表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄腕オーク   作者: 利
オークと魔女と異世界人
61/71

国交

イリーナ「すっごぉおい!」


イリーナはその絶景に歓喜した。

洞界を抜け、俺たちフレイヤ一行と、ヴァンヘルト一行、セトの使者一行は、飛行船に乗りセト国を後にした。


イリーナとチヨはその船からの光景にはしゃいでいる。


オタル「大丈夫?」


飛行船が苦手な俺にオタルが声をかけてきた。


フルド「まあな、良くみんな大丈夫だな」


オタル「うん、この船一度も事故を起こしたことがないって言ってたよ。

船長はパルミアの人なんだって」


フルド「へぇ、苦手なのは俺だけか、フレイヤも嫌がってたけど平気だな」


オタル「うん、何度も乗ったことあるみたい」


フルド「残念だな、船のなかだったら力比べもうできないな」


オタル「ははは、まあね」


道中、オタルとプルートゥは暇さえ有れば組み稽古や相撲を続けていた。

結局ソルは参加することはなかったが、共にきた他のアマゾネスやオーク達とも手合わせしていた。


ブロス・フィーラというアマゾネスはなかなかに強かったみたいで、あのオタルと互角の戦いを繰り広げ、一応はオタルが勝ったが、

ヴァンヘルトにはあの女よりも強いのがザラにいるらしい。末恐ろしいもんだ。


ベル「なに?もしかして怖がってんの?」


フルド「そうだよ、お前ら初めてなのになれてんな」


ベル「楽しまなきゃ損だろ」


フルド「へいへい」


ベル「にしてもすげえな、外の技術は、こんな布で浮くもんなんだな」


フルド「反重力とか訳わかんねぇ魔法も使ってるがな、どうだ?外の世界は?」


ベル「知ることが多そうだ。もちっとセトの文化を楽しみたかったが、、ワクワクしてるよ」


フルド「そうか、、、なあ、イリーナのことだが」


ベル「ああ、ソルから聞いたか」


フルド「あんたが俺らを嗅ぎ回ってたのはそれが目的だったのか?」


ベル「ああ、そうだよ悪かったな」


フルド「別に良いけどよ、約束はできねえぞ」


ベル「、、、ああ、よろしく頼むよ、代わりになら何でもするよ」


フルド「何で持って言った?」


ベル「ああ、望むんなら寝てやろうか?」


フルド「お前らの貞操概念どうなってんだよ」


ベル「別に?そちらの文化とは違うもんで」


フルド「何でこそまで、あの二人に恩でもあんのか?」


ベル「いやないけど」


フルド「お優しいこって」


ベル「そういうわけじゃない、何だろな情ってやつかな、イリーナは生まれた頃から知ってる。妹みたいなもんだしな」


オタル「僕でも力になれるなら、手伝いたい」


フルド「えーお前とヤるのはちょっと」


オタル「違うよ!、そんなこと言ってるとモテないよ」


フルド「どうせ言わなくてもモテねーよ!」


ベル「はははは」


ーーーーーー



イリーナとチヨは飛空艇の中を探検していた。

その跡をソルがついていく。


チヨとソルの静止を振り切り船長室の扉を開ける。


イリーナ「ねぇ!ソル!チヨネェ!ここの景色もすっごーい!」


ソル「イリーナ、迷惑だぞ」


船長「、、、、、、」


あまりみないオークの姿に船長室の船員の視線がソルに集まった。


ソル「すまない、邪魔をした、イリーナ行くぞ」


イリーナ「えー、」


船長「いやいいぞ、確かにここの景色が一番絶景だからな!

