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鉄腕オーク   作者: 利
オークと魔女と異世界人
6/71

オーク

「ねえ?本当にこの辺りなの?」


オークを追い、オタルの肩に乗ってに山に登っていたフレイヤは一旦地面に降り、オタルにそう問いかけた。


「はい通ったことは間違いありません。多分もう縄張りかなと」


「まさか、こんな近くを通ってたなんて」


オタルとフレイヤは山の中腹にたどり着いていた。フレイヤはうっすらと見える昼間いた小さな村の明かりを見る。


「夜だと全然見えるじゃない」


「よかった、もし夜だったら見つかって、襲われたかも知れないですね」


(ちょうど私が魔物退治に村を離れてた時だったら)


村がオークに見つからなかったことに安堵し、オークの痕跡を調べるオタルに声をかける。


「で、ある程度わかってんでしょ?」


「はい、多分数は10頭後半、それと、、人が数人、子供が二人」


「急ぐわよ」


「あの僕一人でも・・・」


「信用してないっていってるでしょ。」


「はい、、、、わかりました」


ーーーーーーーーーー


少し前になる。怪我をしていた少年トラエの事情をフレイヤは聞いていた。


本当なの?


「はい、この村から離れたところで馬車が襲われてました。20人の家族ぐるみだったみたいです、全員殺されていました。

トラエだけ生き残っていて、事情を聞いて、、、」


「で、それを追ってきたって?」


「はい」


「どうするつもり?」


「殺します」


「・・・・・」


オタルは間を空けずにそう答えた。


「・・・わかった」


「信じてくれるんですか?」


「信じられないからいくの」


その言葉にオタルは、何も言わずに、はい、と答えた。














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