砲(電子線)となり、攻撃力がやや劣る。
ロイヤル・ソヴリン級A02
・ロイヤル・ソヴリン
・ロイヤル・オーク
戦艦(ロイヤル・ソヴリン級ロイヤル・ソヴリン02)A0201002
全長1,050m、全幅150m、全高200m、総重量822万トン
主機出力4.0PW×3、最大加速度3kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:主砲25TW級陽電子加速砲×1、副砲5TW級FFAG型重粒子加速砲×4(2門は艦尾迎撃砲)、10GW級対宙レーザー×160、200TJ級防御スクリーン×4
乗員:定員500名(士官70名、准士官25名、下士官150名、兵255名)
士官:司令官、参謀長、首席参謀、作戦参謀他、艦長、副長、航法長(副、補)、戦術士(副、補)、情報士(補)、機関長(副)、宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、掌砲次長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
十五層のデッキを持つ。
艦隊の旗艦となる大型戦艦。戦闘艦で最大の主砲を持ち、強力な防御スクリーンは二等級艦二隻と渡り合っても余裕がある。
巨大すぎるため、そのエネルギー消費量は馬鹿にならず、長期間に渡る作戦では補給の困難さがネックとなる。
また、加速性能は二等級艦と同等であるが、質量に比べてスラスターの能力が低く、小回りの点で劣るため、回避能力は低い。大型艦であるから目立ち、また旗艦であることが多いため標的となりやすく、被弾することが多い。そのため、機動力を重視する司令官は三等級艦(巡航戦艦)を旗艦とする者も増えている。
キング・エドワード級A03
・キング・エドワード
・アイアン・デューク
クイーン・エリザベス級A04
・クイーン・エリザベス
・ヴィクトリア
第五艦隊旗艦HMS-A0402006
クイーン・エリザベス級ヴィクトリア型六番艦ヴィクトリア06
ロイヤル・ソヴリンとほぼ同じ。
戦艦(二等級艦)
ドレッドノート級B01
・ドレッドノート
・ウォースパイト
・ヴァリアント
・デヴァステーション
戦艦(ドレッドノート級ドレッドノート15)B0101015
全長850m、全幅140m、全高180m、総重量555万トン
主機出力3.0PW×3、最大加速度3kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:主砲20TW級陽電子加速砲×1、副砲4TW級荷電粒子加速砲×4(2門は艦尾迎撃砲)、10GW級対宙レーザー×120、150TJ級防御スクリーン×3
乗員:定員350名(士官40名、准士官25名、下士官110名、兵175名)
士官:艦長、副長、航法長(副、補)、戦術士(副、補)、情報士(補)、機関長(副)、宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、掌砲次長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
十五層のデッキを持つ。
標準的な二等級艦。強力な主砲と防御スクリーンを持ち、艦隊戦の主力となる艦種である。武骨なフォルムで“鉄の城”と形容されるが、高機動艦を信奉するアルビオン軍人にはあまり人気がない。
マジェスティック級B02(M級)
・マジェスティック
・マグニフィセント
・マールバラ
マジェスティック級はドレッドノート級より対宙レーザーを増やし(150基→200基)、副砲を減らしている(4門→2門)。スヴァローグ帝国軍との戦いを想定した対ステルスミサイル強化版。
ハンニバル級B03
・ハンニバル
・シーザー
・アガメムノン
ハンニバル級は旗艦機能を有した二等級艦であり、艦尾の副砲が一門になっているほかはドレッドノート級とほぼ同じスペックである。
コンカラー級B04(C級)
・コンカラー
・コロッサス
・センチュリオン
巡航戦艦(三等級艦)
レナウン級C01(R級)
・レナウン
・レパルス
・リヴェンジ
・ラミリーズ
・レゾリューション
巡航戦艦(レナウン級レナウン型01)C0101001
全長850m、全幅120m、全高160m、総重量425万トン
主機出力4.0PW×3、最大加速度5kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:主砲20TW級陽電子加速砲×1、副砲5TW級粒子加速砲×3(1門は艦尾迎撃砲)、10GW級対宙レーザー×50、スペクターミサイル発射管×4(ミサイル数16)、300t級レールキャノン(カロネード)×4、50t級レールキャノン(カロネード)×10、50TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員350名(士官40名、准士官25名、下士官110名、兵175名)
士官:艦長、副長、航法長(副、補)、戦術士(副、補)、情報士(補)、機関長(副)、宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、掌砲次長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
A・Bデッキ:兵装関係(副砲、ミサイル)、Cデッキ:士官室、艦長室、戦闘指揮所(CIC)、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:緊急対策所(ERC)、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係(副砲、ミサイル、カロネード)、I・Jデッキ:機関制御室、倉庫等、格納庫(アウル型大型艇×2、マグパイ型雑用艇×1、ワッグテイル型長艇×1)
