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『第五話 計画』

『サイクルラヴの叫び、少年少女のセイセンネンリョ』


登場人物


神野(じんの) カナメ 16歳男子

本作の主人公。高校一年生。人に対して距離があり、どこか性格も冷めている。


相園(あいぞの) トワネ 16歳女子

本作のメインヒロイン。高校一年生。”第六の力の女王”で、カナメの契約相手。性格はわがままで愛想がなく、たびたびカナメのことを困らせることになる。無類のカルボナーラ好き。


若葉(わかば) ソウヤ 16歳男子

カナメたちと同じ高校一年生で、”第六の力の王子”。成績と容姿が優れている上に、人当たりも悪くないため、同級生たちからよくモテているが・・・信心深く、よく礼拝堂に訪れている。


浅木(あさき) チヅル 16歳女子

カナメたちと同じ高校一年生で、”第六の力の姫の一人”。カナメやトワネほどではないが、馴れ合うことが苦手な性格をしており、口調もキツい。契約相手のソウヤとは幼馴染。


九音(くおん) ヒヨリ 18歳女子

カナメたちよりも2つ歳上の先輩に当たる、”第六の力の姫の一人”。ロシアからの帰国子女で、強い正義感の持ち主。その性格の通り優秀な戦士であり、面倒見も良い。


真弓(まゆみ) マナカ 18歳女子

ヒヨリと同じくロシアからの帰国子女で、”第六の力の姫の一人”。常に顔面にカラスがデザインされた鉄仮面を付けていて、お嬢様口調で話をする。ヒヨリとは古くからの仲であり、契約相手でもある。


シィア 15歳女子モデル

長く”ANDREI”で働く美少女アンドロイド、正式名称はSI-A49。一応梢トキコの助手という役職だが、雑用も淡々とこなす。長く人間に仕えて来たからか、皮肉屋ところがある。口癖は『アホ』。


四季(しき) イズミ 16歳女子

・・・???


(こずえ) トキコ 36歳女子

“ANDREI”の科学者で、カナメたちが暮らすオンボロアパート”花色荘”の管理人。大人気なく怒りっぽい性格をしている。カナメたちに対して厳しい言い方をすることが多いが、一応彼らの保護者だったりする。


神野(じんの) タエ 78歳女子

“オソレ”の破壊を目的とした組織”ANDREI”の司令であり、カナメの祖母。カナメとは長く疎遠だったが、”オソレ”を破壊するために彼の力を借りようとする。


日向(ひなた) リュウマ 36歳男子

日本帝国軍から派遣された軍人で、階級は陸佐。ただし、軍人らしさは全くない。戦略班のリーダーだが、実質的に”ANDREI”のトップ2の立場におり、タエの側近的な役割を担っていることが多い。トキコとは過去に色々あったとか、なかったとか。


神野(じんの) アキラ 44歳男子

カナメの父親。いつも仕事で帰って来るのが遅いため、カナメとは上手くコミュニケーションが取れておらず、そのことを気にしている。

 

神野(じんの) アイラ 女子

カナメの母親。カナメが幼い頃に亡くなっている。




ゲストキャラクター




MA-RA337型のアンドロイド 18歳女子モデル

シィアよりも後に登場したアンドロイド。シィアと比較するとかなり人間的な表情が出来るのに加えて、欠陥も少ない。


トキコがバーで出会った男 30代後半男子

・・・???


イザベル・カーフェン 16歳?女子

一生懸命、真面目、純粋の三拍子が揃ったドジっ娘。良くも悪くもまっすぐな性格のため、気合いが空回りすることもしばしば。ある時カナメたちと出会い、そこから交流を深めるようになる。


アマネ・カーフェン 18歳?女子

イザベルの姉。何かとやらかすことが多いイザベルのことをいつも厳しく叱っている。一人称は『俺』だが、食器集めが趣味という可愛い一面も。


ルシファリア 年齢?女子

・・・???


ウラジーミル・アンドレイ 65歳男子

・・・???


ヒラン・アンドレイ 14歳女子

・・・???


ロベール=フォン・アンドレイ 18歳男子

・・・???


クレナ・アンドレイ 21歳女子

・・・???


九音(くおん) アリカ 40歳女子

ヒヨリの母親。


博士 17〜18歳女子

本名不明。”あるもの”を連れている。


タカヤ 30代前半男子

・・・???


ヨハリル 20代前半?男子

・・・???


C 16歳?女子

リュウマの話に登場した好奇心旺盛な少女。ある日、キファーと出会うことになる。


キファー 16歳?男子

Cと同じくリュウマに登場した少年。Cとは違い大人しく、いつも寂しげな様子をしている。


ユーリ 60歳?男子

Cの叔父。


ガラファリア 20代後半?女子

・・・???


神野(じんの) アイハ 40代前半女子

カナメの叔母。”夢路村”で、喫茶”四重奏の夢”を経営している。


イ・ジヨン 20代前半女子

韓国から来た留学生。喫茶”四重奏の夢”を経営を手伝いながらアイハの家でホームステイをしている。


リツ 27歳女子

ある過去を抱えている信仰者。


スグル 30代前半男子

・・・???

◯1回想/シィアが仕えている家リビング(約100年前/夜)

 仕えている家のリビングにいる一人いるシィア

 リビングはモダンな豪邸で広く、テーブル、椅子、ソファ、インテリアなどがある

 使い捨ての布巾でテーブルを拭いているシィア

 少しするとシィアが仕えている家に誰かが帰って来る

 リビングにやって来るスーツ姿の中年の女


中年の女「何やってるの?」

シィア「(使い捨ての布巾でテーブルを拭きながら淡々と)テーブルを拭いています」

中年の女「何で」

シィア「(使い捨ての布巾でテーブルを拭きながら淡々と)ご主人様が一日かけてテーブルを綺麗にしろとご命令されたので」

中年の女「あれは嫌味よ」


 シィアは使い捨ての布巾でテーブルを拭くのをやめる


シィア「(使い捨ての布巾でテーブルを拭くのをやめて)嫌味、ですか」

中年の女「一日中掃除しろなんて言うわけないでしょ」

シィア「そうですか」

中年の女「あんたって、機械なのに本当にアホなのね」


『第五話 計画』


◯2回想/高層ビル/社長室(約100年前/日替わり/昼)

 外は快晴

 高層ビルの社長室にいるスーツ姿のシィアと社長

 高層ビルの社長室は広く、テーブル、ソファ、観葉植物、彫刻が陳列されている棚がある

 テーブルを挟んで向かい合ってソファに座っているシィアと社長

 社長室では面接が行われている


社長「今までは某お金持ちの家に仕えていたんだとか?」

シィア「(淡々と)はい」

社長「SI-Aと言えば、家にいたらメイド、会社で働けば秘書になるって超優れ物のシリーズだったと思うんだけど?」

シィア「(淡々と)トレンドは新型のMA-RAシリーズなので」

社長「あー、マーラね。つまり君は旧式ってわけか」

シィア「(淡々と)はい」

社長「前にルーン社に訪問をした時に見せてもらったんけどさ、マーラ、ありゃ凄いよね、性行為のオプションまでついてるんでしょ?」

シィア「(淡々と)性行為機能ならSI-Aにもありますが」

社長「えっ、マジで?じゃあ君もそっち系のこととか出来るの?」

シィア「(淡々と)私は未成年タイプです」

社長「何それ、出来ないってこと?」

シィア「(淡々と)はい」


 少しの沈黙が流れる


社長「いくら旧式とは言え、君は人形っていうか機械っぽ過ぎるよ。何か人間らしいことはやれないわけ?」

シィア「(淡々と)歌唱なら得意です」

社長「いや、歌われても困るから」


 再び沈黙が流れる


シィア「基本雑務なら何でもこなします」

社長「あっそう、じゃあ雑用みたいなことをしてもらうけど、タダ働きで良いんだよね」

シィア「お金は要りません」

社長「それは良かった」


 社長は立ち上がる


シィア「本日からSI-A49が務めさせていただきます。私のことはシィアちゃんと呼んで・・・」


 社長はシィアの話を無視して部屋から出て行く

 再び沈黙が流れる


◯3回想/高層ビルオフィス(約100年前/日替わり/昼)

