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The later story35

「秋雨、コレ飲んどけ」


「この錠剤は…?」


「エネルギ-増量剤」


「?」


「まぁ、コレを飲んどきゃエネルギ-が尽きる心配はねぇ」

「柳舞を復活させてる途中にエネルギ-が尽きちゃ、シャレにならねぇしな」


「ちょっと待て、メタル」


「何だ?鬼怒」


「それは昔、任務上の関係で見た事が有る」

「エネルギ-を無限大に増幅させる物だったな」


「鬼怒さんも使ったんですか?」


「いや、それの生産工場の破壊だ」


「!?」


「当たり前だろう」

「無限にエネルギ-を増幅させる?ノ-リスクで?」

「そんな都合のいい話が有るか」


「簡単に言えばド-ピングだ」

「普通ならば、急なエネルギ-増幅に体が耐えきれずに死ぬ」

「だが…」


「秋雨君は別だ」

「それの限度すら変換する」


「…今更なんだが」

「秋雨の能力は…」


「ああ、神の領域すら超えた」


「…ッ!」


「気付いているんだろう?秋雨君」

「君は能力の使用を抑えてこそいるが、その能力の危険性に」


「…はい」

「異世界での出来事や…、他にも…」


「…数えだしたらキリがねぇだろ」

「それより、とっとと始めるぞ」

「お前は薬を飲め」


「はい」


ゴクン


「秋雨…、頑張って…ね…」


ガタガタ!


「GL!?」


「無理しやがるから…、気絶しやがったな」

「今更、外に出せねぇぞ」


「ベットに寝かせておいてくれ」


「…へいへい」


「GL…」


「…ヒ-ロ-の活躍を見逃しちまうな」

「秋雨、後はお前次第だな?」


「え?」


「GLを心配して能力にリミッタ-なんざ掛けるんじゃねぇぞ」

「油断したら即死だ」


「…はい」


「…良し」

「イトウさん」


「ああ」


ガチャン


「この薬瓶は?」

「多いな」


「全て、柳舞君の元になる物だ」

「血肉に、皮骨に」


「…そうか」


「最後には魂を与える」

「準備は良いかい?秋雨君」


「…はい」





「…全ての条件は完了だよ」

「生命を生み出すという行為は神に唾するに等しい」

「神が許すか許さぬか」

「選択権は君にある」

「…始めてくれ」


「…解りました」


シュゥウウウ…


「…まだ変化はないのか」


「そう急に出る物じゃない」

「炎のごとく、ゆらりと燃え広がる」


ジュゥッ


「…何だ?」


「体が構成され始めてる」


「全ての薬瓶の中身が1つになっていく…」


「…次だな」

「鬼怒君、白刃之君、GLを守って欲しい」


「…俺達が?」

「却下だな」


「何?」


「GLを守るのは秋雨だ」

「GLを救い出すのは秋雨だ」

「そのために、こんな事をやってんだろうが」


「…君達は似てるね」

「信念を貫き通す」


「…テメェの信念は?」

「誰かの信念を貫き通すのが信念か?」


「…まさか」

「そんな事はないよ」


「だったら、お前の信念は…」


ガタン


「!!」


「…来たみたいだぜ」

「イトウさん!鬼怒!白刃之!!」

「備えろ!!」


「ぐっっ…!!」


ガタガタガタ!!


「来るぞ!!」


「キシャァアアアアア!!」


ガタァン!!


「秋雨!逃げ…」


「逃げちゃ駄目だ!!」


「何!?」


「今、作業を中断すれば、柳舞君の魂は異次元に取り残される!!」

「即ち、永久に復活は不可能になる!!」


「どうすれば…!?」


「俺達が封じ込めるしかない、か」


「物解りが良いじゃねぇか、鬼怒」

「今、秋雨は手が離せねぇ」

「イトウさんも結界を持続させるので手一杯だ」


「そうとすれば話は早いな」


「そうだな」


「天水魔神」


「鬼神爆炎」


ゴォオオオオオ!!


「…保健室は吹っ飛ばすなよ」


「貴様もな」


「…自信はねぇよ」

「鋼斬・閃光」


「キシャァアアアア!!」


「来いよ、闇」

「ぶっ飛ばしてやる」


「キシャァ…」


「…?」


「…おい、妙だぞ」


「キシャァアア…!!」


「コイツ…、俺達を見ていない?」

「何を見て…」

(秋雨じゃないな…、白刃之でもメタルでもない)

(イトウさんでも…)


「キシャァアアアアアア!!」


「GL!!」


「チィッッ!!」


ゴキン!!


「ぐっっ…」


「鬼怒…!!」


「グルウウウゥウウウウウ!!」


「がぁあっ…!!」


メキメキメキ!!


「おい!早くしねぇと、鬼怒の片腕が食いちぎられるぞ!!」


「…まだだ」


「白刃之!!」


「まだだ」


「何を…!!」


「…3、2」


(カウント…!?)


「1」


「今だ!メタル!!」


「「さん」を付けろ!!」


ダァアアアアアン!!


「キシャァアアアア!!」


ドォオオン!


「キシャッ!?」


「メタル!白刃之…!!」

「やれ!!」


「「吹っ飛べ!!」」



ダァアアアアアン!!






「…白刃之」


「何だ?」


「俺の片腕は着いているか…?」


「千切ろうか?」


「…遠慮しておく」


「まさかGLを狙うとは…」

「誤算だった」


「貴様の誤算のせいで、俺の腕が千切れかけたが?」


「闇を相手に腕を囮にすんなよ…」

「流石の俺でも予想外だよ…」

「時限式能力で闇の口の中から爆破」

「んで、その隙を見て攻撃…、か」

「良いコンビじゃねぇか」


「…当たり前だ」


「はぁ…!はぁ…!!」


「…秋雨の作業は終わらないのか」


「まだだろ」

「必要以上にエネルギ-を使うらしいな」


「…この人も、だろ」


ポタッポタッ


「…」


「…凄い汗の量だな」


「イトウさんだからこそ、口には出してねぇだけだ」

「常人なら、とっくに発狂してる」


「…そうか」


「さて、次は俺達が発狂するかもな」


「どういう意味だ?」


「闇が1体で終わりだと、誰が言った?」

「まだまだ来るぞ」


「…!!」


「備えろ」

「俺でも闇は封じられねぇ」

「幾千の闇と3人の戦士か…」

「どっちが強いか、見物だな」


読んでいただきありがとうございました

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