レナウン級は最も標準的な巡航戦艦であり、アルビオン艦隊の主力艦の一つである。
主砲は二等級艦である戦艦ドレッドノート級に匹敵し、更に大型ミサイルであるスペクターミサイル発射管まで備えていることから、艦隊戦においては絶大な攻撃力を誇る。
主機関である通常空間用航行機関(NSD)はおよそ2倍の質量である800万トン級の一等級艦ロイヤル・ソヴリン級に匹敵し、四等級艦(重巡航艦)と同じ5kGという機動力を誇る。また、カロネードと呼ばれるレールキャノンを多数備えていることから、機動力を生かした小規模艦隊での戦闘において、10隻からなる重巡航艦戦隊と互角以上に渡り合うことも可能と言われている。
一方、防御力は貧弱そのもので、50TJ級防御スクリーンは前面にのみ展開した場合は同級の主砲に耐えうるものの、能力的には一等級艦(大型戦艦)の四分の一、四等級艦(重巡航艦)の七割増し程度しかない。また、一等級艦では4系統、二等級艦では3系統であるのに対し、必要最低限である2系統しかない。このため、激しい撃ち合いになった場合は、スクリーンが過負荷になりやすく、大きな弱点となっている。
巨大な主砲と大型のパワープラントを持ち、大型ミサイルであるスペクターミサイルに加え、質量兵器であるカロネードまで有していることから、艦内のスペースは非常に窮屈で、重巡航艦は言うに及ばず、スループ艦に比べても居住性に劣っていると言われている。
フッド級C02(アドミラル級)
・フッド
・アンソン
・ハウ
・ネルソン
・ロドニー
・ベンボウ
巡航戦艦(フッド級フッド型01)C0201001
全長850m、全幅120m、全高160m、総重量425万トン
主機出力4.0PW×3、最大加速度5kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:主砲20TW級陽電子加速砲×1、副砲5TW級粒子加速砲×3(1門は艦尾迎撃砲)、10GW級対宙レーザー×50、スペクターミサイル発射管×6(ミサイル数12)、300t級レールキャノン(カロネード)×6、50t級レールキャノン(カロネード)×10、50TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員350名(士官40名、准士官25名、下士官110名、兵175名)
士官:艦長、副長、航法長(副、補)、戦術士(副、補)、情報士(補)、機関長(副)、宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、掌砲次長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
A・Bデッキ:兵装関係(副砲、ミサイル)、Cデッキ:士官室、艦長室、戦闘指揮所(CIC)、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:緊急対策所(ERC)、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係(副砲、ミサイル、カロネード)、I・Jデッキ:機関制御室、倉庫等、格納庫(アウル型大型艇×2、マグパイ型雑用艇×1、ワッグテイル型長艇×1)
フッド級はレナウン級を更に攻撃力特化型にした巡航戦艦である。
ミサイル発射管と300t級カロネードの数を1.5倍の6に増やしており、一斉攻撃時の破壊力は更に向上している。
インヴィンシブル級C03(I級)
・インヴィンシブル
・インフレキシブル
・インドミタブル
・インディファティガブル
・インコンパラブル
巡航戦艦(インヴィンシブル級インヴィンシブル型89)C0301089
全長850m、全幅120m、全高160m、総重量430万トン
主機出力4.0PW×3、最大加速度5kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:主砲20TW級陽電子加速砲×1、副砲5TW級粒子加速砲×3(1門は艦尾迎撃砲)、10GW級対宙レーザー×50、スペクターミサイル発射管×4(ミサイル数8)、300t級レールキャノン(カロネード)×4、50t級レールキャノン(カロネード)×10、50TJ級防御スクリーン×3
乗員:定員400名(士官60名、准士官45名、下士官110名、兵185名)
士官:司令官、参謀長、首席参謀、作戦参謀他、艦長、副長、航法長(副、補)、戦術士(副、補)、情報士(補)、機関長(副)、宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、掌砲次長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
十層のデッキを持つ。
A・Bデッキ:兵装関係(副砲、ミサイル)、士官室、Cデッキ:司令官室、参謀長室、艦長室、戦闘指揮所(CIC)、戦術情報解析室、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:緊急対策所(ERC)、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵員室、兵装関係(副砲、カロネード)、I・Jデッキ:機関制御室、倉庫等、格納庫(アウル型大型艇×2、マグパイ型雑用艇×1、ワッグテイル型長艇×1)
インヴィンシブル級はレナウン級の改造型で旗艦機能を有した巡航戦艦である。
基本的なスペックはレナウン級とほぼ同じ。異なる点は大型ミサイルであるスペクターミサイルの搭載数を抑え、そのスペースに旗艦としての指揮・作戦・通信機能などを追加したことと、防御スクリーンの系統数を一系統増やし、防御力を増加させている点である。
