辺境伯
、私はブロットがいる所に向かった、ブロットは食堂に居た。
「ねぇブロットやって欲しい事があるんだけど。」私はブロットの肩を後ろから叩いた。
「わぁ!姉ちゃんどうしたの?」ブロットがびっくりした顔で振り向いた。
「あいつに、遺品もらったからブロットに加工してほしくて。」私は父を持ちながら言った。
「いいけど、どんなやつ?」私は父を差し出した。
「これ!髪飾りにしてほしいの。」
「うーんどうやって加工しよう、どんな風に付けたいの?」
「サイドテールの付け根につけれるようにしたい。」私は自分の黒い髪を持ちながら言った。
「うん!分かったよ。それじゃあ明日にはできるから待って」満面笑みの引き受けてくれた。
「ありがとう」私は満面笑みので返した。
自室でゆっくりしてると、叔父から魔力で連絡がきた。
『おい、飯を食べたい飯を準備しろ、後食べた後にしたいから部屋まで持ってこい。』
とうとうその時が来てしまったようだ、初めては好きな人にあげたかったな。
そんな淡い期待を胸に抱きながら、私は料理場に向かった。
なにか作り置きがあるかもしれないと探していると出てきたのは。
昨夜食べるはずだった、ご飯が出てきた。
四人分ある所を見ると皆は私を待っていたのだろう。
けれど待っていた私が皆を殺したから食べれなかった、胸に熱い物が込み上げてきた。
「ぐううぅ~」腹が鳴った気づけばあの時からなにも食ってない。
私は泣きながら昨日皆で食べるはずだったご飯を食べた。
私は叔父に上げる飯を持ちながら、叔父がいる部屋へ向かった。
部屋の扉を開けると、目の前に立っていたのは血まみれになったブロットだった。
私は昨日の記憶がフラッシュバックした、ご飯を落とす。
「ブロット何やってるの?!」
ブロットが何かが入ったコップを持ちながら走ってくる。
ブロットはコップの中身を私の口中に流し込んだ。
なにか暖かい物とブヨブヨとしたものが食堂を駆け抜けていく。
「ブロット私に何を飲ませたの?!」私は後ろに一歩下がった。
誰かの体にぶつかった、振り向くよりも早く声がした。
「姫さま無事でしたか」そこにいたのは魔術具を持ったオーフェンだった。
「なんであなたが今いるの?あなたのせいで、、」私が喋る間もなく、オーフェンが肩に手を置いた。
「姫さま口調が悪いです。逃げますよ!」その瞬間魔術具が光始めた。
「ブロットは?!」私は佇んでいるブロットに手を伸ばした。
だが手が触れる前に転移した。
目の前に立っていたのは大きな体格の男性だった。
「やっときたか、忌嫌われし子よ」
今回は重要人物である、辺境伯が出てきました。
また新しくレミーは能力をゲットしました、勘がいい人達は何を飲まされたかわかったんじゃないでしょうか。
後レミーのキャラデザが固まりつつあります。
なにか追加して欲しいキャラデザがあればコメントで教えてください。
読んでくれてありがとうございます。