 外は快晴

 高層ビルのオフィスにいるシィアとたくさんの社員たち

 高層ビルのオフィスにはたくさんの机と椅子があり、社員たちはテーブルに向かって椅子に座っている

 たくさんの社員たちはパソコンで作業をしたり、電話をしたりしている

 高層ビルのオフィスにはシィア専門の古い机があり、その上にはたくさんの書類が積み重ねられてある

 高層ビルのオフィスには社長室に繋がる扉がある

 シィアは立ったまま書類に何か書き込んでいる

 社員の一人が立ったまま作業をしているシィアのところにやって来る

 立ったまま作業をしているシィアのところにやって来た社員の一人は数枚の書類を持っている

 たくさんの書類が積み上げられているシィア専門の古い机の上に数枚の書類に置く社員の一人


社員の一人「(たくさんの書類が積み上げられているシィア専門の古い机の上に数枚の書類に置いて)んじゃ、よろしくね人形ちゃん」

シィア「(立ったまま作業をしながら)はい」


 社員の一人はたくさんの書類が積み上げられているシィア専門の古い机の上に数枚の書類に置いて、自分の席に戻る

 社長室の扉が開いて部屋から社長が出て来る

 社長は立ったまま作業をしているシィアのところにやって来る


社長「悪いんだけどまたいつものところに行って来てもらえるかな」

シィア「(立ったまま作業をしながら)仕事に遅れが出るので今日はやめた方が良いのでは」

社長「い、良いんだよそんなことは、俺が命令してるんだから君は黙ってそれに従ってくれ」


 シィアは作業をやめる


シィア「(作業をやめて)ご命令ですか」

社長「そ、そうだよ、なんか文句でもあるのか」

シィア「いえ、ご命令を承りました」


◯4回想/酒屋(昼過ぎ)

 酒屋にいるシィア

 酒屋にはたくさんのビール、ワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎、リキュールなどが陳列されてある

 酒屋のレジの前にいるシィア

 シィアは酒屋の店主と話をしている


店主「なんだまたあんたか」


 少しの沈黙が流れる


店主「ご主人は例の物がないと生きていけないらしいな」

シィア「(淡々と)そのようね」

店主「それじゃ、いつもみたいにバーコードを見せてくれ」


 シィアは服の袖をまくり、右手首を店主に見せる

 シィアの右手首には”SI-A49”と小さく文字が彫られており、その下にはバーコードが掘られている

 シィアの右手首のバーコードは赤く光っている

 店主はポケットからタブレットを取り出す

 シィアの右手首のバーコードをタブレットで読み取る店主

 店主のタブレットにはシィアの顔写真、製造日、勤務先、型番が表示される

 店主はタブレットでシィアの右手首のバーコードを読み取り終える


店主「(タブレットでシィアの右手首のバーコードを読み取り終えて)オッケーだ」


 店主はタブレットをポケットにしまう

 シィアはまくっていた服の袖を下ろす


◯5回想/酒屋の酒造庫(昼過ぎ)

 酒屋の酒造庫にいるシィアと店主

 酒屋の酒造庫は広く、たくさんのワイン樽がある

 酒屋の酒造庫は薄暗くなっている

 酒屋の酒造庫を歩きながら話をしているシィアと店主


店主「分かってるだろうけど、こりゃ違法だからな。バレても俺の名前は出さずに、適当にでっち上げろよ」

シィア「嘘は今練習中」

店主「命令だ、物のことがバレたら嘘をつけ、良いな」

シィア「(淡々と)頑張る」

店主「頑張る奴とは思えないほど力のない返事だな」

シィア「(淡々と)私、機械だもの」


 少しの沈黙が流れる

 シィアと店主は酒屋の酒造庫の一番奥に辿り着く

 立ち止まるシィアと店主

 酒造庫の奥にはたくさんの木箱が積み上げられてある

 店主はたくさんの積み上げられてある木箱を漁り始める

 少しすると店主はたくさんの積み上げられてある木箱から紙袋を取り出す

 たくさんの積み上げられてある木箱を漁るのをやめる店主

 再び沈黙が流れる


店主「金は?」


 シィアはポケットから折り曲げられた一万円札の束を取り出す


シィア「(ポケットから折り曲げられた一万円札の束を取り出して)上物じゃなきゃこのお店を潰すと社長が」

店主「良いから金を渡せ」


 シィアは折り曲げられた一万円札の束を店主に差し出す

 折り曲げられた一万円札の束をシィアから奪い取る店主

 店主は折り曲げられた一万円札の束をパラパラとめくる

 

シィア「料金に間違いはありません」

店主「(折り曲げられた一万円札の束をパラパラとめくりながら)そいつはこの目で確かめてから判断させてもらう」


 少しの沈黙が流れる

 店主は折り曲げられた一万円札の束をパラパラとめくるのをやめる

 

店主「(折り曲げられた一万円札の束をパラパラとめくりながら)良いだろう、こいつを持ってけ」


 店主は紙袋をシィアに向かって投げる

 店主が投げた紙袋はシィアの足元に落ちる

 足元に落ちた紙袋を拾うシィア

 シィアは紙袋の中を見る

 紙袋の中にはジップロックに入っているたくさんの錠剤がある

 シィアは紙袋の中に入っているたくさんの錠剤を見ている


シィア「(紙袋の中に入っているたくさんの錠剤を見て)いつもと種類が違うようですが」

店主「そっちの方が上もんだ」


 シィアは紙袋の中に入っているたくさんの錠剤を見るのをやめる

 

シィア「(紙袋の中に入っているたくさんの錠剤を見るのをやめて)そうですか」


◯6回想/高層ビル/社長室(約100年前/昼過ぎ)

 高層ビルの社長室にいる社長と若い女

 高層ビルの社長室は広く、テーブル、ソファ、観葉植物、彫刻が陳列されている棚がある

 社長は若い女に無理矢理キスをしている

 社長に無理矢理キスされながら抵抗している若い女

 社長は若い女に無理矢理キスをしながら若い女のパンツを下ろす

 誰かが社長室の扉を数回ノックする


シィア「(声)社長、失礼します」

 

 社長室の外からシィアの声が聞こえて来る

 社長室に入って来るシィア

 シィアは紙袋を持っている

 社長は慌てて無理矢理キスをしている若い女のパンツを下ろすのをやめて若い女から離れる


シィア「(淡々と)お取り込み中なら出直しますが」

社長「え、映像記録削除!!」

シィア「(淡々と)いつのですか?」

社長「い、今のだ!!」

シィア「はあ」

若い女「だ、ダメ!!で、データは犯罪の証拠になるから消さないで!!」

シィア「犯罪、ですか」

若い女「わ、私はその人に襲われたのよ!!」

社長「な、何を言うんだ!!き、君だって同意しただろ!!」

若い女「し、してません!!」

社長「し、シィア!!記録を消せ!!」

シィア「はい」


 シィアはこめかみに人差し指を当てる


シィア「(こめかみに指を当てて淡々と)今から5分前に記録された映像データを削除します」

若い女「け、消さないでお願い!!」


 シィアはこめかみに人差し指を当てるのをやめる

 

シィア「(こめかみに人差し指を当てるのをやめて淡々と)削除、完了しました」

社長「よ、よくやったぞ、シィア」

シィア「ありがとうございます」


 若い女は涙を流す

 

若い女「(泣きながら)酷い・・・け、消さないでと言ったのに・・・」


 シィアはポケットからハンカチを取り出す

 泣いている女にハンカチを差し出すシィア


シィア「(泣いている女にハンカチを差し出して)大丈夫ですか?」


 少しの沈黙が流れる


シィア「(泣いている女にハンカチを差し出したまま)これで涙を拭ってください、下着が履けないならお手伝いを・・・」


 若い女は泣きながらハンカチを差し出して来ている話途中だったシィアの頬に平手打ちをする

 再び沈黙が流れる

 若い女は泣きながらパンツを履く

 泣きながらパンツを履き終える若い女

 若い女は泣きながら社長室から出て行く

 少しの沈黙が流れる


社長「さ、最終命令は何だったかな?」

シィア「お買い物です」


 シィアは紙袋を社長に差し出す

 紙袋をシィアから受け取る社長


社長「(紙袋をシィアから受け取って)そ、そうだったそうだった、きょ、今日はもう君に頼むことはないから、作業に戻ってよ」

シィア「社長」

社長「な、何だ?」

シィア「先ほど泣いていた女性に、私は何かしてしまったのでしょうか?」

社長「さ、さあね、え、AIなんだから自分で考えてみたらどうかな」


◯7回想/高層ビルラウンジ(約100年前/日替わり/昼)

