第3話 入学式終了!
とうとう友だちというには、ちょっと早いかもしれない。
けど、自分的には友だちと思っている
微妙なポジションの、九十九ちゃんの自己紹介だ。
長い髪をなびかせながら
教壇の方へ向かう、緊張しているとは思えないほど
クールでかっこいい。
すっとこちらを向いて
少し深呼吸をして、語り始める。
「私立美山中学から来た
坂井九十九です、趣味は読書です、高校での抱負は
働くのに必要なスキルなどを、学んでいきたいなと思ってます
まだまだ高校生なんですが、社会人になったような気で過ごして
沢山の人の笑顔にできる素敵な仕事につきたいなと思ってます。
よろしくお願いします。」
教室は盛大な拍手が起こった。
ひとみ
「素敵な社会人になれるとよいですね、いやなれます
先生が保証する」
「ありがとうございます」
軽く会釈して、机に戻って来る。
千里
「私のより全然すごかった、さっすがー!」
九十九
「本で読んだとおりやっただけだから…
本かいた人がすごいだけだから」
そうやって、次々と自己紹介が終わり
入学式だったので、色々高校の説明などを受け
午前で終わっていった。
そして、帰り
千里「ねえねえ九十九ちゃん迷惑でなければ
ライン交換しない」
九十九
「いいわよ、特に断る理由もないし」
そして、バーコードをピッとやり
ライン交換が終了した。
千里「じゃあまた明日ね!」
九十九「バイバイ」
そうやって、私は帰ることにした
駅まで500メートルほど歩く
そして、自販機があった
のどが渇いたので天然水を飲んだ。
電車で3駅ほどだ
ちょうど電車が来ていた
私は電車に乗って、少し暇になったのでラインをしてみた。
初ラインか、ドキドキモノだ
あんなクールで素は、げんきなギャル系だったら
ちゃんとテンションについていけるかな…
ラインと実際がキャラがぜんぜん違う人もいるしな…
どうなんだろ九十九ちゃんは…。
少しドキドキしてラインをしてみた
千里
「今電車に乗って帰るとこ九十九ちゃんは?」
九十九
「私も今電車」
なんか、実物とキャラが変わらないみたい
少しホッとした。
千里
「今日は緊張したね」
九十九
「うまくやれてよかったね」
千里
「お互いに!」
そしてごくごく普通の会話を、交わした
3駅はあっという間だった
そして、ラインを終わらせ
家にかえるのだった
そして、家に帰ると
楽しかったのだけど、なんだかんだで
疲れてもいたのだろう
そのままベットに倒れ込むと
夕方辺りまで爆睡したのだった。