居住性に関してはレナウン級とほとんど変わらない。
オライオン級C04
・オライオン
・カノープス
重巡航艦:
カウンティ級D08
・ケント(Kent)、ベリック(Berwick)、コーンウォール(Cornwall)、カンバーランド(Cumberland)、サフォーク(Suffolk)、ロンドン(London)、デヴォンシャー(Devonshire)、サセックス(Sussex)、シュロップシャー(Shropshire)、ヨーク(York)、エクセター(Exeter)
重巡航艦(カウンティ級サフォーク05)D0805005
全長620m、全幅105m、全高120m、総重量250万トン
主機出力1.5PW×2、最大加速度5kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:主砲15TW級陽電子加速砲×1、艦尾迎撃砲2TW級粒子加速砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×40、ファントムミサイル発射管×4(ミサイル数12)、100t級レールキャノン(カロネード)×8、30TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員150名(士官17名、准士官8名、下士官50名、兵75名)
士官:艦長、副長、航法長(副、補)、戦術士(副、補)、情報士(補)、機関長(副)、宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、掌砲次長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間3ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:士官室、会議室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(アウル(ふくろう)型大型艇×1、マグパイ(カササギ)型雑用艇×1)
カウンティ級はアルビオン王国軍の傑作重巡航艦であり、高機動艦隊の主力艦としてだけでなく、哨戒艦隊などの旗艦としても重宝されており、基本的な設計は数十年間変更がないほど安定している。そのため、アルビオン軍の重巡航艦のほぼすべてはカウンティ級となっており、新型艦が開発されることなく、D07以前の艦種は退役している。
軽巡航艦(旗艦機能あり)
キャヴェンディッシュ級E01
・ホーキンズ(Hawkins)、ローリー(Raleigh)、フロビッシャー(Hrobisher)、エッフィンガム(Effingham)
軽巡航艦(キャヴァンディッシュ級キャヴァンディッシュ132)E0101132
全長440m、全幅75m、全高90m、総重量130万トン
兵装:主砲5TW級中性子砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×16、スペクターミサイル発射管×2(ミサイル数6)、100t級レールキャノン(カロネード)×4、10TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員130名(士官15名、准士官5名、下士官45名、兵60名)
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士(副)、情報士(副)、機関長、
宙兵隊長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、副主計長、先任機関士、操舵長
司令部:司令、戦隊参謀、副官、従卒等
最大行動期間3ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:司令室、艦長室、士官室、会議室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(アウル型大型艇×1、マグパイ型雑用艇×1)
キャヴァンディッシュ型は旗艦機能を持つ軽巡航艦で、正規艦隊の駆逐艦戦隊の旗艦となっていることが多い。また、国内の哨戒艦隊や海賊の取り締まりなどの小規模な部隊の旗艦となることもある。
そのため、標準的な軽巡航艦であるタウン級より通信や索敵設備が充実し、乗員の定員数も多い。
戦闘力はタウン級とほぼ同等。
クレッシー級E02
・アブーキア(Aboukir)、バッカント(Bacchante)、クレッシー(Cressy)、ユーライアラス(Euryalus)、ホーグ(Hogue)、サトレッジ(Sutlej)
軽巡航艦(タウン級デューク・オブ・エジンバラ型005)E1101005
全長430m、全幅70m、全高85m、総重量115万トン
主機出力300TW×2、最大加速度6kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:主砲5TW級中性子砲×1、艦尾迎撃砲700GW級粒子加速砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×16、ファントムミサイル発射管×2(ミサイル数2)、20TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員90名(士官15名、准士官5名、下士官30名、兵40名)、その他50名
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士(副)、情報士(副)、機関長(副)、