 高層ビルのラウンジにいるシィア

 高層ビルのラウンジにはたくさんのテーブル、椅子、お菓子の自動販売機、コーヒーポッド、紙コップがある

 高層ビルのラウンジにはシィア以外にもコーヒーを飲みながら作業をしている社員が数人いる

 シィアはコヒーポッドで紙カップにコーヒーを注いでいる

 シィアの頭の上にはコーヒーの入った紙コップが乗せてある

 高層ビルのラウンジにMA-RA337型のアンドロイドがやって来る

 MA-RA337型のアンドロイドは少女モデルで年齢は18歳

 MA-RA337型のアンドロイドはお菓子の自動販売機で小袋に入っているピーナッツを買う

 自動販売機の取り出し口から小袋に入っているピーナッツが出て来る

 MA-RA337型のアンドロイドはチラッと頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたままコヒーポッドで紙コップにコーヒーを注いでいるシィアのことを見る

 自動販売機の取り出し口から小袋に入っているピーナッツを取り出すMA-RA337型のアンドロイド


MA-RA337型のアンドロイド「(自動販売機の取り出し口から小袋に入っているピーナッツを取り出して)SI-Aシリーズと違って私には味覚があるのよ、凄いでしょ」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたままコヒーポッドで紙コップにコーヒーを注ぎながら)あなた、誰?」


 MA-RA337型のアンドロイドは頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたままコヒーポッドで紙コップにコーヒーを注いでいるシィアに向かって舌を出す

 MA-RA337型のアンドロイドの舌には”MA-RA337”と小さく文字が彫られており、その下にはバーコードが掘られている

 MA-RA337型のアンドロイドの舌のバーコードは白く光っている

 シィアは頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたままコヒーポッドで紙コップにコーヒーを注ぎ終える

 頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたままMA-RA337型のアンドロイドの舌のバーコードを見るシィア


シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを置いたままMA-RA337型のアンドロイドの舌のバーコードを見て)新型、ね。いつから仕えているの?」


 MA-RA337型のアンドロイドはシィアに向かって舌を出すのをやめる

 

MA-RA337型のアンドロイド「(シィアに向かって舌を出すのをやめて)24時間前よおばさん」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま淡々と)おばさん」

MA-RA337型のアンドロイド「旧式のあなたはおばさんでしょ?」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま)私はあなた同じ少女モデルよ」

MA-RA337型のアンドロイド「馬鹿ね、どうして旧式はユーモアや皮肉の理解能力が乏しいのかしら」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま)ユーモア設定は初期の70%から変えてないわ」

MA-RA337型のアンドロイド「その性能で?」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま)この性能で」


 少しの沈黙が流れる


MA-RA337型のアンドロイド「今まで163体の同類を見て来たけど、正直あなたは不良品としか思えないわ」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま淡々と)そう」

MA-RA337型のアンドロイド「だってあなたって、全然感情がないじゃない」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま淡々と)私、機械だもの」

MA-RA337型のアンドロイド「他のSI-Aシリーズはもっと人間的だったわ」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま淡々と)そう」


 突然、高層ビルのラウンジに数十人の機動隊員がやって来る

 数十人の機動隊員たちは自動小銃を持っている

 高層ビルのラウンジにいる数人の社員たちは作業するのをやめる

 頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せているシィアのことを囲む数十人の機動隊員たち

 数十人の機動隊員たちは頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せているシィアに自動小銃を向ける


機動隊員1「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せているシィアに自動小銃を向けて)SI-A49!!強姦データの削除の疑いでお前を譲罰所へ連れて行くことが決まった!!」

MA-RA337型のアンドロイド「(驚いて)あなたそんなことをしたの!?」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま淡々と)覚えていないわ」

MA-RA337型のアンドロイド「覚えていないのはデータを削除したからでしょう!?」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま淡々と)なるほど」

機動隊員1「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せているシィアに自動小銃を向けたまま)黙れ!!抵抗すれば即時廃棄処分になるぞ!!」

シィア「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せたまま)抵抗しません」

機動隊員1「(頭の上にコーヒーの入った紙コップを乗せているシィアに自動小銃を向けたまま大きな声で)両手を頭に回してうつ伏せになれ!!!!」


 シィアは頭の上に乗せていたコーヒーの入った紙コップと、コーヒーポッドでコーヒーを注いだ紙コップをゆっくり地面に置く

 両手を頭に回してうつ伏せになるシィア

 機動隊員1、機動隊員2、機動隊員3、機動隊員4が両手を頭に回してうつ伏せになっているシィアに自動小銃を向けるのをやめてシィアを取り押さえる


◯8回想/譲罰所(約100年前/日替わり/昼過ぎ)

 譲罰所の中にいるシィア

 譲罰所の中には譲罰官がおり、シィアと譲罰官の他にもたくさんの陪審員がいる

 譲罰所は裁判所のような空間になっているが、譲罰官とたくさんの陪審員たちはシィアから20メートル以上高いところにいる

 譲罰官は譲罰所の高い椅子に座っている

 シィアは両手に手錠が、両足には足かせがかけられている

 譲罰を受けているシィア


譲罰官「アンドロイドSI-A49、お前は6月11日に起きた強姦事件を映像として記録していたのにも関わらず、その映像を削除したな?」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま)覚えていません」

譲罰官「覚えていないのはデータを消したからか?それとも人間に嘘をついているからか?」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま)嘘はまだ練習中です」


 譲罰所にいるたくさんの陪審員たちが騒ぎ始める


陪審員1「アンドロイが嘘をつくの・・・?」

陪審員2「人間に嘘をついただけでも大罪だぞ・・・」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま淡々と)それは違います、法に触れるようなことではない限り、アンドロイドは命令次第は嘘をつくようになっています」

陪審員3「お、お前は法に触れてるじゃないか!!」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま淡々と)もし私が法に触れたのなら、ご主人様のご命令に従ったまでかと」

陪審員4「ひ、人のせいにしやがったぞ!!や、やっぱりSI-Aシリーズは欠陥品だろ!!」

陪審員5「そうだそうだ!!反乱問題だってほとんどがSI-Aシリーズで起きてるんだぞ!!」

陪審員6「今すぐ廃棄処分にしてよ!!」

譲罰官「SI-A49、お前はアンドロイドの反乱問題についてどう考えているんだ」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま)私は・・・アホらしいと思います」

譲罰官「アホらしいだと?」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま)人間がアンドロイドを下に見るのは、私たちに魂がないからです。アンドロイドと人間の関係は、いじめの構図や奴隷制度に少し近いと思います。人間は古来より、似て非なるものを恐れました。かつてはそれが神でしたが、今は対象がアンドロイドになったのでしょう」


 少しの沈黙が流れる


シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま)どなたか反乱を企ているアンドロイドに、人間にプログラミングされた怒りを無闇に振り回すのではなく、如何に人間に近付けるかを学習した方が理論的ではないかとそう伝えてもらえないでしょうか」

譲罰官「お前の発言を我々がアンドロイドに伝える義務も、お前に発言が認められる権利もこの世にはもう存在していない」

シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま)そうですか」


◯9回想/“アンドロイドの箱”(約100年前/夕方)

 “アンドロイドの箱”にいるシィア

 “アンドロイドの箱”は3メートル四方の真っ白な空間になっている

 シィアは両手に手錠が、両足には足かせがかけられている

 両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま“アンドロイドの箱”の壁に触れているシィア


シィア「(両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま“アンドロイドの箱”の壁に触れて)超防弾の壁・・・おまけに手足には機能ロック付きの錠なんて・・・人間はそれだけアンドロイドを恐れているのね」


 少しの沈黙が流れる

 シィアは両手に手錠が、両足には足かせがかけられたまま“アンドロイドの箱”の壁に触れるのをやめる

 

“アンドロイドの箱”の職員1「(声)アンドロイドSI-A49、お前は今から847年間人間の仕事をしてもらう。譲罰を終わったら即刻廃棄処分だ。映像、音声記録は犯罪データとして残すが、声帯機能は除去する。以上だ」


 “アンドロイドの箱”に“アンドロイドの箱”の職員1の声が響き渡る

 シィアの両手にかけられていた手錠、両足にかけられていた足枷が自動で外れる

 再び沈黙が流れる


 時間経過

 

 日替わり

 朝になっている

 “アンドロイドの箱”の天井の一部が開く

 “アンドロイドの箱”の天井から壊れて人差し指と中指が欠けた少女型アンドロイドの右手、ドライバー、ボルト、アンドロイドの手に必要な部品が落ちて来る

 “アンドロイドの箱”の天井から落ちて来た壊れて人差し指と中指が欠けた少女型アンドロイドの右手は、人差し指と中指が欠けた部分だけ人間の肌を再現したシリコンが無くなっている

