酒の勢い
階段を降りるフルド
フルド「酔ってんのかな」
先程みた光景、明らかにオタルとフレイヤが俺のベットで裸で寝ていた。
そう言うことだろう、
そうか、
一階に降りた頃、2階の俺の部屋のドアが動く音がした。
足音と共にフレイヤが俺を追ってきた。一応服は着ている。俺の服、、、、、
ーーーーーー
一階の食事場の酒瓶を片付けながらフレイヤに水を出す。
フレイヤ「お酒がいい」
フルド「ダメだ、てかねぇ」
フレイヤ「、、、、」
無言で水を飲む
しばしの沈黙
フルド「なあ」
フレイヤ「言わないで」
フルド「、、、それ俺の服」
フレイヤ「うん、小ちゃい」
俺の服がフレイヤの胸で伸ばされている。
短パンはパッツンパッツンだ」
フルド「とりあえず自分の部屋にあるだろ、取ってこいよ」
フレイヤ「あんたの部屋の私の服取ってきて」
フルド「自分でとって「本当お願い」
フルド「、、はあ、わかったよ」
ーーーーーーー
自分の部屋に散らかったフレイヤの服を回収する
俺の服を着るくらいなら自分のを着れば良かったのに、まあそれだけ慌てていたってことか
下着も回収する。今のフレイヤはノーパンってことか・・・
降りるついでに自分の部屋に寝ているオタルを確認する。
寝息を立てながら熟睡している、こんなに起きないのも珍しい、まあしょうがない昨晩は本当に疲れたろう。
一階に降りフレイヤに服を手渡す。
フレイヤ「ありがと」
そのまま風呂場に行き着替えて戻ってきた。
そして再び椅子に腰掛ける。
ふとフレイヤの体質を思い出した。
強制吸収、
フルド「、なぁ、オタルが全然起きないのって」
フレイヤ「、、ああ、しまった、私が吸いすぎた」
フルド「、、、、大丈夫、だよな」
フレイヤ「うん、寝てるだけ、すぐに起きる、、、と思う、、、、」
そ言うと立ち上がり再び二階に早足で上がる。俺の部屋に入りしばらくして、俺の部屋にあった自分の服を回収し戻ってきた。
フレイヤ「うん大丈夫、魔力量も問題なし、
本当に寝てるだけ、寝返り打ってたし」
フルド「勘弁してくれよびびったぁ」
一歩間違えばフレイヤがオタルを搾り殺すところだったのか。
男としては幸せな死に方かもしれないが、
洒落にならん。
オタルの深層で鍛えられた魔素の吸収率のおかげだ。他の人間だったら干物死体になっていたかもしれない。
フレイヤの吸う量と同じかそれ以上だったと言うことだ。
ただいつも以上に吸われ吸い続けて疲れたってことか。
普段のオタルなら小さな物音でも起きる。
にしても、、、
フレイヤ「なに?」
フルド「なんでキレてんだよ」
フレイヤ「キレてない」
フルド「キレてんじゃん」
フレイヤ「、、、、、、」
フルド「後悔してんのか?」
フレイヤ「してないわけある??」
フルド「オークとヤッちまったからか?」
フレイヤ「、、違う!、、そんなわけ!!、、!、、
弟みたいに思ってたし、、、」
フルド「ならいいよ」
フレイヤ「は?」
フルド「王族の娘がオークなんかと寝たなんて周りに知られたらなんて思われるか、そん「やめて」
フレイヤ「そんなこと絶対にない、言いふらしてみれば?別に周りにしられても構わない」
ムキになったフレイヤを見て少し安心する。
フルド「じゃあいいだろ、仲間と酒に飲まれて1発ヤッちゃった、よくあることだ」
フレイヤ「、、、、、」
フルド「ひとつだけいいか?」
フレイヤ「?」
フルド「できれば、オタルから逃げるなんてことはしないでくれよ、できればな」
フレイヤ「、、、、うん、、、、、そうする」
フルド「たはははははは」
フレイヤ「何笑ってんだ、ぶん殴るぞ」
フルド「いや、、はは、すまんすまん」
フレイヤ「、、、はあ、しばらく酒はやめる」
フルド「そうしろそうしろ」
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