宙兵隊長(副)、軍医長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間4ヶ月(FTLドライブ使用回数6回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:艦長室、士官室、貴賓室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、艦尾迎撃砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、随行員室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(アウル(ふくろう)型大型艇×1、ワッグテイル(セキレイ)型長艇×1)
デューク・オブ・エジンバラ型はアルビオン王国軍の標準的な軽巡航艦タウン級を基本設計に、王室関係者や政府高官など外交使節の輸送用に改造された艦型である。そのため、軽巡航艦に分類されるが、その性能は大きく異なる。
攻撃面では大型対艦ミサイルであるスペクターミサイルから中型のファントムミサイルに変更され、更に搭載数は一連射分しかなく、また、100t級レールキャノンを撤去したことから、通常のタウン級に大きく劣る。しかしながら、防御面では防御スクリーンが20TJ級とタウン級に比べ2倍(標準型10TJ級)と、重巡航艦の主砲に耐えられる設計であり、タウン級を大きく凌駕している。また、艦尾迎撃砲を備えることにより、離脱時に敵を牽制することも可能である。
この他に長期間の単独行動を想定し、最大行動可能期間を4ヶ月(タウン級3ヶ月)としており、更に高官用の貴賓室や随行員用の船室がある。
デューク・オブ・エジンバラ型は王室関係者が使用する艦である。そのため、本来戦艦に使用される艦名が五等級艦に付けられている。
デューク・オブ・エジンバラ型五番艦(DOE5)はキャメロット第一艦隊に所属し、アルビオン王室専用艦として、王太子エドワードが外遊やアルビオン本国への移動で使用する。そのため、艦体はアルビオン王家のファミリーカラーである白を基調に美しく塗装されており、更に王家の紋章(一角獣と獅子)が大きく描かれている。同様に長艇は王室関係者用に改造されており、アルビオン王家の紋章が描かれている。
DOE5の艦長は五等級艦でありながら宙軍大佐が務めることが慣例となっている。これは護衛戦隊の指揮を執るためだが、艦名から分かるように二等級艦以上の扱いを受けているためでもある。
また、艦内では王太子の護衛隊を指揮することから、艦長は宙兵隊中佐も兼任している。但し、王太子の侍従武官(宙兵隊少将待遇)がいるため、通常の護衛任務では形式上の措置に過ぎない。
王太子が慰問等で戦闘宙域に入る場合は、護衛戦隊の指揮官でもあることから、作戦中、艦長は戦隊指揮官と呼ばれる。但し、当該宙域の先任艦隊司令官の指揮下に入る。
軽巡航艦(旗艦機能なし)
アーチャー級F01
・アーチャー(Archer)、ブリスク(Brisk)、コサック(Cossack)、モホーク(Mohawk)、ポーパス(Porpoise)、ラクーン(Racoon)、サーペント(Serpent)、ターター(Tartar)
タウン級F02
・ブリストル(Bristol)、グラスゴー(Glasgow)、グロスター(Gloucester)、リヴァプール(Liverpool)、ニューキャッスル(Newcastle)、ダートマス(Dartmouth)、ファルマス(Falmouth)、ウエイマス(Weymouth)、ヤーマス(Yarmouth)、チャタム(Chatham)、ダブリン(Dublin)、サウサンプトン(Southampton)、シドニー(Sydney)、メルボルン(Melbourne)、ブリズベーン(Brisbane)、バーミンガム(Birmingham)、ローストフト(Lowestoft)、ノッティンガム(Nottingham)、アデレード(Adelaide)
軽巡航艦(タウン級ファルマス型13番艦)F0202013
全長430m、全幅70m、全高85m、総重量115万トン
主機出力300TW×2、最大加速度6kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:主砲5TW級中性子砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×16、スペクターミサイル発射管×2(ミサイル数6)、100t級レールキャノン(カロネード)×4、10TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員122名(士官12名、准士官5名、下士官45名、兵60名)
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士(副)、情報士(副)、機関長、
宙兵隊長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間3ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:艦長室、士官室、会議室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(アウル(ふくろう)型大型艇×1、マグパイ(かささぎ)型雑用艇×1)
タウン級軽巡航艦は高機動戦隊の主力となる戦闘艦である。大型ステルスミサイル、スペクターミサイル発射管を二基持ち、巡航戦艦を一撃で撃沈する能力を持つ。五テラワット級中性子加速砲はゾンファ、スヴァローグの軽巡航艦に比べ、攻撃力に劣るが、速射性に優れている。