周りのもんは触らんでくれ、

見るだけならいくらでもおってくれ」


イリーナ「ほら!」


そう言ってイリーナは船長室の前方の景色見に走る。下まで風景が見える強化硝子に手を突きその絶景を眺める。


ソル「ありがとう、ソルだ」


船長「船長のゴルゾンだ、飛空艇は初めてか?」


ソル「ああ、」


船長「平気そうだな、大概の奴はおっかなびっくりなんだがな」


ソル「不思議な気分ではある。落ち着かない」


船長「ははは!そのうちなれるさ」


イリーナ「ねぇ!!あれ何?ケトゥスの近くにあるちっちゃいの!」


ゴルゾン「ケトゥス?」


チヨ「天鯨のことです」


ゴルゾン「ああ、天鯨の調査船だよ」


イリーナ「へぇ、あんな高いところまでいけるんだ」


ゴルゾン「あれは特別製だからな、ちっちゃく見えるが、この船の倍はデケェんだぞ」


イリーナ「へぇ、ねえねえ、天鯨はしゃべるって本当なの?」


ゴルゾン「ああ、本当だぞ、まあわかるにはすげえ時間がかかるみたいだがな」


イリーナ「別の国の言葉をしゃべるから?」


ゴルゾン「言葉ってか鳴き声だな。ただ鳴き声にも何千通りもあるみたいでな、それを聞き分けるのが至難の技なんだよ、ちなみに俺は少しならわかるぜ」


イリーナ「あれにのってたの?」


ゴルゴン「ああ、、ちがうな、あそこで産まれたんだ。まあ違う船だがよ」


イリーナ「だから高いところ平気なの?男の人ってこの船苦手な人多い気がする」


ゴルゾン「はははは!たしかにびびるやつは多いがな、俺に関してはそうかもしれんな」


イリーナ「そうだよ!ソルも緊張してたもん」


ソル「、、、、」


ゴルゾン「はははははは!」


ーーーーーーー


勇都ガノリア、ゲラルドワーカーズ事務所


リザードマンのリカードは頭を悩ませていた。


ティアラ「大丈夫?リカード」


ティアラはそう言ってお茶を出す。


リカード「あ、ありがとうございます。いえ、これ見てください」


ティアラ「ヴァンヘルト留学生受け入れ願い、ヴァンヘルト、、、、ごめんなさい知らないわ」


リカード「大陸の南のアマゾネスの地域がオークと共に国を立ち上げたらしいんです」


ティアラ「もしかしてオタルがフレイヤさんたちと行った」


リカード「そうです。いまそのオタル達とこちらにきてるみたいで、とりあえず数名、その後も増やしてこっちで働かせてくれないかと」


ティアラ「あらダメなの」


リカード「ダメっていうか、言葉がわかるっていうけどどのくらい話せるかわかんないし、アマゾネスはともかくオタル以外のオークなんて信用できるか、、」


ティアラ「、、、、そうね、、気持ちはわかるわ、でも大丈夫なんじゃない?」


リカード「、、、、」


ティアラ「たしかにオタルは特別かもしれないけど、大丈夫あの子みたいに穏やかなオークだって沢山いるわ、現に北の村にいたんでしょ?」


リカード「いや、ザックスさんの頼みだし聞くつもりではいるんですが、、、、不安で」


ティアラ「大丈夫、どうにかなるわ」



ーーーーーーーー


勇都、ガノリア城


ザックス「よう、レオン、わざわざきてもらって悪い」


レオン「いいさ、幹部様にはこういう時でないと会えないからな」


ザックス「やめろよ」


レオン「話しはヴァンヘルトか」


ザックス「ああ、色々とめんどくさいことになりそうでな」


レオン「もうなってるなるだろ」


ザックス「悪いな、どこも受け入れたくないみたいでよ、ほらオタルであんた達が一番オークに対して慣れてるだろうしよ」


レオン「いや、オタルだけが特別であって、他のオークはな」


ザックス「ほんと悪いが、もう頼むとこはゲラルドワーカーズしかないだよ、橋渡しになってくれ」


レオン「はぁ、そんな話か?」


ザックス「いや、よんだのは別だ、、今回ヴァンヘルトの交流目的は知ってるな?」


レオン「ああ、傭兵の国だったか」


ザックス「ああ、うまくいったら100人規模の小隊をガノリアに置く、まあまだ案の段階だが」


レオン「いいのか?」


ザックス「わからん、少なくとも兵士の死者は減る。兵士の価値が下がる声もある」


レオン「、、、、」


ザックス「俺も正直助かる。部下が死ぬ確率が減るんだからな」


レオン「たしかにわかるが、、、、」


ザックス「オタル、あいつを育てたのはあんたらだろう、あいつは信用できる。だからこそ、ヴァンヘルト兵のまとめをあんたにして欲しいんだ」


レオン「オタルはゲラルドがいたからだ、俺の力ではない」


ザックス「それでもだ、頼める奴がいないんだ、責任は俺が全部取る。もしオークが何かやらかしてもあんたらには迷惑をかけない。

俺が責任をとるからこそ、安心して任せられるのはあんたらしかいないんだ。

それにオタルがいる」


レオン「オタルをどうするんだ?」


ザックス「あんたの下に付ける、階級よりもヴァンヘルトは強者に従う気質だ、オタルなら問題なくいうことを聞くかもしれない」


レオン「、、、、それだけはダメだ」


ザックス「なぜ?」


レオン「オタルが彼らに仲間意識を持ってみろ、捨て駒にしようものならオタルは絶対反対する」


ザックス「その辺はわかってくれるだろ」


レオン「無理だ、あいつは他人の命を無碍にできない、ゲラルドはそういうふうに育てた」


ザックス「オタルだってもうガキじゃない、割り切ってくれるさ」


レオン「、、、、あいつは、、ゲラルドの教育は洗脳に近い。オタルはな、仲間の役に立たなければ生きれないという考えを根本にある。


もしオーク達も仲間と思えば、あいつはお構いなく自分の命を差し出してでも助けるだろう

あいつにだけはそんなことをさせたくない。


穏やかに生きてほしいんだ」


ザックス「、、、そうだよな、!すまなかった、」


レオン「、、、、、まだ、決定ではないんだろ、留学生を見てから考えておこう」


ザックス「助かる」


レオン「期待はするな」


ザックス「ああ、わかっている」









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