推敲したつもりが
最近投稿した作品の中で『夜眠れない』という文章を使ったんですが、
正しくは『夜にしか眠れない』で、現在は修正済みです。
全く正反対の意味なのに不思議ですね。
しかもタチの悪いことに、その後に続く文章も『夜眠れない』に引っ張られ、
本来書きたかった内容とは真逆の展開になっていました。
書いた側が困惑しているのだから、読んだ側はもっと困惑したことでしょう。
誤字脱字ならまだしも、展開に矛盾があってはいけないと反省しています。
更にタチの悪いことに、そんな意味不明な展開であるにも関わらず
『見事なオチ』という言葉を使って恥の上塗りをしていました。
全然落ちてないのに、なぜよりによってそう表現してしまったのか。
なぜ失敗というやつはこうも重なってしまうのだろう。
私も他の投稿者様と同じく作品を投稿する前に何度か確認していますが、
それでもヒューマンエラーは起きてしまうのだなと感心すらしています。
自分では一字一句飛ばさずに読んでいるつもりでも、
実際には結構流し読みをしていたのだと気づかされました。
この手のミスを避ける対策として挙げられるのは、
・時間を置いてから読み直す
・声に出して読む
・他人に見てもらう
などですが、時間を置くだけでは足りなかったので音読も試してみます。
(練習用)
ねやぎやぎうやぎみやぎひつじやぎやぎやぎい
話は変わるのですが、せっかくのエッセイなので
少しだけ自分語りさせてもらいます。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、
私の文体はゲームのテキストを意識して執筆したものです。
1行を端から端まで使うのではなく、文章の区切りを優先しているので
結果として行末の長さがバラバラになっているというわけです。
字下げを行わないのは、1行に詰められる文字数を確保するためです。
たった1文字のスペースを甘く見ていると後々これが悪さを働き、
ぼくは、ほんを、よみまし
た。
すごく、おもしろかったで
す。
と、読書感想文で行数稼ぎをする小学生になってしまうので、
それを避けるためにも敢えてこのスタイルでやっています。
それと空白の1行が段落の役割を果たしてくれているので、
そこまで形式にこだわる必要は無いかなと思っています。
これが縦書き400字詰めの作文用紙なら先生に怒られるでしょうが、
横書きの文章の場合は適度に空白が無いと読みづらいので、
頻繁に空白を入れるこのやり方には都合が良いんです。
さて、今回は最近の失敗談を打ち明けたのですが、
もしかしたら昔の作品の中にも破綻した文章があるかもしれません。
というか絶対にあるでしょうね。
全部をチェックしようとは思いませんが、
気が向いた時に読み直して、ミスがあれば都度修正しておきます。
ということで、ちゃんと推敲しようという話でした。
この失敗が皆様の執筆活動に何かしらの形で役立てばいいなと思います。
それではごきげんよう。