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生と死

作者: ユウスケ

生きるとは、死ぬとは一体何なのだろう。

どうして人は生まれそして死ぬのか...わからない。生まれて生きていくということは死への道へ自ら歩いていくということだ。死ぬのは辛いし怖い。こういった感情がでるのなら最初から生まれてこなければよかったとさえ思う。だが、神様は不条理だ。皆神様を崇めるがこんな残酷な道へと送り込む神様はなにを思って私たちを生み出したのだろうか。ただ私たちを使って遊びたかっただけなのか、暇だったから作っただけなのか、もしかすると...と考えてしまう。これは神への冒涜なのかもしれない、しかし、私たちは知るべきなのではないだろうか、私たちがなぜ生まれたのかを。その答えを知ることで私たちは大きく変わってしまうかもしれない、いや、変わらなければいけないのかもしれない。

人間や生き物がいるから争いが起き、多くの血と涙が流れていく。争いを好むものは生まれてきたことに、神様に感謝をするだろう。だが、争いによって傷ついた者たち、争いを嫌う者たちは神様を恨み憎み嘆くだろう、なぜ自分たちを生み出したのか、なぜ助けてくれないのか、自分たちが一体なにをしただろうか、なぜこんな仕打ちをされなくてはならないのだろうか、なぜ...死ぬのか。

こう思った者たちは最後、死ぬ瞬間なにを思っただろうか。この者たちは不幸だったと傍観者である私たちは思うだろうがもしかすると幸せだったかもしれない。なぜ幸せだと思うか、誰が幸せなのか、それは家族がいた者たちだろう。どんなに辛くても家族がいればなんとかなる、なんとかしてみせる、そう思うのではないだろうか。誰しも生まれてきて一人ぼっちだったら寂しい、辛い、悲しい。生まれてくるんじゃなかったと思うはず。しかし、家族がいてはどうだろうか、家族がいれば少しは生まれてきてよかったと思うのではないだろうか、死ぬときも少しは幸せを感じられたのではないだろうか。

どうして生まれ、死んでいくのか、それはまだわからない、いや、わかってはいけないのかもしれない。

自分生まれた理由なんてどうでもいいし、死ぬときは死ぬときだという者もいるかもしれない。

たくさん笑い、たくさん泣いて、たくさん怒る。そういったことを神様は自分たちがしたかったのかもしれない。だから、自分たちの代わりに私たちを生み出したのかもしれない。

生と死とは怒ったり、泣いたり、笑ったりしていくことなのかもしれない。

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