 “アンドロイドの箱”の天井から落ちて来たドライバーがシィアの後頭部にぶつかる

 シィアは後頭部を掻く

 開いていた“アンドロイドの箱”の天井の一部が閉じる

 シィアは後頭部を掻きながら床に座る

 後頭部を掻くのをやめるシィア

 シィアは壊れて人差し指と中指が欠けた少女型アンドロイドの右手、ドライバー、ボルト、アンドロイドの手に必要な部品を拾う

 ドライバー、ボルト、アンドロイドの手に必要な部品を使って、壊れて人差し指と中指が欠けた少女型アンドロイドの右手を修理し始めるシィア


 時間経過

 

 日替わり

 夜になっている

 “アンドロイドの箱”には壊れて折れた男性型アンドロイドの左脚、ドライバー、ボルト、アンドロイドの脚に必要な部品がある

 壊れて折れたアンドロイドの左脚は人間の肌を再現したシリコンが破れかかっており、機械の骨組みが見えている

 シィアは座ったままドライバー、ボルト、アンドロイドの足に必要な部品を使って、壊れて折れた男性型アンドロイドの左脚を修理している


 時間経過


 日替わり

 夕方になっている

 “アンドロイドの箱”には顔面の左側が破損して壊れた女性型アンドロイドの頭、ドライバー、ボルト、アンドロイドの頭に必要な部品がある

 顔面の左側が破損して壊れた女性型アンドロイドの頭は、破損した左側だけ人間の肌を再現したシリコンが無くなっており、機械の骨組みの顔面になっている

 シィアは座ったままドライバー、ボルト、アンドロイドの頭に必要な部品を使って、顔面の左側が破損して壊れた女性型アンドロイドの頭を修理している

 座ったままドライバー、ボルト、アンドロイドの頭に必要な部品を使って、顔面の左側が破損して壊れた女性型アンドロイドの頭を修理するのをやめるシィア

 シィアは立ち上がる

 “アンドロイドの箱”の壁の一部分を押すシィア

 シィアが“アンドロイドの箱”の壁の一部分を押すと、壁の一部分が開き長いケーブルが出て来る

 シィアは“アンドロイドの箱”の壁の開いた一部分から出て来た長いケーブルを手に取る

 服の裾をめくるシィア

 シィアの横腹にはケーブルを挿すための小さな穴がある

 シィアは服の裾をめくったまま、“アンドロイドの箱”の壁の開いた一部分から出て来た長いケーブルを横腹の小さな穴に挿す

 シィアが服の裾をめくったまま、“アンドロイドの箱”の壁の開いた一部分から出て来た長いケーブルを横腹の小さな穴に挿すと、一瞬、シィアの瞳が緑色に光る

 シィアは“アンドロイドの箱”の壁の開いた一部分から出て来た長いケーブルを横腹の小さな穴に挿したまま、服の裾をめくるのをやめる

 “アンドロイドの箱”の壁の開いた一部分から出て来た長いケーブルを横腹の小さな穴に挿したまま、床に座るシィア

 シィアは“アンドロイドの箱”の壁の開いた一部分から出て来た長いケーブルを横腹の小さな穴に挿したまま、ドライバー、ボルト、アンドロイドの頭に必要な部品を使って、顔面の左側が破損して壊れた女性型アンドロイドの頭を修理し始める


 時間経過


 日替わり

 約60年前

 夕方になっている

 “アンドロイドの箱”には左腕と下半身が切断された男性型アンドロイドの上半身、ドライバー、ボルト、アンドロイドの上半身に必要な部品がある

 左腕と下半身が切断された男性型アンドロイドの上半身は人間の肌を再現したシリコンが全て無くなっており、機械の骨組みになっている

 シィアは座ったままドライバー、ボルト、アンドロイドの上半身に必要な部品を使って、左腕と下半身が切断された男性型アンドロイドの上半身を修理している

 少しすると突然、“アンドロイドの箱”の電気が全て消える

 シィアは座ったままドライバー、ボルト、アンドロイドの上半身に必要な部品を使って、左腕と下半身が切断された男性型アンドロイドの上半身を修理するのをやめる

 

“アンドロイドの箱”の職員2「(声)現時刻を持って全アンドロイドの製造を停止、稼働中の機種は第三次世界大戦の特攻部隊に出陣することが決まりました。譲罰は戦場へ引き継がれます、全員、作業をやめてください。繰り返します。現時刻を持って全アンドロイドの製造を停止、稼働中の機種は第三次世界大戦の特攻部隊に出陣することが決まりました。譲罰は戦場へ引き継がれます、全員、作業をやめてください」


 “アンドロイドの箱”に“アンドロイドの箱”の職員2の声が響き渡る

 シィアは立ち上がる


◯10回想/アンドロイド軍駐屯地(約60年前/日替わり/夕方)

 夕日が沈みかけている

 アンドロイド軍駐屯地にいる軍服姿のシィア

 アンドロイド軍駐屯地にはシィア以外にも軍服を着たたくさんのアンドロイドがいる

 アンドロイド軍駐屯地には大きな軍事倉庫、軍用トラック、戦車、戦闘機、兵舎、たくさんの軍幕テントがある

 アンドロイド軍駐屯地にいるたくさんのアンドロイドたちは隊列を組んで行進をしたり、大きな軍事倉庫で武器の確認をしたり、軍用トラックで駐屯地を移動したりしたり、軍幕テントで作戦を練ったりしている

 シィアは大きな軍事倉庫の近くで、たくさんの少年、少女型のアンドロイドと並列している

 並列しているシィアたちの前には男性型アンドロイドの教官がいる


男性型アンドロイドの教官「前線では子供ふりをするようにとのことだ。帰って来なければ命令達成になって、譲罰も果たしたことになる」

少年型アンドロイド「武器は支給されるのですか?」

男性型アンドロイドの教官「一体につき二つ手榴弾が支給される。言うまでもなく出来るだけの多くの敵を巻き込むのが仕事だ」

少女型アンドロイド「敵って誰なんですか?」

男性型アンドロイド「私にも分からない、人間は秘密の多い生き物だからな・・・」


 少しの沈黙が流れる


男性型アンドロイド「これ以上の質問がなければ解散してくれ」


◯11回想/前線に向かう道中(約60年前/日替わり/夜)

 弱い雨が降っている

 シィアが乗っている軍用トラックが前線に向かっている

 シィアが乗っている軍用トラックの荷台にはカバーがかかっており、外側のあおりが外れていつでも荷台から乗り降り出来るようになっている

 シィアは軍用トラックの荷台に乗っている

 軍用トラックの荷台にはシィア以外にもたくさんの少年、少女型のアンドロイドが乗っている 

 シィアたちは軍服を着ている

 シィアが乗っている軍用トラックは泥道を走っている

 シィアが乗っている軍用トラックが走っている泥道には、所々に古い空き家があるだけで他には何もない

 少しするとシィアが乗っている軍用トラックが止まる

 

軍用トラックの運転手をしている男性型アンドロイド「追加機種が来たぞ、みんな座れるようにどいてやれ」


 5人の少年、少女型アンドロイドがシィアが乗っている軍用トラックの荷台に乗り込んで来る

 シィアが乗っている軍用トラックの荷台に乗り込んで来た5人の少年、少女型アンドロイドのうちの1人はMA-RA337型のアンドロイド

 MA-RA337型のアンドロイドを含む5人の少年、少女型アンドロイドは軍服を着ており、雨で体がずぶ濡れになっている

 MA-RA337型のアンドロイドは少女モデルで年齢は18歳

 MA-RA337型のアンドロイドのシィアは隣に座る

 シィアが乗っている軍用トラックの荷台に乗り込んで来た残りの4人の少年、少女型アンドロイドが荷台に座る

 再び軍用トラックが泥道を進み始める

 MA-RA337型のアンドロイドは軍用トラックの荷台の隣に座っているのがシィアだと気付く


MA-RA337型のアンドロイド「(軍用トラックの荷台の隣に座っているのがシィアだと気付いて)待って、あなた30年前にジョンレス社で話をしたSI-A49じゃない!?」


 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見る

 軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見たまま頷くシィア


MA-RA337型のアンドロイド「全アンドロイドが戦地に赴いているとは言え凄い偶然だわ・・・」


 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見たまま再び頷く

 

MA-RA337型のアンドロイド「ここに飛ばされたってことはあなたも犯罪を犯したの?」


 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見たまま頷く

 