しかしながら、旗艦機能は有しておらず、哨戒艦隊の旗艦としての能力は低い。
駆逐艦
駆逐艦は艦種が多いため、以下のような区分で番号が振られている。
G01~10:独行任務主体(S級のみ、Sは斥候の意)
G11~20:艦隊随伴型(A級~I級)
G21~30:標準(万能)型(M級~R級、U級~Z級(X,Y級は存在しない))
駆逐艦(S級シレイビス型110)G0301110
全長310m、全幅50m、全高60m、総重量40万トン
主機出力150TW×2、最大加速度6kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:主砲2.5TW級粒子加速砲×1、艦尾迎撃砲200GW級粒子加速砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×10、ファントムミサイル発射管×2(ミサイル数4)、8TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員75名(士官11名、准士官5名、下士官25名、兵34名)
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士(副)、情報士(副)、機関長、
軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間4ヶ月(FTLドライブ使用回数6回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:士官室、会議室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(アウル型大型艇×1)
S級駆逐艦は船団護衛など独航作戦に主眼を置いた駆逐艦であり、その長い活動可能期間が特徴である。標準的な駆逐艦であるV級やW級に比べ、加速性能、主砲の出力、ミサイル発射管の数は同数であるものの、カロネード砲がなく、ミサイルの搭載数が少ない。その分最大行動期間一ヶ月長くなっており、長距離輸送艦に随伴できる能力を持つ。また、アクティブ系の強力な探査装置を有し、索敵能力が高い。
S級:
サヴィージ(Savage)、スコーピオン(Scorpion)、スカージ(Scourge)、シレイピス(Serapis)、シャーク(Shark)、サクセス(Success)、スウィフト(Swift)、ソーマレズ(Saumarez)、ストイック(Stoic)、ストーンヘンジ(Stonehenge)、ストーム(Storm)、ストラティジャム(Stratagem)、ストロングボウ(Strongbow)、スパーク(Spark)、シーシアン(Scythian)、サーティス(Syrtis)、シャリマー(Shalimar)、スカッツマン(Scotsman)、シー・デヴィル(Sea Devil)、スピリット(Spirit)、ステーツマン(Statesman)、スターディ(Sturdy)、スティジアン(Stygian)、サトル(Subtle)、シュープリーム(Supreme)、シー・スカウト(Sea Scout)、サリーニー(Selene)、セニシャル(Seneschal)、センティネル(Sentinel)、サーガ(Saga)、スカーチャー(Scorcher)、サイドン(Sidon)、スルース(Sleuth)、ソーレント(Solent)、スピアーヘッド(Spearhead)、スプリンガー(Springer)、スパー(Spur)、サングイン(Sanguine)
駆逐艦(Z級ゼファー型328)G2615328
全長320m、全幅50m、全高60m、総重量41万トン
主機出力170TW×2、最大加速度6kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:主砲2.5TW級粒子加速砲×1、艦尾迎撃砲200GW級粒子加速砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×14、ファントムミサイル発射管×2(ミサイル数8)、9TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員80名(士官11名、准士官5名、下士官27名、兵37名)
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士(副)、情報士(副)、機関長、
軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間3ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:士官室、会議室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(アウル型大型艇×1)
Z級駆逐艦は万能型駆逐艦の最新型であり、V級やW級に比べ、対宙レーザーと防御スクリーンが増強されている。また、ミサイル搭載数も4連射分と多く、万能型の中では攻撃力が最も高い。
S級に比べ、アクティブセンサー類はやや劣るが、小戦隊での活動に十分に可能。
U級:
アルスター(Ulster)、ユリシーズ(Ulysses)、アンダウンテッド(Undaunted)、アンダイン(Undine)、ウラニア(Urania)、アーチン(Urchin)、アーサ(Uesa)
V級:
ヴァレンタイン(Valentine)、ヴィーナス(Venus)、ヴェルラム(Verulam)、ヴィジラント(Vigilant)、ヴィラーゴ(Virago)、ヴィクセン(Vixen)、ヴォレイジ(Volage)
W級
