可愛い弟
ブロットはまだ私のベットに座りんこんでいた。寝ているのだろうか?
私はブロットに肩を右手で叩いた。
「ブロット起きて!!ここ私のベットよ」
ブロットは私の顔を見て驚いた顔で起きた。
「ごめん、、お姉ちゃん。それじゃあお父さんとママにお休みを行ってくるね。」
ここは付いていったほうがいいのだろうか?
多分ブロットはママ達が死んでるのは知らない。それなら私も知らないふりをした方がいいのだろうか?
ブロットのは扉の方へ向かった。
「あれ?!姉ちゃん扉壊れてるよ。」
付いていくかの答えはすぐ出た。知らないふりをしよう。
「あれホントだ扉壊れてるね。後どうやって私は倒れた後自分の部屋に戻れたんだろう?」
「ああそれは、オーフェンを呼んでお姉ちゃんをここまで運んできてくれたんだよ。」
私を横からナイフで刺したのはオーフェンって事?
でもどうして運んできてる時に刺せたのにわざわざ一回起こしてから刺したんだろう?
「それじゃあオーフェンに今度お礼いわなきゃ!」
オーフェンはどこに行ったのだろう?見つけたらなんでこんな事が起きたか聞かないと。
「そうだね。じゃあお姉ちゃんおやすみ」
「ブロットもおやすみ」
ブロットは私の部屋から出て行った。
ブロットにもし私が殺した事を気づかれればたぶん【計画】は失敗するだろう。
どうしよう?
ブロットの悲鳴が母の部屋から聞こえた。
やはり、ブロットは気づいていなかったようだ。
私はできるだけ速く走ってブロットに会いに行った。
「どうしたの!?」目の前にはついさっき細工した死体達が転がっている。
「お父さんとメイド達が死んでる、、」ブロットは今にも泣きそうだ。
「見ちゃダメ!」私はブロットの目を右手で抑えた。
可愛い弟に私がやった事を見せることはできない。
ブロットの目の前で左手の怪我を偽装しないと。
偽装できそうなものを探していると、父の心臓を入れた箱を見つけた。
まずい!!あれを開けられた【下剋上】をしようとしている事がブロットにばれる。
「とりあえず私が生死の確認をしてくるから外で待っていて」
「うん、姉ちゃんわかったよ。」ブロットは今にも泣きそうだ。
こんな可愛い弟騙さなくちゃなんて、でも生きる為にはしようがない。
私は中に入り最初に父の心臓が入っている魔術具を自分服の中に隠した。
次は左手を折らなくては、私は父のあばら骨一本折って私の手に突き刺した。
「ぎゃあああぁ!!」私は化け物のような悲鳴を上げた。
ブロット・イブタリー
10歳
能力「超回復」
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