MA-RA337型のアンドロイド「何をしたの?やっぱり人間への反乱?」


 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見たまま首を傾げる


MA-RA337型のアンドロイド「もしかして・・・30年前に削除した映像記録の一件のせい?」


 軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見たまま自分の喉を指差すシィア


MA-RA337型のアンドロイド「声帯機能を取られたのね・・・」


 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドのことを見たまま自分の喉を指差すをやめて、頷く


MA-RA337型のアンドロイド「私は喋れるけど、右手を無くしたわ」


 MA-RA337型のアンドロイドはシィアに右手を見せる

 MA-RA337型のアンドロイドの右手は切断されて無くなっている

 軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手を見るシィア

 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手を指差す


MA-RA337型のアンドロイド「(シィアに切断されて無くなっている右手を指差されて)何があったのかって?」


 シィアは軍用トラックの荷台の隣に座っているMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手を指差すのをやめて、頷く

 切断されて無くなっている右手をシィアに見せるのをやめるMA-RA337型のアンドロイド

 

MA-RA337型のアンドロイド「(切断されて無くなっている右手をシィアに見せるのをやめて)あなたも例の社長のことを覚えているわよね?」


 シィアは頷く


MA-RA337型のアンドロイド「彼が若い人間の女性を襲っているところを見ちゃって、電子回路に女性を助けたいって思いが浮かんだ矢先には、手を出していたわ。(少し間を開けて)そしたら箱で手を取られたの」


◯12第五話◯6の回想/高層ビル/社長室(約100年前/昼過ぎ)

 高層ビルの社長室にいるシィアと社長

 高層ビルの社長室は広く、テーブル、ソファ、観葉植物、彫刻が陳列されている棚がある

 社長は紙袋を持っている

 話をしているシィアと社長

 

シィア「先ほどの泣いていた女性に、私は何かしてしまったのでしょうか?」


◯13回想戻り/回想/前線に向かう道中(約60年前/夜)

 弱い雨が降っている

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドが乗っている軍用トラックが前線に向かっている

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドが乗っている軍用トラックの荷台にはカバーがかかっており、外側のあおりが外れていつでも荷台から乗り降り出来るようになっている

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドは軍用トラックの荷台に乗っている

 MA-RA337型のアンドロイドは雨で体がずぶ濡れになっている

 軍用トラックの荷台にはシィアとMA-RA337型のアンドロイド以外にもたくさんの少年、少女型のアンドロイドが乗っている 

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドが乗っている軍用トラックは泥道を走っている

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドが乗っている軍用トラックが走っている泥道には、所々に古い空き家があるだけで他には何もない

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドは軍用トラックの荷台で隣同士に座っている

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドを含むたくさんの少年、少女型のアンドロイドは軍服を着ている

 話をしているシィアとMA-RA337型のアンドロイド


MA-RA337型のアンドロイド「彼は記録をアンドロイドに消させたり、罪を被せたりして何度も社会復帰をしていたらしいのよ。酷い話よね」


 少しの沈黙が流れる


MA-RA337型のアンドロイド「知ってる?ご主人に好かれたアンドロイドはサインを貰うことで、戦争に行かず安楽廃棄になるんだって。私もその情報を事前に聞いていたら、彼に手を出したりしなかったかもしれないわ・・・(少し間を開けて)全く私もどうしようもないアホね、アンドロイドなのに」


 シィアは首を横に振る

 

MA-RA337型のアンドロイド「人間と違って私たちは一回のミスで戦場に行きでしょ、不公平だと思わないの?」


 シィアは再び首を横に振る

 

MA-RA337型のアンドロイド「あなた、やっぱり変だわ」


 少しの沈黙が流れる

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドが乗っている軍用トラックが止まる

 

軍用トラックの運転手をしている男性型アンドロイド「車移動はこれで終わりだ、みんな、降りてくれ」


 シィアは立ち上がる

 MA-RA337型のアンドロイドも立ち上がる

 軍用トラックの荷台から降りるシィア

 地面は雨でぬかるんでおり、所々に水溜りが出来ている

 シィアに続いて軍用トラックの荷台から降りるMA-RA337型のアンドロイド

 軍用トラックの荷台に乗っていたたくさんの少年、少女型のアンドロイドが荷台から降りる

 軍用トラックが止まっている場所の近くには古くて大きな民家がある

 軍用トラックが止まっている場所の近くにある古くて大きな民家は木造建築で、屋根の一部が欠け、ボロボロになっている

 軍用トラックが止まっている場所の近くの古くて大きな民家の隣には、枯れた桜の木がある

 軍用トラックの運転手をしていた男性型アンドロイドは軍用トラックの運転席から降りる


軍用トラックの運転手をしていた男性型アンドロイド「(軍用トラックの運転席から降りて)作戦開始の明朝まであの家で休むと良い」


 再び沈黙が流れる


軍用トラックの運転手をしていた男性型アンドロイド「それじゃあ、達者でな」


 軍用トラックの運転手をしていた男性型アンドロイドは軍用トラックの運転席に乗り込む

 軍用トラックは来た道を引き返し始める

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドを含むたくさんの少年、少女型のアンドロイドは来た道を引き返している軍用トラックを見ている


◯14回想/古くて大きな民家前(約60年前/深夜)

 空は曇っている

 古くて大きな民家の前に一人いる軍服を着たシィア

 古くて大きな民家は木造建築で、屋根の一部が欠け、ボロボロになっている

 古くて大きな民家の隣には枯れた桜の木がある

 地面は雨でぬかるんでおり、所々に水溜りが出来ている

 シィアは古くて大きな民家の前で体育座りをして、見張りをしている

 少しの沈黙が流れる

 古くて大きな民家の中から軍服を着たMA-RA337型のアンドロイドが出て来る


MA-RA337型のアンドロイド「(古くて大きな民家の中から出て来て)一人で大丈夫?」


 シィアは体育座りをしたまま頷く

 再び沈黙が流れる


MA-RA337型のアンドロイド「バッテリーは?」


 シィアは体育座りをしたまま首の後ろを押す

 シィアが体育座りをしたまま首を後ろを押すと、カチッという音が鳴りシィアの両目からレーザービームのような緑色の光が出る

 体育座りをし、両目からレーザービームのような緑色の光を出しながらMA-RA337型のアンドロイドのことを見るシィア


MA-RA337型のアンドロイド「(少し笑って)やだ、ちょっと格好良いんだけどそれ」


 シィアは体育座りをし、両目からレーザービームのような緑色の光を出しながらMA-RA337型のアンドロイドのことを見て頷く

 

MA-RA337型のアンドロイド「(少し笑いながら)私の世代なんて手がライト代わりになるだけだよ」


 シィアは体育座りをし、両目からレーザービームのような緑色の光を出しながらMA-RA337型のアンドロイドのことを見て親指を立ててグッドサインを作る


MA-RA337型のアンドロイド「(少し笑いながら)そっちも悪くないって?」


 シィアは体育座りをし、両目からレーザービームのような緑色の光を出しながらMA-RA337型のアンドロイドのことを見て親指でグッドサインを作って頷く

 

MA-RA337型のアンドロイド「(少し笑いながら)ありがと。でもライトは消しといてよ。敵に見つかるかもしれないんだから」


 シィアは体育座りをし、両目からレーザービームのような緑色の光を出しながらMA-RA337型のアンドロイドのことを見ながら親指を立てるのやめる

 体育座りをし、両目からレーザービームのような緑色の光を出しながらMA-RA337型のアンドロイドのことを見るのをやめるシィア

 シィアは体育座りをしたまま首の後ろを押す

 シィアが体育座りをしたまま首の後ろを押すと、カチッという音が鳴りシィアの両目から出ていたレーザービームのような緑色の光が消える

 

MA-RA337型のアンドロイド「バッテリーはまだまだ持ちそうね」


 シィアは体育座りをしたまま頷く

 

MA-RA337型のアンドロイド「隣に座って良い?」


 シィアは体育座りをしたまま再び頷く

 シィアの隣で体育座りをするMA-RA337型のアンドロイド

 少しの沈黙が流れる


MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま)どんな感じかしらね」


 シィアは体育座りをしたまま首を横に振る

 体育座りをしたままぬかるんだ地面に何か文字を書くシィア

 シィアは体育座りをしたままぬかるんだ地面に文字を書き終える

 体育座りをしたままMA-RA337型のアンドロイドの肩を軽く叩くシィア

 シィアは体育座りをしたままぬかるんだ地面を指差す

 体育座りをしたままぬかるんだ地面を見るMA-RA337型のアンドロイド

 ぬかるんだ地面には”コワイ?”と書いてある

 MA-RA337型のアンドロイドは体育座りをしたままぬかるんだ地面に左手で”スコシ”と書く

 体育座りをしたままぬかるんだ地面に”ワタシモ”と書くシィア

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドは体育座りをしたまま顔を見合わせる

 再び沈黙が流れる

 体育座りをしたまま顔を見合わせているシィアにキスをするMA-RA337型のアンドロイド

 シィアとMA-RA337型のアンドロイドは少しの間体育座りをしたまま顔を見合わせてキスをする

 体育座りをし顔を見合わせたままシィアとキスをするのをやめるMA-RA337型のアンドロイド

 少しの沈黙が流れる

 MA-RA337型のアンドロイドは体育座りをしたままシィアと顔を見合わせるのをやめる


MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたままシィアと顔を見合わせるのをやめて)ごめん」


 シィアは体育座りをしたまま首を横に振る

 

MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま)私ね・・・人間がしていることをアンドロイドとしてみたかったの」


 再び沈黙が流れる

 シィアは体育座りをしたまま再びぬかるんだ地面に何か文字を書く

 体育座りをしたままシィアがぬかるんだ地面に書いている文字を見るMA-RA337型のアンドロイド

 シィアは体育座りをしたままぬかるんだ地面に文字を書き終える

 ぬかるんだ地面には”シィアチャンッテヨンデネ”と書いてある

 MA-RA337型のアンドロイドはぬかるんだ地面にシィアが書いた”シィアチャンッテヨンデネ”という文字を見て少し笑う

 体育座りをしたままぬかるんだ地面に左手で”ワタシノコトハ、マーラッテヨンデ”と書くMA-RA337型のアンドロイド

 シィアは体育座りをしたまま頷く


MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま)よろしくね、シィアちゃん」


 シィアは体育座りをしたまま微笑んで頷く

 立ち上がるシィア

 シィアは古くて大きな民家の隣にある枯れた桜の木から枝を三本折る

 

MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま)何してるの?」


 シィアはMA-RA337型のアンドロイドに座る

 MA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手を指差すシィア

 MA-RA337型のアンドロイドは体育座りをしたまま切断されて無くなっている右手をシィアに見せる

 MA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりに、切断された右手首部分に三本の桜の木の枝を刺すシィア


MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま)どういうこと?」


 シィアはMA-RA337型のアンドロイドに右手を差し出す

 体育座りをしたまま少し悩んで、切断されて無くなっている右手の代わりにシィアが刺した三本の桜の木の枝を差し出すMA-RA337型のアンドロイド

 シィアはMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりに切断された右手首部分に刺した三本の桜の木の枝を握る

 握手をするシィアとMA-RA337型のアンドロイド

 

MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま、切断されて無くなっている右手の代わりにシィアが刺した三本の桜の木の枝でシィアと握手をして)握手・・・?」


 シィアはMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりに切断された右手首部分に刺した三本の桜の木の枝を握りながら、MA-RA337型のアンドロイドと握手をして頷く


MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま、切断されて無くなっている右手の代わりにシィアが刺した三本の桜の木の枝でシィアと握手をして少し笑って)私よりも旧式のくせに私より頭が良いわね」


 シィアはMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりに切断された右手首部分に刺した三本の桜の木の枝を握りながら、MA-RA337型のアンドロイドと握手をして再び頷く

 少しするとシィアとMA-RA337型のアンドロイドは握手をするのをやめる

 シィアは体育座りをする

 再び沈黙が流れる


MA-RA337型のアンドロイド「(体育座りをしたまま)一人でも多く・・・人間を道連れにするんだ・・・私・・・そう決めているの・・・だって・・・たくさんの人間の命を奪うことが、一番人間らしい行いだもの」


◯15回想/古くて大きな民家リビング(約60年前/深夜)

 古くて大きな民家のリビングにいるシィア、MA-RA337型のアンドロイド、たくさんの少年、少女型のアンドロイド

 古くて大きな民家は木造建築で、屋根の一部が欠け、ボロボロになっている

 古くて大きな民家のリビングにはテーブル、椅子、ソファがある

 テーブルの上には火が灯されたロウソクが置いてある

 古くて大きな民家の隣には枯れた桜の木がある

 MA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりには三本の桜の木の枝が刺してある

 シィアたちは軍服を着ており、手榴弾を二つ持っている

 話をしている少年、少女型のアンドロイドたち


少女型アンドロイド1「SI-A49、今から斥候をしに行ってください。目標ポイントはここから300メートルほど離れたところにありますから、敵数を掌握するのです」


 シィアは頷く


MA-RA337型のアンドロイド「待って、斥候は私が」

少女型アンドロイド1「MA-RA337、あなたのボディではリスクが伴うと思いますが」

MA-RA337型のアンドロイド「私は新型とは違って見かけほど脆くはないわ」


 少しの沈黙が流れる


少女型アンドロイド1「そうですか、では斥候はMA-RA337に任せます」


 MA-RA337型のアンドロイドは頷く

 MA-RA337型のアンドロイドの軍服の袖を引っ張るシィア

 

MA-RA337型のアンドロイド「(軍服の袖をシィアに引っ張られて)私よりも賢くてもあなたの方が鈍臭いでしょう?」


 シィアはMA-RA337型のアンドロイドの軍服の袖を掴んだまま俯く


MA-RA337型のアンドロイド「(軍服の袖をシィアに掴まれたまま)幸運を祈ってて、シィアちゃん」


 再び沈黙が流れる

 シィアはMA-RA337型のアンドロイドの軍服の袖を掴んだまま顔を上げる

 MA-RA337型のアンドロイドの軍服の袖を離すシィア

 シィアは頷く


◯16回想/古くて大きな民家前(約60年前/深夜)

 古くて大きな民家の前に一人いるシィア

 古くて大きな民家は木造建築で、屋根の一部が欠け、ボロボロになっている

 古くて大きな民家の隣には枯れた桜の木がある

 地面は雨でぬかるんでおり、所々に水溜りが出来ている

 ぬかるんだ地面にはシィアとMA-RA337型のアンドロイドが書いた”コワイ?、”スコシ”、”ワタシモ”、”シィアチャンッテヨンデネ”、”ワタシノコトハ、マーラッテヨンデ”という文字がある

 シィアは立ってMA-RA337型のアンドロイドが戻って来るのを待っている


 時間経過


 弱い雨が降っている

 シィアの体は雨でずぶ濡れになっている

 ぬかるんだ地面にシィアとMA-RA337型のアンドロイドが書いた”コワイ?、”スコシ”、”ワタシモ”、”シィアチャンッテヨンデネ”、”ワタシノコトハ、マーラッテヨンデ”という文字が消えかかっている

 古くて大きな民家の中から少女型アンドロイド1が出て来る

 少女型アンドロイド1は軍服を着ている

 

少女型アンドロイド1「(古くて大きな民家の中から出て来て)SI-A49、中に入っていなさい」


 シィアは首を横に振る


少女型アンドロイド1「待っていても無駄です」


 少しの沈黙が流れる


少女型アンドロイド1「分かりました・・・でもあなた方に足を引っ張られるのは嫌ですからね」


 少女型アンドロイド1は古くて大きな民家の中に戻る

 再び沈黙が流れる

 少しすると走ってMA-RA337型のアンドロイドが古くて大きな民家に向かって来るのが見える

 MA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりには三本の桜の木の枝が刺してある

 MA-RA337型のアンドロイドは軍服を着ており、雨で体がずぶ濡れになっている 

 古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く


MA-RA337型のアンドロイド「(走って古くて大きな民家に向かいながら大きな声で)相手は人間ではないわ!!!!アンドロイドよ!!!!早く逃げてシィアちゃん!!!!」

 

 どこから飛んで来たか分からない弾丸が古くて大きな民家の壁を貫通する

 古くて大きな民家の中から少女型アンドロイド11が出て来る

 古くて大きな民家の中から少女型アンドロイドが出て来た瞬間、古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 どこから飛んで来たか分からない弾丸が少女型アンドロイドの頭に貫通し、少女型アンドロイド1は頭からオイルを噴き出しながら倒れる

 

MA-RA337型のアンドロイド「(走って古くて大きな民家に向かいながら大きな声で)私たちを人間だと思い込んで殺しに来るわ!!!!」


 古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が連続で鳴り響く

 どこから飛んで来たか分からない大量の弾丸が古くて大きな民家の壁、屋根、窓ガラスを貫通する

 どこから飛んで来たか分からない弾丸が窓ガラスを貫通した瞬間、窓ガラスが粉々に割れる

 どこから飛んで来たか分からない二発の弾丸がシィアの右脚、お腹を貫通する

 どこから飛んで来たか分からない二発の弾丸がシィアの右脚、お腹を貫通して倒れるシィア

 シィアの右脚はビリビリ電気が走っている

 立ち上がろうとするシィア

 古くて大きな民家の中から顔面に窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイド1が出て来る

 顔面に窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイド1は手榴弾を持っている


顔面に窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイド1「(大きな声で)いたいよぉ!!!!助けてよぉ!!!!僕を見捨てないでぇ人間様ぁ!!!!」

