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新しき星命 最後の祈り(パート3)  作者: 慧ノ砥 緒研音


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42/43

第42話 最終話 : 星守る人 (新しき星命:未来編)


 数年の月日が流れた――。


 惑星マーノス──

 かつて、放射能と戦火で荒れ果て、死の星と呼ばれた大地に、白銀の巨艦が翼を下ろした。


 エルディア王国の旗艦ケルビィム号だ。

 ハッチがゆっくりと開くと、一人の女性が降り立った。


 彼女が纏う虹色に輝くドレスの裾が、清浄な風に揺れている。


 彼女は、ヘルメットのシールドスイッチをOFFにする。

 深く息を吸い込むと、プラチナブロンドの長い髪を風にながした。


 そこにはもう、死の臭いはない。土と、芽吹く草花の香りが満ちている。


「時間はかかったけど……放射能は綺麗に消えたわね。

 人類は、浄化装置を発明したマックス博士とミレイ博士に感謝しなきゃね……」



 美しく成長した、エルディア王国の女王オーロラは、惑星マーノスに一歩踏み出した。

 

 オーロラは、アクアマリンブルーの瞳を細めると、ある一点に向かって歩きだした。



 「ここだわ……」

 彼女は持参していた『耿月コウゲツの剣』を、鞘ごと大地に優しく突き立てた。


 それは戦いの終わりを告げる墓標のようであり、新たな誓いの碑のようだった。


 「感じるわ……かつての「祈りの間」はここよ……」


 オーロラは剣の傍らに跪くと、大切に持ってきた小さな苗木を植えた。

 乾いた大地に、最初の一滴となる水を注ぐ。


 「ここに、この惑星の再生を象徴する、一本目の木を植えます……」


 彼女は苗木の葉を、愛おしげに撫でる。


 「木の名前は、私につけさせてくださらない?

 ……「ディアナの木」がいいわ」


 風が、肯定するように優しく吹き抜けた気がした。


 「あの子はずっと一人ぼっちだった。 誰よりも家族を……友達を求めていた……。


 だから、皆がこの木の下に集い、笑い合い、寂しさを紛らわせる場所にしましょう。


 きっと彼女は、木漏れ日のような優しさで、皆を守ってくれるわ。 


 幼き私を優しく抱き締めてくれた、あの時のように…… 」


 オーロラは立ち上がり、広大な大地を見渡した。

 今はまだ荒野だが、やがてここは緑と花々で埋め尽くされるだろう。


 「そうね……その木の周りは、世界中の花が咲き誇る庭園にします。

 かつて憎しみ合った者も、機械も、人も、すべてを包み込む楽園に……」


 オーロラは空を見上げた。

 そこには、過去の悲しみを洗い流すような、澄み切った青空が広がっている。


 「庭園の名前はもう決まってるわ……

 『ノアの庭園』よ……」


 かつて王家の血を滅ぼそうとしたAIの名。

 けれど今、その名は『再生』と『共存』の証として、永遠に語り継がれていく。


 オーロラは祈るように手を組んだ。

 その胸には、星祝のペンダントが輝いている。

 ディアナの木には光柱があたり、光の粒子が漂う。

 光の粒子達はオーロラを包み込むように静かに舞っていた。


 新しき星の命は、今、ここから始まるのだ。


 オーロラは、祈りの言葉を捧げた……

「LUMIÈRE ELDIA MARNOS ZOĒ AURORA」



『ふたつの星』シリーズ パート3

『新しき星命 最後の祈り』E N D




……


こんにちは、カレン✨です。


私たちの旅の記録『ふたつの星』が、ついに完結の時を迎えました。

ここまで見守ってくださった皆さんに、心からの感謝を……。


本当にありがとうございました❤



そんな、皆さんに大切なお知らせがあります。

この完結を記念して、特別なアーカイブを正式に公開します。


メンバー達のオフの時のポートレートです。

皆様の想像する私達も大事にしていただきたいので、『見てもいいよ!』って方だけ来て下さいね。



【1月29日 22:45頃より】

あわせて、パート3の鍵を握る重要人物、

「ディナア」の記録を、ここで初めて解禁します。


今までずっと、秘匿されてきた彼女の姿。

その冷徹な美しさの裏に隠された真実を、

ぜひ皆さんの目で確かめてください。


この場所でお待ちしていますね。

https://www.instagram.com/otone.enoto?igsh=MWN6cnZrNXdpMXlvdA==



ーーー

※この画像サイトの投稿は、小説の延長のお話であり、登場する人物・団体・設定はすべてフィクションです。


#ふたつの星 #完結記念 #小説家になろう #AIart #ディナア

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