アルビオン王国(貴族制度・勲章)
アルビオンの貴族制度
アルビオンでは貴族制が取られている。公爵から男爵までが貴族階級に属し、その下に准男爵、騎士爵がある。いずれも厳密な血統主義は取っていない。但し、公爵は王族のみに与えられるため、実質的には侯爵が最高位となる。
功績があったものに対し、その爵位を授けるが、その爵位が有効なのは次代まで。後継者がその爵位に相応しい功績を挙げなかった場合は、その次代から爵位が一段ずつ下がっていくことになる。
(例:伯爵位を相続した場合、本人が伯爵位に相応しい功績を挙げないと子は子爵位に落とされる。子が子爵位に相応しい功績を挙げないと孫は男爵位に落とされることになる)
戦功により騎士階級が男爵以上の貴族階級になるためには殊勲十字勲章(DSC)程度の功績を挙げることが必須。平民が殊勲十字章(DSM)を授与されると士官登用の道が開けることになる。
なお、戦功以外でも多額の寄付や民間での功績(政治行政分野、芸術分野や人命救助など)なども考慮される。
基本的に爵位が高いと必要な功績は大きくなる。騎士爵から准男爵であれば青銅勲章(BS)程度の功績プラス准将以上への昇進が、准男爵から男爵へはDSCプラス少将以上への昇進が必要となる。子爵以上になるためには通常は中将以上になる必要がある。
また、爵位は功績を上げてもすぐには上がらず、数年から十年程度の期間を置いてから陞爵となる。これは偶然得られた鉱石化、実力かを見極めるためで、爵位が上がるほどその期間は長くなる。但し、すぐに国民にアピールしたい場合は即座に陞爵することもあり得る。
一般に男爵から子爵は五年、子爵から伯爵、伯爵から侯爵は十年程度の期間が置かれることが多い。
また、軍人は爵位で呼ばず、階級で呼ぶことが多い。これは軍の中では爵位よりも階級の方が重要であるためで、退役した軍人もそれに倣い、退役〇〇という呼び方の方が一般的。
戦功以外の認定には、独立した認定組織によって厳正な審査がなされているため、20世紀の日本のような政治家が自動的に勲章を得られるようなシステムではない。
現在、公爵家10(50人)、侯爵家50(250人)、伯爵家500(2500人)、子爵家3000(1万5千人)、男爵家1万(5万人)で総人口に占める割合は0.01%。
准男爵+騎士爵2500万人で総人口の0.32%
アルビオン軍の勲章:
オーダーはなく、デコレーションのみ。基本的には上官が推薦するが、艦隊司令部等が審査し決定される。勲章の授与は王室関係者により行われる。
・アルビオン勲章:アルビオンクロス(AC)
最高位の勲章。英雄的な行為に対し与えられる勲章。通常大将以上に与えられる勲章。
・王国勲章:キングダム・ギャランティ・クロス(KGC)
作戦において勇猛な行為に対し与えられる勲章。通常、将官以上に与えられる勲章。
・殊勲十字勲章:ディスティングイッシュ・サービス・クロス(DSC)
作戦において類い稀な武勲を上げた士官に与えられる勲章。
・銀星勲章:シルバースター(SS)
作戦において特に貢献があった者に与えられる勲章。基本的には士官に与えられる。DSCより下位。
・青銅星勲章:ブロンズスター(BS)
作戦において特に貢献があった者に与えられる勲章。基本的には大尉以下の士官と准士官に与えられる。SSより下位。
・殊勲勲章:ディスティングイッシュ・サービス・メダル(DSM)
作戦において類い稀な武勲を上げた准士官以下に与えられる勲章。この勲章を受勲することにより、騎士の称号が与えられることが多く、士官候補生への道が開ける。
・武功勲章:ミリタリークロス(MC)
陸戦において武勲を上げた者に与えられる勲章。通常は宙兵隊員が受勲することが多い。
・勲功章:コメンデーションメダル(CM)
作戦において、貢献があった者に与えられる勲章。
・戦傷勲章:パープルハート(PH)
戦死者、戦傷者に贈られる勲章。