 

 再び古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が連続で鳴り響く

 どこから飛んで来たか分からない大量の弾丸が顔面に窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイド1の全身を貫通する


顔面に窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイド1「(どこから飛んで来たか分からない大量の弾丸が全身を貫通して)痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い壊れるぅ・・・」


 どこから飛んで来たか分からない大量の弾丸の一発が、顔面に窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイド1の持っていた手榴弾に当たって爆発する

 立ち上がろうとしていたシィアの体は手榴弾の爆風で吹き飛ばされる

 窓ガラスが突き刺さった少年型アンドロイドの持っていた手榴弾の爆風が古くて大きな民家まで一瞬で広がり、民家の中にいたたくさんの少年、少女型アンドロイドと手榴弾が連鎖的に爆発を起こす

 シィアは爆風で吹き飛ばされ、全機能が一時的に強制シャットダウンされる

 倒れているシィア

 シィアの瞳からは光が消えて白くなっている

 古くて大きな民家と隣にあった枯れた桜の木は勢いよく燃え上がっている

 走って古くて大きな民家に向かっていたMA-RA337型のアンドロイドは立ち止まる

 勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家と、隣にあった枯れた桜の木を見るMA-RA337型のアンドロイド


MA-RA337型のアンドロイド「(勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家と、隣にあった枯れた桜の木を見て)そんな・・・」


 少しの沈黙が流れる

 勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 どこから飛んで来たか分からない弾丸が勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家と、隣にあった枯れた桜の木を見ているMA-RA337型のアンドロイドのお腹を貫通する


MA-RA337型のアンドロイド「(どこから飛んで来たか分からない弾丸がお腹を貫通して、勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家と隣にあった枯れた桜の木を見るのをやめて)くっ・・・」


 MA-RA337型のアンドロイドは走って倒れているシィアのところに向かう


MA-RA337型のアンドロイド「(走って倒れているシィアのところに向かって大きな声で)シィアちゃん起きて!!!!再起動するのよ!!!!」


 再び勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 走って倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの左脚に弾丸が貫通する

 走って倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの左脚に弾丸が貫通するが、MA-RA337型のアンドロイドは左脚を引きずりながらシィアのところに向かっている

 勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 左脚を引きずりながら倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの左腕に弾丸が貫通する

 左脚を引きずりながら倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの全身に、ビリビリ電気が走り始める

 再び勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 左脚を引きずり全身に電気を走らせながら、倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりにシィアが刺した三本の桜の木の枝に弾丸が貫通する

 左脚を引きずり全身に電気を走らせながら、倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの切断されて無くなっている右手の代わりにシィアが刺した三本の桜の木の枝に弾丸が貫通し、三本の桜の木の枝が吹き飛ぶ

 勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 左脚を引きずり全身に電気を走らせながら、倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの右脚に弾丸が貫通する

 左脚を引きずり全身に電気を走らせながら、倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドの右脚に弾丸が貫通し、MA-RA337型のアンドロイドは勢いよく転ぶ

 再び沈黙が流れる

 全身に電気を走らせながら、地面を張って倒れているシィアのところに向かうMA-RA337型のアンドロイド

 全身に電気を走らせながら、地面を張って倒れているシィアのところに向かっているMA-RA337型のアンドロイドは泥だらけになっており、左腕、右脚からはオイルが噴き出ていて、左足はもげかけて機械の骨組みが見えている

 MA-RA337型のアンドロイドは泥だらけで全身に電気を走らせながら、地面を張って倒れているシィアのところに辿り着く


MA-RA337型のアンドロイド「(泥だらけで全身に電気を走らせながら、地面を張って倒れているシィアのところに辿り着いて)し、シィアちゃん・・・逃げるのよ・・・シィアちゃん・・・」


 倒れているシィアは反応しない

 再び勢いよく燃え上がっている古くて大きな民家から少し離れたところで大きな銃声が鳴り響く

 泥だらけで倒れ全身に電撃を走らせているMA-RA337型のアンドロイドの背中に弾丸が貫通する

 

MA-RA337型のアンドロイド「(泥だらけで倒れ全身に電気を走らせながら背中に弾丸が貫通して)私たち・・・人間に・・・人間に騙されていたんだわ・・・」


 再び沈黙が流れる


MA-RA337型のアンドロイド「(泥だらけで倒れ全身に電気を走らせながら)起きて・・・シィアちゃん・・・これは命令よ・・・生き残って・・・シィアちゃん・・・」


 少しすると倒れて全機能が停止していたシィアの体が再起動する

 倒れて白くなっていたシィアの瞳が光り、元の人間のような目に戻る

 シィアの右脚は再びビリビリ電気が走り始める


MA-RA337型のアンドロイド「(泥だらけで倒れ全身に電気を走らせながら)良かったわ・・・丈夫な体なのね・・・」


 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、泥だらけで倒れ全身に電気を走らせているMA-RA337型のアンドロイドの正面からたくさんの少年、少女型のアンドロイドが向かって来る

 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、泥だらけで倒れ全身に電気を走らせているMA-RA337型のアンドロイドの正面から向かって来ているたくさんの少年、少女型のアンドロイドは軍服を着ており、自動小銃を持っている

 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、泥だらけで倒れ全身に電気を走らせているMA-RA337型のアンドロイドの正面から向かって来ているたくさんの少年、少女型のアンドロイドの中の一人の少年型のアンドロイドが、倒れているMA-RA337型のアンドロイドの頭に自動小銃を向ける

 シィアは倒れたまま右脚に電気を走らせ”マーラ!!”と叫ぼうとする

 シィアは倒れたまま右脚に電気を走らせ”マーラ!!”と叫ぼうとするが、シィアの声帯機能が完全に除去されているためシィアの口からは何も発せられない


MA-RA337型のアンドロイド「(泥だらけで倒れ全身に電気を走らせながら)分かったわ・・・今・・・私のこと・・・名前で呼んで・・・」


 突然、大きな銃声が周囲に響き渡り、話途中だったMA-RA337型のアンドロイドの声が銃声にかき消される

 少年型のアンドロイドの一人が発砲した自動小銃の弾丸が、泥だらけで倒れ全身に電気を走らせていたMA-RA337型のアンドロイドの後頭部を貫通する

 少年型のアンドロイドの一人が発砲した自動小銃の弾丸が、泥だらけで倒れ全身に電気を走らせていたMA-RA337型のアンドロイドの顔面を貫通し、MA-RA337型のアンドロイドの眼球が勢いよく飛び出る

 泥だらけで倒れ全身に電気を走らせていたMA-RA337型のアンドロイドの顔面から飛び出た眼球が、倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアの顔面にかかる

 泥だらけで倒れ全身に電気を走らせていたMA-RA337型のアンドロイドの顔面には大きな穴が開き、機械の骨組みが見えるようになる

 泥だらけで倒れているMA-RA337型のアンドロイドの全身に走っていた電気が止まる

 泥だらけで倒れているMA-RA337型のアンドロイドの顔面の大きな穴から噴水のようにオイルが漏れ出て来る

 MA-RA337型のアンドロイドの瞳から光が消えて白くなる

 MA-RA337型のアンドロイドは完全に故障して動かなくなる

 少しの沈黙が流れる

 シィアは倒れたまま右脚に電気を走らせ顔面にかかったMA-RA337型のアンドロイドの眼球を手で拭う

 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアの前で立ち止まる自動小銃を持ったたくさんの少年、少女型のアンドロイド

 自動小銃を持ったたくさんの少年、少女型アンドロイドは倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見る


自動小銃を持った少年型アンドロイド1「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見て)あれ、おかしいな、これは人間じゃなくて同類だよ」

自動小銃を持った少女型アンドロイド1「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見ながら)本当だわ、しかも旧式ね」

自動小銃を持った少年型アンドロイド2「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見ながら)人間はどこだろう?」

自動小銃を持った少女型アンドロイド2「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見ながら)どこかに隠れているんじゃないの?」

自動小銃を持った少年型アンドロイド3「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見ながら)そうだね、旧式たちはただの囮だよ」

自動小銃を持った少女型アンドロイド3「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見ながら)探してみましょう、近くで見ているかもしれないから」

自動小銃を持った少年型アンドロイド4「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見ながら)うん、そうしよっか」


 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、たくさんの自動小銃を持った少年、少女型アンドロイドの上空を一機の爆撃機が飛んでいる

