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平常話

作者: 玉崎蓮

Twitterで行った1rtごとに100字書くという企画のやつを書きました。文字数抑えるのが難しいとわかった作品です。

 今朝も山﨑隆仁はいつも通り学校に行く。いつもの様に起きて、いつものように朝ごはん を食べ、いつも通り歯磨きをして、いつも通り歩く。登校中は隣の茅ヶ崎智明となんてこと ない話をする。今まで話したことはなかったが、最近話し始めると隆仁は驚いた。意外と話 の合う奴だったからだ。今まで誰とも話していなかった智明は、正直まだ表情の動きとか、 言葉の選び方にはまだ違和感があるが、気になるほどじゃない。これも全部『いつも通り』。 隆仁は変化のに日々に飽き飽きしているのだ。

 その日の昼休み、クラスメイトの様子がおかしいことに隆仁は気づく。みんな張り付いた 様な笑顔をしているのだ。隆仁は怖いと思った。そして、智明が同じような笑顔をしながら 話す。気持ち悪い。まるで智明じゃないみたいだ。たまらなくなって教室から逃げ出す。(屋 上の鍵は壊れている。そこへ逃げよう。)

 いつもなら、屋上前階段にはたくさんのカップルがいるのに今日は一人もいない。そして 屋上にでた隆仁の目に映ったのは、胡散臭く『幸せマシーン』と書かれた機械だった。近く には養護教諭の佐藤先生がいた。

「あなたは、幸せも不幸せも感じていないのね。だからここに導かれたのね。」

「あいつらを元に戻せ!あんなのもう人じゃない。」

「彼らは幸せを感じているのに?」

「泣いて笑って、そうやって生きることの方が幸せだ!」

「あらそう、なら今回はひいてあげる。」

そして本当に彼女は機械を止めた。そして、いつも通りを噛み締めながら 1 日を終えた。

翌日、隆仁は『いつも通り』を味わっていた。智明と話をしながら思わずつぶやく。 「いつも通りが一番。」

「え?何か言った?」

「いや、何も言ってないよ。」

文字数、足りない…………

でも逆に、いい経験だったかもしれない。

元はもっと長いのかかる予定だったんだけどな…………あれ?

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