ウェイガー(Wager)、ウェイクフル(Wakeful)、ウェセックス(Wessex)、ホエルプ(Whelp)、ホワールウィンド(Whirlwind)、ウィザード(Wizard)、ラングラー(Wrangler)
Z級:
ザンビジ(Zambesi)、ゼラス(Zealous)、ゼブラ(Zebra)、ジニス(Zenith)、ゼファー(Zephyr)、ゼスト(Zest)、ゾディアック(Zodiac)
駆逐艦(A級アケロン型001)G1103001
全長300m、全幅60m、全高60m、総重量46万トン
主機出力175TW×2、最大加速度6kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:主砲2.5TW級粒子加速砲×1、10GW級対宙パルスレーザー砲×10、ファントムミサイル発射管×4(ミサイル数12)、9TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員65名(士官9名、准士官5名、下士官20名、兵31名)
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士(副)、情報士、機関長、軍医
准士官:掌帆長、掌砲長、主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間3ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
A、Bデッキ:兵装関係、Cデッキ:士官室、会議室、CIC、計装設備室、Dデッキ:主砲、Eデッキ:ERC、士官次室、病室、Fデッキ:兵員室、G、Hデッキ:兵装関係、I、Jデッキ:機関室、倉庫等、格納庫(マグパイ型雑用艇×1)
A級駆逐艦は艦隊随伴型駆逐艦であり、万能型に比べミサイル発射管が多く、攻撃能力が高い。但し、艦尾迎撃砲が削除されていることから、小戦隊での戦闘では後方に回られると攻撃手段を失う。
独行作戦に参加することがないため、乗組員の数もS級やZ型に比べ少なく、搭載艇も大型艇ではなく、小型の雑用艇しかない。
A級:
アカスタ(Akasta)、アケイティーズ(Achates)、アケロン(Acheron)、アクティブ(Active)、アンテロープ(Antelope)、アンソニー(Anthony)、アーデント(Ardent)、アロー(Arrow)
B級:
バシリスク(Basilisk)、ビーグル(Beagle)、ブランチ(Blanche)、ボーディシア(Boadicea)、ボリアス(Boreas)、ブレイズン(Brazen)、ブリリアント(Brilliant)、ブルドッグ(Bulldog)
C級:
コミット(Comet)、クレセント(Crecent)、クルーセイダー(Crusader)、シグニット(Cygnet)、コドリントン(Codrington)
D級:
デインティ(Dainty)、デアリング(Daring)、デコイ(Decoy)、ディフェンダー(Defender)、ディライト(Delight)、ダイアモンド(Diamond)、ダイアナ(Diana)、ダッチェス(Duchess)、ダンカン(Duncan)
E級:
エコー(Echo)、エクリプス(Eclipse)、イレクトラ(Electra)、エンカウンター(Encounter)、エスカペイド(Escapade)、エスコート(Escort)、エスク(Esk)、エクスプレス(Express)、エクスマス(Exmouth)
F級:
フェイム(Fame)、フィアリス(Fearless)、ファイアドレイク(Firedrake)、フォリスター(Forester)、フォアサイト(Foresight)、フォーチュン(Fortune)、フォックスハウンド(Foxhound)、フュリー(Fury)、フォークナー(Faulknor)
その他艦種:
高機動強襲揚陸艦1隻(ベイ級リムベイ型改ロシスベイ01)X0251001
全長450m、全幅70m、全高80m、総重量110万トン
主機出力150TW×2、最大加速度5kG、FTLクラス4(8パーセク)
兵装:10GW級対宙パルスレーザー砲×20、12TJ級防御スクリーン×2
乗員:乗員75名(士官11名、准士官5名、下士官25名、兵34名)
士官:艦長、副長、航法長(副)、戦術士、情報士(副)、機関長、軍医、主計長
准士官:掌帆長、掌砲長、副主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間4ヶ月(FTLドライブ使用回数6回、最大加速1万秒時)
Aデッキ:兵装関係、B~Dデッキ:宙兵隊船室、Eデッキ:士官室、会議室、CIC、計装設備室、Fデッキ:ERC、士官次室、病室、兵員室、G、Hデッキ:機関室、倉庫等、I、Jデッキ:格納庫(アウル型大型艇×1、マグパイ型雑用艇×1、ヘルダイバー(かいつぶり)型装甲強襲艇×2)、倉庫
収容可能兵数:宙兵隊一個大隊(300人)、随行員100人
強襲揚陸艦ロセスベイはベイ級リムベイ型の改造艦である。王室関係者の護衛である宙兵隊や報道関係者などの随行員を輸送することを目的としている。
リムベイ型強襲揚陸艦は宙兵隊二個大隊600名が乗り込めるが、ロセスベイは一個大隊300名が標準で、約100名の随行員が乗り込める。また、会議室などの設備も充実している。
搭載艇についても、リムベイ型の標準はヘルダイバー型装甲強襲艇六艇だが、随行員の利便性を考え、大型艇などが搭載されている。
搭載艇の数を減らし、その分を倉庫に流用することで、戦隊の輸送艦も兼ねる設計となっている。
艦自体の性能はリムベイ型とほぼ同じで戦闘力は皆無だが、重巡航艦並みの加速性能と軽巡航艦を凌駕する防御力を持つ。DOEと同じく、アルビオン王室のファミリーカラーである白に塗装され、王家の紋章が大きく描かれている。
