200字小説・300字小説 何分の一 作者: 柿原 凛 掲載日:2013/04/19 彼女にとって俺はどんな存在なのだろう。 世界中の60億分の1なのか。 中国にいる15億分の1なのか。 学校にいる5000分の1なのか。 連絡先を知っている50分の1なのか。 友達である20分の1なのか。 よく一緒にいる5分の1なのか。 世界で唯一の存在なのだろうか。 それを知る方法は分かっている。 でも知ってしまうのが怖すぎる。 自分にとっては彼女は唯一の存在なのに。 日に日に増えていく友達。 反比例していく。何もかも。