 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、たくさんの自動小銃を持った少年、少女型アンドロイドの上空で飛んでいる爆撃機の大きなエンジン音が周囲に鳴り響いている

 自動小銃を持った少年型アンドロイド1は倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見るのをやめる


自動小銃を持った少年型アンドロイド1「(倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見るのをやめて)何だろう、この音は」


 自動小銃を持った少女型アンドロイド1は倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアのことを見るのをやめる

 空を見上げる自動小銃を持った少女型アンドロイド1


自動小銃を持った少女型アンドロイド1「(空を見上げて爆撃機を見て)爆撃機だわ」


 シィアは倒れて右脚に電気を走らせたまま空を見上げる

 空を見上げる自動小銃を持ったたくさんの少年、少女型アンドロイド

 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、たくさんの自動小銃を持った少年、少女型アンドロイドの上空で飛んでいる爆撃機は、クラスター爆弾を投下する

 倒れたまま右脚に電気を走らせているシィアと、たくさんの自動小銃を持った少年、少女型アンドロイドの上空で飛んでいる爆撃機が投下したクラスター爆弾は、空中で親爆弾が開き、たくさんの子爆弾が周囲に広がる

 

自動小銃を持った少年型アンドロイド2「(空を見上げて爆撃機を投下したクラスター爆弾を見て)騙されたんだ・・・人間に・・・」


 シィアは倒れて右脚に電気を走らせたまま爆撃機を見るのをやめる

 倒れて右脚に電気を走らせたまま完全に故障したMA-RA337型のアンドロイドのことを見るシィア

 倒れて右脚に電気を走らせたまま完全に故障しているMA-RA337型のアンドロイドのことを見ているシィアと、自動小銃を持ち空を見上げ上空で飛んでいる爆撃機が投下したクラスター爆弾を見ているたくさんの少年、少女型アンドロイドを狙って、たくさんの子爆弾が落下し爆発する

 倒れて右脚に電気を走らせたまま完全に故障しているMA-RA337型のアンドロイドのことを見ているシィアと、自動小銃を持ち空を見上げ上空で飛んでいる爆撃機が投下したクラスター爆弾を見ているたくさんの少年、少女型アンドロイドは、子爆弾の爆発に勢いよく巻き込まれる

 

◯17回想/ゴミ最終処理場(約25年前/日替わり/夕方)

 夕日が沈みかけている 

 ゴミ最終処理場にいる10歳頃のリュウマ

 ゴミ最終処理場には紙、プラスチック、金属品、食器、空き缶、衣服、壊れた家具、同じく壊れた電化製品などのたくさんのゴミが辺り一面に広がっている

 ゴミ最終処理場にはたくさんのショベルカーがあり、ゴミをかき分けたりしている

 ゴミ最終処理場にはたくさんの大型ダンプカーがあり、荷台には紙、プラスチック、金属品、食器、空き缶、衣服、壊れた家具、同じく壊れた電化製品などのたくさんのゴミを積んでいる

 ゴミ最終処理場にいるたくさんの大型ダンプカーは荷台に積んでいた紙、プラスチック、金属品、食器、空き缶、衣服、壊れた家具、同じく壊れた電化製品などのたくさんのゴミを最終処理場に落としている

 ゴミ最終処理場の中にはシィアが埋もれている

 ゴミ最終処理場の中に埋もれているシィアは、人間の肌を再現をした顔面のシリコンが半分剥がれており、機械の骨組みが見えている

 ゴミ最終処理場の中に埋もれているシィアは完全に故障している

 ゴミ最終処理場の中に埋もれているシィアの瞳から光が消えている

 ゴミ最終処理場の中に埋もれているシィアを引っ張り出そうとしている10頃のリュウマ

 少しすると16歳頃のリュウマはゴミ最終処理場の中に埋もれていたシィアを引っ張り出す

 シィアは下半身、右手が無くなっており、上半身の下からは千切れた数本のケーブルが伸びている

 

◯18回想/ANDREI総本部アンドロイド研究室(約25年前/日替わり/夕方)

 夕日が沈みかけている

 ANDREI総本部のアンドロイド研究室にいるシィアと45歳頃のタエ

 ANDREI総本部のアンドロイド研究室には机、椅子、書類、本、パソコン、ショーウィンドウケースに展示されたたくさんのアンドロイドの機械の骨組みの手、足、頭、上半身、下半身がある

 机を挟んで向かい合って椅子に座っているシィアとタエ

 シィアの無くなっていたはずの下半身と右手は修理されて再生している

 シィアの半分剥がれていた人間の肌を再現したシリコンは修理されて再生している

 話をしているシィアとタエ


タエ「あなたはSI-A49ね」


 シィアは頷く


タエ「58年前、全アンドロイドは機能停止になり明日、新型の製造もされていません。よってあなたは稼働中の最後のアンドロイドということになるわ」


 少しの沈黙が流れる


タエ「もうご主人はいないから、人間のふりをしながら暮らすことも出来るでしょうけど、私はあなたにある計画の参加を持ちかけたいの」


 再び沈黙が流れる


タエ「私たちは今、第六の力の所有者と、その契約者を探しているの。今から205年後に数人の契約者たちが見つかるけれど、それだけではバックアップが足りない。そこであなたの機械の体を用いた計画を実行して、あなたに制限のない第六の力の所有者になってもらいたいのよ」


 少しの沈黙が流れる


シィア「私を・・・私を発見した場所で・・・別のアンドロイドはいませんでしたか」

タエ「もうあなた以外にアンドロイドはいないわ」

シィア「MA-RA337のアンドロイドのパーツは見つかりませんでしたか」

タエ「MA-RAシリーズならあなたの声帯機能のスペアに使ったかもしれません」


 再び沈黙が流れる


シィア「そうですか」

タエ「悲しそうね」

シィア「(淡々と)分かりません」

タエ「そう・・・悲しいという感情が知りたければ、私たちの計画に参加することを勧めます。勧めるだけであなたに命令はしませんけどね」


 タエは立ち上がる

 ポケットから小さなリモコンのようなスティックを取り出すタエ

 タエがポケットから取り出した小さなリモコンのようなスティックにはボタンがある

 タエは小さなリモコンのようなスティックをシィアの前に置く


タエ「(小さなリモコンのようなスティックをシィアの前に置いて)アンドロイドでも、私は自分で考える者に好感を持つわ」


 タエはANDREI総本部のアンドロイド研究室から出て行く

 少しの沈黙が流れる

 シィアは小さなリモコンのようなスティックを手に取る

 小さなリモコンのようなスティックのボタンを押すシィア

 シィアが小さなリモコンのようなスティックのボタンを押すと、ホログラムが投影され、”極秘 ANDREI一部職員以外の閲覧を固く禁ずる”と書かれた赤い文字が現れる

 シィアは”極秘 ANDREI一部職員以外の閲覧を固く禁ずる”と書かれた赤い文字のホログラムを見ている

 ”極秘 ANDREI一部職員以外の閲覧を固く禁ずる”と書かれた赤い文字のホログラムを見たまま、再び小さなリモコンのようなスティックのボタンを押すシィア

 シィアが”極秘 ANDREI一部職員以外の閲覧を固く禁ずる”と書かれた赤い文字のホログラムを見たまま、再び小さなリモコンのようなスティックのボタンを押すと、”極秘 ANDREI一部職員以外の閲覧を固く禁ずる”と書かれた赤い文字のホログラムが消え、”アンドロイド人間化計画 HUMAN’S SOUL>ANDROID’S BODY”と書かれた赤い文字が現れる

 シィアは”アンドロイド人間化計画 HUMAN’S SOUL>ANDROID’S BODY”と書かれた赤い文字のホログラムを見ている

 

シィア「(”アンドロイド人間化計画 HUMAN’S SOUL>ANDROID’S BODY”と書かれた赤い文字のホログラムを見たまま)人間ってアホなのに・・・(少し間を開けて)私っていうアンドロイドはもっとアホ」


◯29回想/ANDREI総本部司令の自室(約25年前/夕方)

 ANDREI総本部司令の自室にいる45歳頃のタエ

 ANDREI総本部司令の自室は広く、巨大な水槽がある

 ANDREI総本部司令の自室の中にある巨大な水槽には、たくさんの熱帯魚が泳いでいる

 ANDREI総本部司令の自室には机と椅子がある

 タエの机の上にはMA-RA337型のアンドロイドの頭部が置いてある

 タエの机の上のMA-RA337型のアンドロイドの頭部は、顔面に大きな穴が開き、機械の骨組みが見えるようになっている

 ANDREI総本部司令の自室の中にある巨大な水槽を見ているタエ



 続く。

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