艦長は中佐が当たり、戦隊の副司令となる。
スループ艦(フラワー級ブルーベル34)L2502034
全長100m、全幅30m、全高40m、総重量8万トン
主機出力150TW、最大加速度6kG、FTLクラス5(10パーセク)
主兵装:1TW級荷電粒子加速砲×1、10GW級レーザー×10、レールキャノン(カロネード)×2、5TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員70名(士官8名、准士官5名、下士官17名、兵40名)
士官:艦長、副長、航法長、戦術士、情報士、機関長、予備2名
准士官:掌帆長、掌砲長、主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間3ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
Aデッキ:兵装関係、Bデッキ:CIC、Cデッキ:士官室、Dデッキ:ERC、士官次室、兵員室、Eデッキ:機関室、倉庫等。Fデッキ:格納庫(アウル型大型艇×1)
標準的な偵察艦。単独での偵察任務や海賊船の取り締まりなど、様々な用途で使われる一種の万能艦。アクティブ系の索敵機器はやや弱いものの、パッシブ系の観測系は充実している。更にステルス機能も優秀で息を潜めて偵察を行うなど、艦隊の目となっている。積載量が少ないため、行動可能期間が三ヶ月と短い点が弱点とされる。
アビーリア、グラジオラス、ジニア、ブルーベル、ディジー
スループ艦(リーフ級オークリーフ221)L2108221
全長100m、全幅30m、全高40m、総重量8万トン
主機出力150TW、最大加速度6kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:1TW級荷電粒子加速砲×1、10GW級レーザー×10、レールキャノン(カロネード)×2、5TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員70名(士官8名、准士官5名、下士官17名、兵40名)
士官:艦長、副長、航法長、戦術士、情報士、機関長、予備2名
准士官:掌帆長、掌砲長、主計長、先任機関士、操舵長
最大行動期間4ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
Aデッキ:兵装関係、Bデッキ:CIC、Cデッキ:士官室、Dデッキ:ERC、士官次室、兵員室、Eデッキ:機関室、倉庫等。Fデッキ:格納庫(マグパイ型雑用艇×1)
索敵能力強化型偵察艦。単独での偵察任務や海賊船の取り締まりなどにも使われるが、敵国や中立宙域での索敵を目的としている。フラワー級に比べ、アクティブ系の索敵機器が充実し、パッシブ系の観測系と合わせて、艦隊の目として活躍。フラワー級と同様にステルス機能も優秀で息を潜めて偵察を行う。艦隊に先行して偵察を行うことから、行動可能期間は4ヶ月とフラワー級より長い。
ピアリーフ(Pearleaf)、プラムリーフ(Plumleaf)、アップルリーフ(Appleleaf)、ブランブルリーフ(Brambleleaf)、チェリーリーフ(Cherryleaf)、ベイリーフ(Bayleaf)、オレンジリーフ(Orangeleaf)、オークリーフ(Oakleaf)
砲艦レディバード125
インセクト級レディバード型125番艦HMS-N1103125
全長220m(主砲発射時620m)、全幅50m、全高30m、総重量 18万トン
主機出力450TW、最大加速度0.5kG、FTLクラス3(6パーセク)
主兵装:20TW級陽電子加速砲×1、10GW級レーザー×3、2TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員40名(士官4名、准士官5名、下士官11名、兵20名)
士官:艦長、副長(兼、航法長)、戦術士(兼、情報士)、機関長
准士官:掌帆長、掌砲長、先任機関士、操舵長、航法士
最大行動期間1ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速1万秒時)
Aデッキ:主兵装操作室、Bデッキ:CIC、Cデッキ:士官室、Dデッキ:士官次室、兵員室、Eデッキ:機関制御室、倉庫等。Fデッキ:格納庫(マグパイ(カササギ)型雑用艇×1)
旧式の艦隊決戦用・対要塞用砲艦。戦艦の主砲に移動用の艀を設置した低加速、低防御力の艦船。加速性能、防御力を削ぎ落し、その分を主砲のみに集中しており、二等級艦(戦艦)並の攻撃力を持たせている。
安価であり建造期間が短いことから対要塞戦、拠点防御を目的に大量に建造された。単独での行動は考えておらず、母艦とともに作戦に参加する。
艦隊戦では戦艦群の壁の間から砲撃を加えることが多いが、不利な状況に陥ると撤退することができず、ほぼ全滅する。また、主機の出力が低いことから連射性能が低く、MECにフル充填状態で3連射、その後は2回/分でしか発射できない。
砲艦が主砲を放つためには、艦首からビーム集束用電磁コイルユニットを延伸する必要がある。砲艦の小さな艦体では主砲用の粒子加速器を押し込むだけのスペースしかなく、そのままではビームが拡散してしまい、攻撃力に見合った射程が確保できない。
コイルユニットの数は五段。艦の長さのおよそ二倍、四百mもの長さに伸ばす必要がある。その準備に掛かる時間はおよそ三十分。対要塞戦ならともかく、艦隊戦において三十分という時間は致命的。
更に、伸ばした集束コイルには防御スクリーンを展開することができない。そのため、高速で衝突してくる浮遊物質に集束コイルが耐えきれず、星系内物質との相対速度をほぼゼロに抑えなければならない。
