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十階 ギントは力量が上がった!

「お前達! 集まれ!」


 俺が突然のハーレム展開に戸惑っているとガルが声を上げて、それを聞いたウルを初めとするアマゾネス達が俺とガルの前に集まった。そしてそれを確認してからガルが口を開く。


「聞け! 私達の部族は一度、あの『トリアル王国』の罠にはまり全員命を落とした。しかし! こちらにおられる主人様の偉大な魔術によって復活した! これより私達部族は主人様を王とし、付き従っていくこととする! 異存はないな?」


「「はいっ!」」


 ガルの宣言にアマゾネス全員が声を揃えて返事をする。これで移動迷宮を守る為の部下ができて本当によかっ……た……?



【移動迷宮???の住人が十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】【移動迷宮???の住人が二十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】【移動迷宮???の住人が三十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】【移動迷宮???の住人が四十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】【移動迷宮???の住人が五十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】【移動迷宮???の住人が六十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】【移動迷宮???の住人が七十人を越えた!】【移動迷宮???と支配者ギントの力量が上がった!】



「………っ!?」


 突然頭の中に大量の情報が流れ込み、頭痛を感じた俺はその場で膝をついてしまった。な、何だ? 今の頭の中で何人もの人が大声で叫んだような感覚は?


「ギント様! 大丈夫ですか!?」


「だ、大丈夫だ」


 いきなり膝をついた俺を見て慌てて駆け寄ろうとしてくるウルを手で制した俺は、一つ思い当たることがあったので小声で「ステータス画面」と呟きステータス画面を呼び出した。




[ギント]

 力量:8

 生命:53/53

 魔力:643/1368

 才能:47

[能力]

 筋力:13

 耐久:19

 敏捷:8

 精神:11

[魔術]

 ★武器創造Lv10、★屍人形Lv10、★生霊操作Lv10、身体能力強化Lv10

[異名]

 現代の忍者、死霊魔術師、正義の刑事、理想に絶望した者、転生者、移動迷宮の支配者、死者を蘇らせる者、慈悲深き者、本音を隠す者、女蛮人達の主人

[装備]

 武器創造Lv10の魔石(体内)、粗悪な腰布




 ステータス画面を確認するとやはりステータス画面の内容がいくつか変わっていた。


 移動迷宮を成長させる方法の一つに移動迷宮を守る部下を増やすという方法があったが、頭の中に流れ込んできた情報から察するにどうやら部下を十人増やすごとに移動迷宮の力量……つまりレベルが上がり、それと同時に移動迷宮の支配者である俺もレベルアップするみたいだ。だがレベルアップしても魔力以外の数値は全く上がっておらず、やはりゲームのようにレベルアップしたから劇的に強くなれるというわけではないらしい。


 まあ、今は七十人以上のアマゾネスが部下になり、自分と移動迷宮がレベルアップしたからよしとしておこう。

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