交渉
驚いた顔をして、ブラットが入ってきた。
「姉ちゃん、大丈夫!?」
「怪我した所に頭が落ちてきちゃって、そんなことよりこんな所入ってきちゃダメだよ!」私は包帯に巻かれた手を見せながら言った。
「ブロットだってこんな所いたくないでしょう?」
私はブロットの背を押して部屋の外に出した。
ブロットがここにいたら計画が頓挫してしまう。
次にやる事は母の死体の偽装する事だ、気乗りしないがやらなくては私達は死ぬ。
メイドの一人を選んで服を脱がせ、母の服を着せた。
首をへし折り左手で握りつぶした、一瞬また吐きかけた。気持ち悪い。
私は部屋を出て、明後日の方向を向いているブロットにと話しかけた。
「確認終わったよ。ママの頭が無くなってた、、」私は今ブロットを騙した。
「なんで?犯人がもし去ったのかな?この後、僕達はどうなるの?」ブロットは泣かなかった。しかしひどく焦っている。
「分からないけれど、叔父さんに助けてもらおうかと思ってる。体を売ってでも助けてもらう」私は泣きそうになりながら言った。
「そんな事絶対にさせないよ!」ブロットは不安気な顔で言った。
やはり私の弟は可愛いい。「ありがとう、、」私はかすれた声で返した。
その日の夜はブロット一緒に寝た。
朝起きると叔父から魔力で連絡があった。
『そろそろ着くから準備するように』
この準備するようにとは、何を言っているのかだろうか?
読んでくれてありがとうございました。