試作艦は廃棄予定の二等級艦の主砲に推進装置を組み込んだもので、その設計を受け継いだ関係で主砲用の加速器の隙間にCICやPPが押し込められるように設置されている。このため、艦内は非常に狭い。艦長室はCICの横にあるが、幅3m、奥行き5m、高さは2mほどしかない。加速器は螺旋状に加速空洞が作られている標準的なものだが、メンテナンススペースがほとんど取れず、船渠か砲艦支援艦で整備する必要がある。
現在では艦隊随伴型の砲艦は建造されておらず、FTLDを排除し、防御スクリーンの能力を上げた惑星防衛用のみが建造されている。
第2次ゾンファ戦争時に計画され、第3次ゾンファ戦争で実戦配備されるが、侵攻作戦に随伴する航宙能力を持たないため、もっぱら防衛用として使用された。第3次ゾンファ戦争の緒戦、ゴグマゴグ会戦で使用されるが、ビーチャム提督の戦術思想とあわず、ゴグマゴグの衛星スプリガンでの戦闘で、戦果を上げることなく消耗。浮き砲台という不名誉なあだ名を付けられ、その後はFTLDを削除した改インセクト級が星系防衛用に建造されるのみで、現在では問題がある士官、下士官兵の溜り場という印象が強い。
高機動ミサイル艦ソードフィッシュ412
ソードフィッシュ級ソードフィッシュ型412番艦HMS-P0301412
全長80m、全幅30m、全高30m、総重量 6万トン
主機出力120TW、最大加速度6kG、FTLクラス3(6パーセク)
主兵装:スペクターミサイル発射管×2(ミサイル数2)レイスミサイル発射管×4(ミサイル数12)、10GW級レーザー×2、3TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員30名(士官3名、准士官5名、下士官8名、兵14名)
士官:艦長、副長(兼、航法長)、戦術士(兼、情報士)
准士官:掌帆長、掌砲長、先任機関士、操舵長、航法士
最大行動期間0.5ヶ月(FTLドライブ使用回数1回、最大加速1万秒時)
Aデッキ:兵装関係、Bデッキ:CIC・士官室、Cデッキ:機関室、Dデッキ:ミサイル格納庫、士官次室、兵員室
艦隊決戦用艦艇。ミサイル攻撃に特化した高加速、低防御力の艦艇。ミサイル発射管に機動力を持たせただけのような実用本位の不格好な艦艇。
超光速航法は可能だが、質量を抑えるため、ほぼ全数のミサイルを母艦で運ぶ必要がある。単独での行動は考えておらず、母艦とともに作戦に参加する。艦隊戦では機動力を生かし、敵を撹乱、もしくは、側面攻撃による決定力として使用されるが、投入時期を誤ると大きな損害を被ることが多い。
艦隊随伴型五百万トン級輸送艦(S級SA001)W0101001
全長800m、全幅200m、全高200m、総重量500万トン(最大積載時)
主機出力500TW×2、最大加速度1kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:10GW級対宙レーザー×10、5TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員25名(士官3名、准士官4名、下士官7名、兵11名)
士官:艦長、副長、航法長
准士官:掌帆長、航法士、主計長、機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
アウル型大型艇×1
最大積載量:180万トン
艦隊随伴型の輸送艦で防御力が非随伴型より強力。コンテナを効率よく出し入れするため、形状は直方体で、骨組みに外装板が付いているような構造。主な物資はステルスミサイルとステルス機雷。他に食糧や揚陸作戦での地上兵器なども運ぶ。
艦名はなく、識別番号のみ。
艦隊随伴型一千万トン級給油艦(T級TA001)V0101001
全長800m、全幅200m、全高200m、総重量1000万トン(最大積載時)
主機出力1.0PW×2、最大加速度1kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:10GW級対宙レーザー×10、5TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員25名(士官3名、准士官4名、下士官7名、兵11名)
士官:艦長、副長、航法長
准士官:掌帆長、航法士、主計長、機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
アウル型大型艇×1
最大積載量:680万トン
艦隊随伴型の給油艦で防御力が非随伴型より強力。S級輸送艦の主機を強化し、積載燃料を増加させている以外はほぼ同じスペック。コンテナの代わりに球形のタンクが内蔵される。
艦名はなく、識別番号のみ。
工作艦(ア-ティフェックス級アーティフェックス01)Z0501001
全長600m、全幅300m、全高150m、総重量270万トン
主機出力300TW×2、最大加速度1kG、FTLクラス4(8パーセク)
主兵装:10GW級対宙レーザー×20、5TJ級防御スクリーン×2
乗員:定員250名(士官4名、准士官5名、下士官15名、兵26名、整備担当200名)
士官:艦長、副長、航法長、機関長
准士官:掌帆長、航法士、主計長、機関士、操舵長
最大行動期間2ヶ月(FTLドライブ使用回数4回、最大加速5千秒時)
マグパイ型雑用艇×2
応急補修などに用いられ、動くドックとも呼ばれる長方形の艦体を持つ。交換用の部品を作る工場を持ち、四等級艦が中破の場合、十時間以内に戦線に復帰させることが可能。
調子に乗って作ったのですが、変更される可能性が大きいので、参考程度に見てください(笑)。